少年犯罪データベース 警官襲撃事件

※昭和24年以前の年齢表記は数え年のため満年齢にすると1〜2歳低くなる※





昭和14年(1939).8.16〔20歳(満18〜19歳)ら3人組が警官殺人して留置所脱走〕
 大阪府豊中市の警察署で、窃盗容疑で留置されていた3人(20,56,59)が警官(29)を絞殺して脱走、8.27までに逮捕された。


昭和16年(1941).11.8〔17歳(満15〜16歳)が警官2人襲う〕
 東京市渋谷区の路上で深夜2時、少年(17)が警官(24)に不審尋問されるといきなりナイフで背中を刺して1ヶ月の重傷を負わせて逃走、捜索の警官(26)に見つかってナイフで背中を刺して1週間の傷害を負わせたが逮捕された。川崎市の興亞院に収容されていたが10.1に脱走、時計7個と現金230円を持っていた。





昭和21年(1946).11.27〔18歳(満16〜17歳)ら脱走犯8人が警官殺害〕
 兵庫県姫路市の姫路少年拘置所で、強盗容疑などで収容されていた8人(18〜30)が脱走、その夜に巡査(40)が見つけて職務質問したが、棒で殴って殺害、現金458円、巡査手帳、自転車を強奪して逃走、12.3までに逮捕された。


昭和23年(1948).1.9〔18歳(満16〜17歳)ら4人組強盗が警官殺害〕
 東京都中央区で、4人組の強盗が自転車商に押し入りピストルとナイフで脅したが、この家の老人(66)が非常ベルを鳴らしたため射殺して逃走。途中、警官2人が強盗の1人(18)を捕まえたが警官1人がナイフで殺害された。残りの24,23,22歳も数日のうちに逮捕。4人は親戚関係で、遊興費欲しさに同じく親戚である家を狙ったもの。


昭和25年(1950).11.4〔中2が警官を射殺〕
 兵庫県神戸市の派出所で、中学2年生(13)がピストルを奪い巡査(26)を射殺して逃走した。指名手配されたが7時間後の翌5日午前3時半に射殺現場から2キロ離れた国鉄高架下で左胸部を撃って自殺しているのを発見された。盗んだ革靴を古物商に売却したチンピラ窃盗団の一味と疑われて任意出頭して取り調べを受けていたもの。
(朝日新聞では13歳、大阪毎日新聞では14歳との記述)


昭和26年(1951).9.10〔17歳ら2人が警官襲って奪ったピストルで強盗〕
 神奈川県足柄上郡の駐在所で、無職(17,28)2人が「ケンカが起こったので来てください」と巡査(40)を誘き出して丸太で殴って意識不明にして拳銃を強奪して逃走した。この拳銃を使って強盗3件を起こして9.16に逮捕。


昭和27年(1952).1.15〔17歳がピストルで警官撃つ〕
 兵庫県神戸市で、少年(17)が巡査に職務質問をされて手製ピストルを撃って逃走、1.30にタクシー運転手に手製ピストルを突きつけて千円を強奪して逮捕された。神戸地裁は殺人未遂1件、強盗3件、強盗未遂2件で、懲役5〜8年の不定期刑。ピストルの弾を貸した友人(17)は懲役2年6ヶ月〜5年の不定期刑判決。


昭和27年(1952).1.28〔高校生4人がピストル奪うため警官襲撃計画〕
 東京都大田区の交番で、高校生(18)4人がピストルを奪うために警官を襲おうとしたが、不在だったため未遂に終わり、強盗予備罪で逮捕された。バクチで親に叱られて4人で家出して部屋を借りようとしたが、資金稼ぎの強盗のためにまずピストルを手に入れようと計画したもの。


昭和27年(1952).3.7〔19歳2人がピストル奪うため警官殺害〕
 兵庫県神戸市の墓地で、夜間高校4年生(19)と無職の男(19)が警官を殺害してピストルと警察バッチなどを奪ったが、すぐに逮捕された。強盗をするために警官からピストルを取ろうと、つるはしで顔や頭をめった打ちにしたもの。


昭和27年(1952).3.7〔18歳ら4人がピストル奪うため警官殺害計画〕
 東京都荒川区の交番で、少年が来て「この先に行き倒れがいる」と通報したので行ってみると雪の上にもうひとりの少年が倒れていた。交番に担ぎ込んだが仮病らしいので追求すると先に通報した少年が逃走した。付近を探すと別の二人の少年が逃げ出した。日本人(18)と21歳、19歳、18歳の朝鮮人の工員で、4人は遊ぶ金のために強盗を計画、まずピストル奪うため警官を誘き出し石で殺害しようとしたもの。


昭和27年(1952).10.12〔18歳がピストル奪うために警官襲う〕
 大阪府大阪市の派出所で、電気工(18)が道を尋ねる振りをして巡査の頭を斧で滅多打ちにして重体として拳銃を強奪、4時間後に古物商で服を強奪して拳銃を発射し逃走、盗品を古着屋に売って千5百円を手に入れた。パチンコや映画で遊んだのちに急に怖くなって10.14に自首。
 熊本県天草郡出身で、2年前に母親と兄弟を残して父親と2人で大阪に来て父親の仕事を手伝っていたが厳しい父親に反発して10.6に家出。ギャング映画を観てピストル強盗をやればおもしろいだろうと思い付いたもの。8人兄弟の長男。大阪地裁は求刑通り無期懲役判決。


昭和28年(1953).1.21〔19歳が拳銃奪うため警官襲う〕
 愛知県名古屋市で、クリーニング店員(19)が道を尋ねるふりをして交番に立ち寄り、いきなり巡査(55)にビン入りの硫酸を投げ付け、両目失明と顔の大火傷で重体として逃走、1.25に逮捕された。ピストル強奪を計画したものだが、何も盗らずに逃げていた。


