エリート一家の高校生弟殺害事件



 昭和39年7月15日、東京都三鷹市の自宅で、慶応志木高校3年の長男(18)が2年の次男(16)をナタで惨殺、逃走したが2日後に捕まった。
 「3人組が侵入して自分はクロロホルムをかがされて自由を失い弟は殺された。犯人のことを言うと自分も殺される」という詳細な筋書きを綴ったノートを持っていたが、やがて犯行を自供。
 当初は「弟がわがままで乱暴ばかりして母を泣かせたりしているので殺した」と供述していたが、じつは兄弟とも野球チームリーダーで人気のある弟をねたんでナタで頭を20数回も殴ったもの。
 父親は大学教授、母親は日本初の女性検事で少年問題の専門家。
(高3年生は、殺人罪で4年以上6年以下の不定期刑)



昭和39年当時の新聞社説




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