8月24日
葬儀中の少女宅へ被害者がさしていたクシが郵送されてきた。宛名は父親あてで比較的細いペン字で丁寧に書いてあった。
8月28日
読売新聞社に「オレが真犯人だ。オレがやったのは計画的な完全犯罪だ」との電話。犯人は「他にも殺しを一つやっている」とほのめかしている。
9月1日
午前4時45分、工員で定時制高校(被害者と同じ)1年の少年(18歳)を強盗殺人で逮捕、同人は間もなく犯行を自供。午後1時50分頃、調べ室から留置場に降りてきた少年はカメラマンのフラッシュの集中攻撃の中でうす笑いを浮かべてポーズをとった。
自供によると8月17にち泳ごうと思い高校のプールに要った折、屋上で少女に話しかけ、自分が持っていたナイフで脅してやろうと思いナイフを突きつけ、青くなった少女のの前で、自分の右手を傷つけ血を出したところ、大声を出したので首をしめた、というもの。
少年の取調は追求という雰囲気は少しも見られず、同人はいたって冷静、朗らかで好物のキツネうどんを食べながら終始スラスラと答えていたという。「殺したいという気持ちは全然なかった」、「いまだに少女を殺してしまったような気はしない」といっている。
9月10日
一部報道機関が少年を実名報道
9月
4ヶ月前の4月21日に自宅から100メートルほど離れた家に住んでいた賄い婦田中せつ子さん殺しも自供
34年2月
死刑判決
36年8月
最高裁上告審棄却
37年1月
仙台刑務所で死刑