昭和28年(1953).3.18〔中3ら4人が風俗遊びのため強盗〕
 東京都足立区で、中学3年生(15)3人と高校生(18)の4人グループが女遊びのために強盗を繰り返していた逮捕された。自供しただけで17件、稼いでは玉ノ井、千住などの花街に入りびたっていた。また、警官を殴り殺してピストルを奪おうと樫の棒を用意していた。


昭和28年(1953).6.26〔高1があっと驚かすためピストルで警察襲撃〕
 茨城県鹿島田町の警察署で深夜1時、定時高校1年生(15)が車庫でパトカーのクラクション鳴らし、宿直の刑事を誘き出してピストルで左腕を撃ち、銃声で飛び出してきた部長刑事の脇腹を撃って自転車で逃走したが、すぐに逮捕された。
 「どうせやるならでかいことをやろう。それには警官を襲撃するのが一番だ」と前日に別の地区の派出所の宿直室で寝ていた巡査のピストルを奪い、わざわざクラクションを鳴らして正面から堂々と警官を撃ってパトカーを奪って東京に行き、同士を集めて房総半島の山中の地下にレーダーでも見つからない秘密基地を作り、銀行強盗で何千万も稼いでギャング団のボスとして世間をあっと驚かせる計画だった。
 IQ130で中学を1番の成績で卒業、高校はほとんど行ってなかった。父親(57)は戦前に工場を経営して裕福だったが戦争と病気のため生活保護を受けるほど貧しくなった。しかし、家庭は円満で継母との折り合いもよく、親孝行で弟たちの面倒もよく見ていた。マゼランを尊敬する冒険好きで総理大臣になるのが夢の明るい性格だったが、日常に退屈し、設計図を引いてピストルを自作していた。父親は「本当に頼もしい息子と思っていましたので、今度の事件は本当にうちのせがれがしたとはどう考えても考えられません。背後に不良がいて脅迫されて仕方なしにやったのでないかとしか」と語る。「現在の法律に正面から反抗したかった」と自供し、まったく罪の意識がなく平然としている。水戸少年鑑別所の精神鑑定では、動機は社会への反抗ではなく「空想性」によるもの。


昭和28年(1953).7.23〔高3ニートが警官刺す〕
 長野県東筑摩郡の農協で深夜2時、定時制高校3年生(18)が窃盗のため侵入し、防犯ベルで駆け付けた警官の胸を包丁で刺したが取り押さえられた。学校に行かず遊び歩いており、映画やパチンコのための金が欲しかったもの。


昭和28年(1953).8.3〔17歳がピストル奪うため警官襲撃〕
 東京都新宿区の派出所で深夜2時、近所の少年(17)が休憩室に窓から侵入、寝ていた巡査(21)の頭をバットで殴りつけ出刃包丁で刺してピストルを奪おうとしたが、血だらけの巡査に取り押さえられた。
 探偵小説マニアで「影なき犯罪」をやってみたいと考え、そのためにまずピストルを手に入れようと目つぶしをつかって巡回中の警官をねらったがうまくいかず、今回の襲撃を実行した。


昭和28年(1953).8.5〔19歳ら2人が警官刺殺〕
 東京都北多摩郡東村山町の路上で夜10時、無職(21)と元ブリキ職(19)を巡査(27)が職務質問したが、ナイフで腹を刺して巡査を殺害、逃走して無職はすぐに捕まり、少年は12日に自首した。盗んだモーターを運んでいるところだった。


昭和28年(1953).10.17〔17歳が警官刺してピストルで撃たれる〕
 大阪府守口市で、無職少年(17)が出刃包丁で巡査(22)の背中を刺して瀕死の重傷を負わせて逃走、大阪市の公園で警官隊に見つかり逃走しようとしたが、巡査(27)が威嚇のため発砲したピストルの弾が脇腹を貫通して重態となった。
 5月まで感化院に入っており、7.31に窃盗を働いて指名手配中だった少年を叔父宅で逮捕しようとしたところ、台所から包丁を持ち出したもの。


昭和29年(1954).5.11〔17歳が警官襲い撃たれる〕
 東京都豊島区の路上で朝10時、少年(17)が友人(18)とケンカして、ナイフで腕を刺した。巡査(42)がとめようとするとナイフで襲ってきたため、ピストルを2発撃って威嚇したが、ひるまず「俺を撃て」と向かってきたので地面に一発撃ったが跳ね返って足にかすって取り押さえた。就寝中に友人が勝手に部屋に入ってフトンを取ったことから激昂したもの。





昭和30年(1955).9.27〔18歳がピストル奪うため警官襲撃〕
 神奈川県横浜市の派出所で、都立大学附属夜間高校4年生(18)が道を尋ねるふりをして、隠し持っていたナイフで巡査の頭部や背中に切りつけたが、重傷を負った巡査に格闘のすえ取り押さえられた。同窓会の会費を使い込んだためにピストル強盗を計画、まずピストルを奪うために警官を襲ったもの。
 翌日には東京でも23歳のとび職がピストルを奪うため警官をナタで襲っている。


昭和31年(1956).1.11〔高3ら5人が警官殴って撃たれる〕
 東京都三鷹市の井の頭公園の池で、都立石神井高校3年生(18)がテグスで密漁をしているのを警官(20)が捕まえたが、同級生(18)4人が助けるために警官を殴って逃走、追い掛けた警官はピストルを威嚇発射しようとして1人の尻から腹に貫通させて重体とした。残りの4人もすぐに捕まった。首謀者は警官の長男。警官は揉み合っているうちに暴発したと嘘を言っていたが、のちに自供し、業務上過失致傷で書類送検。


昭和33年(1958).1.24〔中学生の“暴力教室” 読売新聞引用〕
 東京都内の校長たちの間ではよるとさわると生徒の暴力問題が話題にのぼる。しかもこの話がでるとメシものどを通らなくなるノイローゼぶり。なかには「少年院送りとまでいかない暴力少年だけを集めて教育する特殊学校をつくっては……」との悲鳴も聞かれるほど。
 最近の主な“暴力教室”事件をあげると、
▽東京府中四中――3年生の男子生徒が、悪い点をつけた女教師の腰を蹴って負傷させ、さらに後日、サボっているところを見咎めた教師を職員室までおしかけて殴る。
▽茨城・平磯中――教室で騒いでいた生徒に「外に出て遊べ」と注意した教師がビンタをくらい1週間の傷。
▽東京・足立八中――“八中の番長”と自称する札つき生徒10数人が、彼らのハデな服装をふり返って見た同じ3年生2人に「ガンをつけた」と校内でリンチ、さらに授業中の教室に木刀やストーブの鉄棒などを持って殴り込みをかけ5人を袋叩き。担任教師は手がつけられず警官を呼んでやっと収拾。叩かれた生徒の1人は重傷。
▽東京・中野第二中――生徒5人が授業中、校庭で喫煙、これを見つけて注意した巡査(25)を取り囲み「オイ、制服を脱げよ。やるなら相手になってやるぜ」とすごむ。通行人の通報で中野署員がかけつけて騒ぎをしずめる。同校では暴力生徒に昨年4月からガラス約1000枚(7万円相当)が壊されている。
(読売新聞1・24)


昭和34年(1959).3.6〔18歳が首相暗殺のため警官襲撃〕
 東京都秋葉原駅近くの交番で、修理工(18)が巡査の顔をナイフで3カ所刺し殺害、その場で逮捕された。勤め先のオートバイ修理店から1万2千円を持ち逃げして3.3に名古屋市から上京、「岸首相がいなくなれば労働者が助かる」とナイフを手に首相官邸に忍び込もうとしたが警戒が厳重で果たせず、まずピストルを奪おうと警官を襲ったもの。
 おとなしい性格で取り調べにも素直に答えていたが、地裁では無期懲役を言い渡された。


昭和34年(1959).7.7〔18歳ら4人が警官袋叩き〕
 神奈川県川崎市の公園で深夜1時、肉屋兄弟(18,22)ら4人が、通行人にからんでいたところ、警官(27)が留めに入ったのでベルトや下駄で袋叩きにした。


昭和35年(1960).1.23〔19歳がピストル奪うため交番襲う〕
 東京都板橋区の派出所で、少年(19)が飛び込んできて巡査(42)にタックルしてピストルを奪おうとしたが、格闘の末に同僚と3人で取り押さえた。千葉県市原郡出身で、強盗のためにピストルを入手しようとしたもの。
 2.1には東京駅前の派出所で、静岡県から上京したばかりの工員(24)が強盗のためにピストルを入手しようと20センチの工業用コンパスで警官を襲う直前に捕まっている。


昭和35年(1960).6.12〔高4が巡査刺しピストル奪う〕
 兵庫県宝塚市で深夜0時前、夜間高校4年生(18)が巡査(52)の胸など八ヶ所をナイフで刺し瀕死の重傷を負わせてピストルを奪い逃走、腕の傷を治療するため病院を訪れたところをすぐに逮捕された。遊興費欲しさに銀行強盗をしようと計画、まずピストルを手に入れようと、交番に来て交通事故でケガ人がいると通報、巡査運転のバイクに同乗して現場に向かっているうちに襲ったもの。ガソリンスタンドの店員。


昭和35年(1960).12.9〔18歳ら三人組が巡査刺しピストル奪う〕
 兵庫県伊丹市の路上で深夜11時過ぎ、三人組(18,20,21)が巡査(34)をナイフで刺してピストルを奪い逃走、18歳は12.12に追突事故を起して重傷を負ったが自動車を乗り捨てて逃走、残された靴が巡査襲撃現場の足跡と一致したため足が付き、12.14に大阪府豊中市の自宅で逮捕された。


※昭和35年(1960)にはピストルを奪うため警官を襲撃する事件が都内で8件起きている。※
※いずれも成年によるもの。すべてその場で取り押さえられている。※



昭和36年(1961).5.31〔19歳がピストルを奪うため警官毒殺〕
 熊本県熊本市の派出所で、写真現像業の平徹雄(19)が巡査(33)を殺害、さらに1.2キロ離れた場所でタクシー運転手も殺害して逮捕された。
 商売がうまくいかずに10万円の借金ができ、強盗をするためにまずピストルを奪おうと警官殺害の計画を立てた。薬局の友人から青酸カリを手に入れ、事件の前日に派出所に行って巡査と知り合いとなり、深夜に毒入り缶ジュースを飲ませて毒殺、制服を脱がせて自分が着込み、ピストルと警察手帳を奪って派出所前からタクシーに乗って逃亡しようとしたが、運転手に怪しまれたため射殺したもの。レイプの前科もあった。逮捕時に「猫を殺したのも同じ気持ち。何も後悔していない」と語る。
 元警官で町会議員も勤めた父親は躾に厳しくたびたび殴られた。中学までは成績もよく読書好きで生徒会長も勤めていたが、高校生になってからグレだし、1年生の時に本を万引きして中退、写真現像店をはじめた。
 昭和38年5月死刑確定。昭和44年1.18死刑執行。


昭和36年(1961).6.6〔15歳ら7人が酔って警官と乱闘〕
 東京江東区のバーで、工員やトラック運転手(15歳5人、17歳2人)7人が、酔っぱらってケンカして3人に1週間の傷害を負わせ、警官11人が通報でやって来ると「お巡りなどやっちまえ」と1時間も乱闘を繰り広げて警官5人にケガを負わせた。


昭和36年(1961).7.1〔高1が無免許で警官はねる〕
 東京都文京区で、高校1年生(16)がオートバイで警官(33)をはね、重傷を負わせた。一時停止せずに右折しようとして留められたが、無免許だったため逃走したもの。後ろに友人を乗せていた。


昭和36年(1961).7.6〔16歳が警官刺傷〕
 福岡県のデパートで、昨日少年院を出所した無職(16)が恐喝をして捕まったが、ジャックナイフで警官(23)を8カ所を刺し重傷を負わせて逃走した。30分後に牛乳配達員(18)をナイフで脅し、現金や腕時計を強奪した。


昭和36年(1961).11.27〔16歳がレイプして誘拐、さらに警官刺す〕
 千葉県銚子市の寺で、無職(16)が墓参りに来た生け花師範(30)をレイプし、ナイフを突きつけタクシーでドライブして5千円を奪って逃走した。捜索していた警官(24)が、電話ボックスにいたこの少年に職務質問したが、いきなりナイフで腹を刺して逃走し、すぐに逮捕された。


昭和37年(1962).3.8〔高1が自殺用のピストル奪うため警官襲撃〕
 兵庫県尼崎市の派出所で早朝5時、高校1年生(16)が「柔道着を拾った」とやって来て、おもちゃのピストルで後ろから巡査(25)の頭部を殴りつけたが、傷を負った巡査と格闘のすえ取り押さえられた。
 「世の中がいやになり、自殺用のピストルを奪おうとした」と自供。電話線を切るためのハサミ、逃走のための変装用ジャンパー、懐中電灯、ピストルケースなどを持っていた。高級官僚の一人息子で経済的には恵まれていた。


昭和37年(1962).4.17〔15歳が強盗して警官を刺す〕
 東京都渋谷区の路上で、会社員(28)がナイフを突きつけられて腕時計と現金を奪われた。緊急配備した巡査(34)がそれらしい男に職務質問すると、いきなり太股にナイフを刺して1ヶ月の重傷を負わせて逃走した。19日にコートと免許証を盗まれた被害者宅に「1万円持ってくれば返す」と脅迫電話があり、指定の場所に警察が待ちかまえて逮捕した男が巡査傷害と会社員への強盗も自供した。
 先月に中学を卒業したばかりの15歳で、これまでも13件の強盗を働いていた。身長が172センチもあり、19と20の男が年下と知らずに子分となっていた。普通の家庭以上のこづかいをもらっていたが、自分がもらい子だと知ってからグレていた。


昭和37年(1962).5.7〔19歳が母親に乱暴して無罪判決〕
 神奈川県横浜市の自宅で、昨年に少年(19)が母親に暴行、止めに入った巡査(26)のピストルを奪おうと乱暴したことで暴行と公務執行妨害で起訴されたが、この日に無罪判決が出た。
 「『法律は家庭に入らず』という言葉もある。家庭内の平和や共同生活に危険が無く、また、社会的にみても家庭内の出来事として無視しても差支えない程度のものは、処罰しないのが刑法の精神」というのが横浜地裁の判断(求刑は10月)。これを受けて横浜地検では「やたらに母親が殴られてはたまらない」と控訴する方針。


昭和37年(1962).6.8〔高3が警官に挑戦状〕
 山梨県西八代郡で、高校3年生(17)がバイクの三人乗りなどで三度捕まったが一度しか出頭命令に応じず、「1対1で話をつけるから出てこい」という挑戦状を担当巡査(20)に送り付けた。若い警官を見くびっていると、警察は決闘罪で取り調べる。


昭和37年(1962).8.16〔19歳が主人を脅すピストル奪うため交番狙う〕
 東京都上野駅前の派出所で深夜、飲食店店員(19)が窓から侵入しようとしているところを巡査3人が見つけて取り押さえた。3日前に北海道から上京して働いていたが、伝票をなくして店主に叱られたためピストルで店主を脅そうと派出所を狙ったもの。


昭和38年(1963).2.14〔17歳が強盗用のピストル奪うため警官襲撃〕
 大阪府大阪市北区の人通りの多い繁華街の派出所で、無職少年(17)が現れ、「手を上げろ」とピストルを巡査(21)に突きつけた。巡査がピストルを払い落とそうとすると1発撃って椅子に当たった。なおも巡査が向かっていくと少年はスパナで後頭部を殴った。血まみれになりながらも巡査は同僚と2人で格闘して少年を取り押さえた。
 「京都から職探しに来たが金を使い果たしたので強盗を働くために本物のピストルを奪おうとした」と自供した。持っていたのは拳銃マニアの少年がおもちゃを改造したもので、昨年には試射して捕まっている。


昭和39年(1964).3.12〔17歳が弁慶のマネをしてピストル奪うため警官襲撃〕
 東京都立川市の派出所で深夜2時前、無職少年(17)がふろしきで覆面をして現れ、「ピストルを出せ」と巡査(55)の背に果物ナイフ突きつけたが、同僚と2人で格闘して少年を取り押さえた。
 「弁慶のマネをしてピストル百挺を集めるつもりが一挺目で失敗した」と自供。ピストルのつりひもを切るためのカミソリも持っていた。


昭和39年(1964).3.24〔18歳が右翼団体手みやげのピストル奪うため警官襲撃〕
 東京都台東区の派出所に「頭が痛いから休ませてくれ」と工員(18)が来て、隙を見て30センチの樫の棒で巡査(40)の頭を殴りつけたが、格闘して取り押さえられた。
 茨城県結城郡から上京したばかりで「浅沼社会党委員長を暗殺した山口少年を崇拝しており、右翼団体に入る手みやげにピストルが欲しかった」と自供。





昭和40年(1965).7.29〔18歳少年ライフル魔〕
 神奈川県座間町で東京都世田谷区の無職(18)が警官をライフル銃で射殺。奪ったピストルでもう1人の警官に重傷を負わせてから、車を何台もハイジャックして、渋谷の銃砲店で店員3名を人質に130発を乱射し夕方逮捕。山手線もストップ。16人が重軽傷。2審で無期から自ら望んだ死刑となり、昭和44年最高裁で確定。


昭和41年(1966).2.13〔17歳ニートがピストルで3人殺傷〕
 京都府京都市東山区の路上で夕方6時過ぎ、無職少年(17)が巡査(51)の背中を刺し6ヶ月の重傷を負わせてピストルを奪った。6時40分に1.5キロ離れた自宅裏の民家に侵入、いきなり主婦(33)を射殺、10分後に8百メートル離れた民家で叔母(32)にも無言で発砲して重傷を負わせ逃走した。
 2千3百人の警官を動員したが発見できないため、2.14の11時30分に少年としては異例の公開捜査となって氏名と顔写真が公表され、母親(40)が涙ながらにテレビで訴えて、20キロ離れた京都府綴喜郡の派出所で夕方6時過ぎに逮捕。2人から冷たくされたのを恨んで、殺すために肉切り庖丁を盗んだがピストルのほうが確実と警官を襲ったもの。
 定時制高校を中退してから仕事も続かず自宅に引き籠もり、ノイローゼで精神病院に入院しており、睡眠薬自殺を3回試みている。内気でおとなしい性格だった。


昭和42年(1967).1.13〔19歳が自殺用のピストルを奪うため交番襲撃〕
 静岡県静岡駅前の派出所で、19歳がピストルを奪おうとして逮捕された。女性関係で悩んで自殺するためのピストルが目的だった。


昭和42年(1967).1.21〔19歳が2警察官殺傷〕
 富山県富山市の派出所で、巡査部長(42)が盗みの疑いで取り調べ中、バーテン(19)が逃げ出した。バーテンは追跡した巡査部長と同派出所の巡査(20)と格闘。隠し持っていた包丁で2人を刺した。巡査部長は死亡、巡査も重傷。「隠し持っていた包丁を見つけられるのがこわかった」と自供した。


昭和42年(1967).1.29〔17歳が自殺の道連れに警官襲う〕
 東京都板橋区の派出所で、無免許で取調中の修理工(17)が突然消火器で巡査(24)の頭を殴りピストルを奪って巡査の肩を撃った。近くにいた5人の若者が飛びかかり、巡査がピストルを奪い返して逮捕した。
「世の中がおもしろくなく三原山で自殺するつもりで、恋人と最後のデートをしていたところポリ公に邪魔されてカッとなり道連れにするつもりだった」と自供。大島に行く船のチケットを持っていた。


昭和42年(1967).2.15〔17歳工員が警官の拳銃強奪未遂〕
 神奈川県川崎市の派出所で宮城県出身の工員(17)が道を聞くふりをしてピストル強奪しようとして捕まった。アパートの管理人と喧嘩、管理人を殺し自分も死のうと思い、犯行に及んだ。襲われた警官はスパナで殴られ、流血しつつも逃げる犯人を追い、取り押さえた。


昭和42年(1967).8.18〔19歳が警官の父親殺害〕
 福岡県三潴郡の駐在所で、長男の浪人生(19)が父親の巡査(42)を殺害、逃走したが傷害致死で逮捕された。ささいなことから台所でケンカして、カッとして胸や腹を包丁で刺したもの。


昭和43年(1968).5.22〔21歳2人が〕※参考
 千葉県市川市で、無職(21)2人が盜難車で交通取締中の警官(20)を跳ね、ボンネットに乗った警官を振り落とそうとジグザグ運転の末にタクシーと衝突して警官を死亡させた。


昭和43年(1968).7.7〔16歳ガンマニアによる警官殺人事件〕
 静岡県静岡市で早朝にパトロール帰りの巡査(50)が軽四トラックに引き逃げされ死亡し、実弾5発入のコルト45口径ピストルを奪われた。友人に犯行をもらしたことから、16日に自動車修理工(16)を強盗殺人容疑で逮捕した。ガンマニアでピストル欲しさに警察官を狙い、6.30に盗んだ軽トラックを乗り回し、同巡査が早朝パトロールの同僚と別れ、自転車で帰るのを尾行、はね飛ばした。
 静岡県浜松市では同じ頃、街頭警備中の警官からピストルを奪い隠し持っていた中学生が捕まっている。


昭和43年(1968).7.9〔高3がいらいら解消のため交番に火炎瓶を投げつける〕
 神奈川県横浜市で、高校3年生(18)が、近所の派出所に火炎瓶を投げつけ自分で通報して逆探知で逮捕された。期末試験の点数が悪く、大学入試のいらいらの気分転換のため、過激派のニュースを見て思いついたもの。応援団長で後輩の面倒見もよく、性格も良かったが、入学当初トップの成績は最下位にまで落ち込んでいた。


昭和44年(1969).9.17〔19歳運転助手が強盗準備の為に警官から拳銃を強奪〕
 岡山県都窪郡吉備町の派出所で、運転助手(19)がナイフで警官をめった刺しにして拳銃を強奪した。たまたま派出所に来た青年からシャツを剥ぎ取って自分が着て、発砲して逃げたがすぐに捕まった。福岡県北九州市の県立工業高校を卒業後、トヨタ自工の工員となるも3ヶ月で退社。福井県の運送会社で運転助手となるが14日に蒸発していた。父は大工、義母と義弟がいた。洋画のギャング映画をヒントに強盗を思いつき、拳銃調達に派出所を襲った。


昭和44年(1969).9.30〔過激派に脅された高校生ら、警察署に火炎瓶〕
 東京都文京区の本富士署に火炎瓶を投げつけ赤軍派13人が捕まったが、都立高生6人、私立校生3人の高校生9人が含まれていた。集会で知り合った大学生に学習会を開くから友人を集めるように言われた。しかし実は過激派の勧誘で、警察署襲撃を指示された。迷っていたが、女子大生に「日和るなよ、卑怯だぞ」、リーダーから「日和ると、仲間がお前の家にゲバるぞ」と脅され犯行に及んだ。高校生らは恵まれた家庭で育ち、学校の成績が優秀な者もいた。


昭和45年(1970).8.19〔高2が受験ノイローゼで交番襲撃〕
 岐阜県岐阜市の派出所に深夜2時前、高校2年生(17)が来て庖丁で巡査(23)をめった刺しにした。休憩室で寝ていたもう1人の巡査(45)が気付いて格闘となり、9カ所刺されて重体となった巡査が血だらけになりながら「やめんと撃つぞ」と警告したがやめないため3発撃ち指を貫通して高2生は2週間のケガのすえ取り押さえられた。パースの哲学書を読んで寝たが、その後の記憶はないと自供。受験勉強のノイローゼで、去年の夏にも家出して飲まず食わずで山中を4日間さまよい歩いている。一流企業の営業所長の二男。


昭和45年(1970).10.3〔19歳がセスナ機爆破してカーチェイス〕
 高知県南国市の高知空港で午前3時、同県吾川郡の少年(19)が無人のセスナ機を爆破、4日に国鉄鉄橋を時限爆弾で爆破した。5日に発見されたが盗んだ車を猛スピードで飛ばして、追跡のパトカーにダイナマイトを5回も投げて爆発させながら次々に検問を突破、70キロのカーチェイスの末バリケードに阻まれ、6日に逮捕された。精神不安定で無免許運転などたびたび犯罪を犯しており、先月19日に遺書を残し家出していた。工事現場からダイナマイト58本を盗み、銀行強盗を計画したが断念、世の中をあっと言わそうと爆破事件を起こしたもの。
 高知地裁は「心神耗弱としても無差別で反省もなく再犯の可能性が高い」と殺人未遂、汽車往来危険、爆発物取り締まり違反などで懲役13年の判決。


昭和45年(1970).12.18〔高3ら過激派が交番襲撃〕
 東京都板橋区の派出所に男3人が来て、鉛入りホースで巡査(20)に襲いかかり格闘となった。休憩室で寝ていたもう1人の巡査(42)にも1人が襲いかかり警告したがやめないため2発撃ち胸を貫通して横浜国立大学4年生(24)は死亡した。残りの2人にも警告したが襲いかかってきたため3発撃ち定時制高校生(18)の腹部に当たり重傷、横浜国立大学3年生(23)は腕を貫通して2週間のケガ。格闘しているうちに巡査(20)のピストルが落ちて暴発して自分の腰を貫通して5週間のケガ。
 反日共系過激団体・京阪安保共闘の非合法武装組織「人民解放遊撃隊」のメンバーで、ピストルを奪うために警官を襲ったと思われるが完全黙秘を貫いている。


昭和46年(1971).11.14〔18歳ら中核派5人が火炎ビンで警官殺害〕
 東京都渋谷区の派出所で、高専生(18)、高崎経済大生(24)ら中核派5人が、巡査(21)を殴って意識不明にしてからガソリンをかけて火炎ビンを投げ焼死させた。高専生は犯行を否認したが殺人、放火、凶器準備集合罪などで懲役5〜10年の不定期刑を東京地裁で受けた。


昭和47年(1972).5.22〔中学生によるけん銃奪取を目的とする派出所襲撃〕
 中学校3年生(14歳)Gは、連合赤軍による過激な行動をみて、むしゃくしゃする自分の気持を発散させるためには、これをまねて学校をダイナマイトで爆破したり、先生をピストルで射殺することだと考え、自分のバックにマサカリ、模擬爆弾などを詰めて事前準備をしたうえ、武器を調達するため派出所を訪れ、警察官のけん銃を奪取ようと派出所員に襲いかかった。(石川5月) 警察庁「少年の補導及び保護の概況」引用。


昭和49年(1974).2.17〔高3ら6人の連続爆弾事件〕
 栃木県真岡市の警察署でトランジスターラジオ型の爆弾が爆発、手に取ろうとした警察官(29)が左手を吹き飛ばされ、片目失明の重傷を負った。2月11日から2月17日までの間、県庁、デパート等5カ所に同様の爆弾が仕掛けられたが、爆発しなかった。1.27には宇都宮市の交番に火炎ビン4本が投げ込まれている。3月4日までに高校3年生(18)4人と高校2年生(17)が逮捕。過激派思想に影響を受け、採石場から盗んだダイナマイトで爆弾を製造したもの。
 革命思想を吹き込んだ主犯の高校3年生(18)は東京の大学に入学することが決まっていたが、家出して逃走、6年後に自首した。酒盛りをしていたモーテルで火事があり、消火して消防署に表彰されたが、校長には怒られたことを恨んで爆弾事件を起こしたと自供。全員が裕福な家庭だった。





昭和50年(1975).5.18〔暴走族が警官に暴行〕
 暴走族グループ「桐」等の34名は、5月18日深夜自動車で通行中の外人に対して「走行方法が悪い。」と因縁をつけ、樫棒で車両をたたく等の暴行を加えたうえ、近くの派出所に逃げ込んだ同人を追いかけ制止する警察官に対しても殴る、蹴るの暴行を加えた。(警視庁) 警察庁「少年の補導及び保護の概況」引用。


昭和50年(1975).11.9〔中3の3人が職員室に爆弾〕
 沖縄県具志川市の中学3年生3人が、職員室の外に手製の爆弾を仕掛けて爆発させた。窓ガラスが2枚割れたものの、けが人はいなかった。教師に非行行為を注意された逆恨みしたもの。
 7月には同じ中学のほかの3年生2人が警察署のトイレの窓に爆竹10数本を仕掛けて爆発させており、同時に捕まった。「人が騒ぐのが見たかった。どうせなら警察にしようと思った」と自供。


「警察白書」の昭和50年(1975)事例引用
 暴走族グループ員5人は、駐在所の警察官に交通取締りを受けた仕返しを計画し、深夜、乗用車で同駐在所へ乗りつけ、石やびんを投げつけ、窓ガラス等を損壊した(新潟)。


昭和51年(1976).5.15〔暴走族ら5千人が祭で暴動〕
 5月15、16日の両日にわたり、神戸市内において行なわれた神戸まつりに570台にのぼる車両でい集した暴走族は、5月15日午後10時ごろから、い集した約5,000人の群衆とともに暴徒化し、神戸市役所前等において、車両の暴走、通行車両の転覆、放火、派出所の襲撃、警察官や警察車両等に対する投石、損壊、取材活動中の新聞杜カメラマンに対する暴行等、不法の限りをつくし、死者1名、負傷者68名を出したほか、警察署、派出所等建造物7棟及び警察車両、タクシー等車両184台を損壊する等の群衆犯罪を敢行し154名(うち少年130名)が検挙された。(兵庫) 警察庁「少年の補導及び保護の概況」引用。


昭和51年(1976).6.〔暴走族高校生,取締警察官に車ごと体当り〕
 暴走族高校生,ナナハンでジグザグ暴走,取締警察官に車ごと体当り,2週間の傷害を負わせ,免許取消し,3年の行政処分(交通部)。 警視庁「少年非行等の概況」引用。


昭和54年(1979).5.〔暴走族グループ93人を補導
 派出所襲撃、恐喝、窃盗等の非行を重ねていた暴走族グループ93人を補導解体。(綾瀬) 警視庁「少年非行等の概況」引用。


昭和54年(1979).6.4〔高校生ら5人が交番襲撃〕
 広島県尾道市の交番で深夜3時過ぎ、私立高校生や無職など少年5人(16,17)が、飲酒してオートバイで襲撃した。棒を振り回して窓ガラスを割り、机をひっくり返すなど大騒ぎし、仮眠から起きてきた警官2人と格闘となって2週間の傷害を負わせた。警官隊百人が駆けつけて取り押さえられた。シンナー乱用、窃盗、無免許運転などで逮捕歴があり、「ポリ公になめられるな」と叫びながら襲ったもの。


昭和54年(1979).9.〔18歳ら暴走族35人が警官はね殺す〕
 調理師見習の少年(18歳)は、暴走族仲間約35名と自動2輪車で暴走中、取締りにあたっていた警察官(28歳)が停止俸を振り、制止行為をしているのを認めたが、これを突破しようと60〜70キロのスピードで突込み、はね飛ばして殺害した。(9月、福岡) 警察庁「少年の補導及び保護の概況」引用。


昭和54年(1979).11.〔派出所等を襲撃した暴走族グループ「毘沙門天」リーダーら30人補導〕
 派出所等を襲撃した暴走族グループ「毘沙門天」リーダーら30人を凶準、公妨等で補導解体。(荻窪) 警視庁「少年非行等の概況」引用。


昭和54年(1979).11.〔暴走族「金鹿」及び「ル一ト6」グループ員112人補導〕
 通行人を襲って重傷を負わせたり、パトカーに集団暴力等を加えていた暴走族「金鹿」及び「ル一ト6」グループ員112人を、傷害、公妨等で検挙補導。(練馬) 警視庁「少年非行等の概況」引用。


昭和54年(1979).12.18〔16歳ら2人組が無免許で警官ひき逃げ〕
 大阪府大阪市で、家事手伝い男子(16)が高校2年生(17)のオートバイで飲酒運転検問中の警官(38)をはねて2週間の傷害を負わせて逃走したが、すぐに逮捕された。停止を命じられたが無免許運転がバレルのを恐れて故意にぶつけたもの。


昭和55年(1980).3.〔16歳ら暴走族「白蛇会」が警官轢き殺す〕
 暴走族「白蛇会」のメンバーの有職少年(16歳)は、友人と石燈籠を盗んで帰宅途中、交通取締りで、検問中の警察官(51歳)を跳ねとばし頭部損傷等により即死させた。(大阪、3月) 警察庁「少年の補導及び保護の概況」引用。


昭和58年(1983).9.〔暴走族(桃太郎)派出所襲撃〕
 オートバイ数台に分乗した暴走族(桃太郎)グループのメンバー10人を連続派出所襲撃、公務執行妨害、器物損壊で逮捕。(西新井署、綾瀬署) 警視庁「少年非行等の概況」引用。


昭和58年(1983).10.〔暴走族パトカーに投石〕
 八王子署のパトカーに投石し、追跡されたことに腹を立て翌日五日市街道を暴走し立川署のパトカーにも投石などした昭島市内の暴走族の少年9人を暴力行為、公務執行妨害で逮捕、11人を書類送検、47人を補導。(立川署、少年第二課) 警視庁「少年非行等の概況」引用。


昭和58年(1983).10.〔暴走族悪辣」10人派出所襲撃〕
 暴走族「悪辣」グループ10人は抗争相手があらわれず、うさ晴らししようと派出所を襲撃し、凶器準備集合罪で逮捕。(田無、中野、杉並署、少年第二課) 警視庁「少年非行等の概況」引用。


昭和59年(1984).4.〔15歳ら暴走族「鬼面党」6人が派出所襲撃〕
 派出所に角材を投げつけて逃げていた暴走族「鬼面党」のメンバー無職A(15歳)を公務執行妨害で逮捕,仲間少年6人を書類送致。(杉並署,少年第一課) 警視庁「少年非行等の概況」引用。


昭和59年(1984).7.〔暴走族少年14人が警察官を鉄パイプで殴る〕
 派出所の警察官に鉄パイプなどで殴って1週間のけがをさせていた暴走族の少年14人を,凶器準備集合罪と公務執行妨害で逮捕。(王子署,少年第二課) 警視庁「少年非行等の概況」引用。


昭和59年(1984).11.25〔暴走族、職質に突進、警官3発発砲、正当防衛と主張〕
 和歌山県で暴走族、職質に突進、警官3発発砲、正当防衛と主張。


昭和60年(1985).1.15〔高2が恋人殺すピストル奪うためボーガンで警官を襲う〕
 東京都杉並区で深夜2時に、高校2年生(17)が派出所にいた巡査(31)に2メートルの距離からボーガンを撃って逃げた。矢は巡査の胸に命中したが、制服の下に厚着をしていたので助かり跡を追った。高2生はナイフを振り回し暴れ、巡査は3週間のケガを負い、威嚇射撃をしてもさらに抵抗するので右足を撃ち、「いたいよ。いたいよ」と言いながら倒れたところを騒ぎに集まってきた住民10人と取り押さえた。
 成績優秀でまじめな性格、信頼もあったため学校では驚いている。「恋人が最近冷たくなったので、ピストルを奪って彼女を殺し、自分も死のうとおもった」と供述。


昭和60年(1985).4.〔15歳が無免許暴走で警察官轢く〕
 今春中学校を卒業した無職少年(無免許運転)は、仲間とオートバイを乗り回し暴走をくり返していたが、現場に急行した警察官の制止を振り切り、はねて逃走し、公務執行妨害、業務上過失傷害、無免許運転で逮捕。(池上署) 警視庁「少年非行等の概況」引用。


昭和60年(1985).8.17〔高2が警官を刺殺〕
 長野県松本市で、警官(26)が無灯火で走っていたバイクを注意しようとしたところ、バイクに乗っていた高2(16)がくり小刀で警官を数回刺して殺害した。「スクーターを盗んだ事などがバレるのが怖くて刺した」と自供。無免許での補導歴があった。


昭和61年(1986).7.6〔高3がいじめ復讐のため駐在所襲って殺人未遂〕
 福井県鯖江市の駐在所に、私立高校3年生(17)が「指をケガしたのでテープを貸してほしい」とやって来て、巡査の妻(26)の首と胸を包丁で刺して重体とし、次女(1)の胸を刺し1か月の重傷を負わせ、長女(3)の顔を切って逃走、近所の民家に押し入り、会社員(28)に2週間の傷害を負わせて山に逃げたが逮捕された。学校でいじめにあっており、ピストルを強奪して復讐する計画だった。


昭和61年(1986).12.〔17歳ら暴走族「ゼロ神」が警官轢き逃げ〕
 戦闘服姿の暴走族のオートバイ12台が、交通検問中の警察官に突っ込み、右足骨折の重傷を負わせ逃走。暴走族「ゼロ神」のメンバー17歳の店員を公務執行妨害、傷害で逮捕。(池上署) 警視庁「少年非行等の概況」引用。





平成1年(1989).5.16〔元自衛隊員がピストル奪うため警官2人殺害〕※参考
 東京都練馬区の派出所で、フリーター(20)が警官2人を刺殺し、拳銃を強奪して逃走、6.8に逮捕された。銃マニアで、1ヶ月前に陸上自衛隊を除隊したばかり。銀行強盗のためにピストルを手に入れようとしたもの。平成10年9.17、最高裁で死刑確定。


平成5年(1993).4.17〔24歳ニートが振られて刑務所に入るため警官殺害〕※参考
 東京都台東区の上野駅前で、無職(24)が警官(59)の背中を包丁で刺して殺害した。女に振られて思いを断ち切るために刑務所に入ろうと考え、警察官を殺せば長く入れると計画したもの。東京地裁は懲役15年の判決。


平成5年(1993).9.〔高校生らによる公務執行妨害、傷害事件〕
 高校2年生(16歳)と無職少年(16歳)は、事務所荒しの被疑少年として職務質問され、一且は犯行を認めたものの、やにわに逃走し、追いついた警察官に所携のカッターナイフで切りつけ、頚動脈切傷の傷害を負わせた。(9月、神奈川) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成6年(1994).4.〔高校生らによる交番火炎ビン投てき事件〕
 高校生2名(16歳、18歳)、専門学校生(18歳)と成人1名の4名は、交通違反で検挙されたことを妬み、交番に放火することを企て、オートバイに分乗し、火炎ビンを投てき炎上させた。(4月、沖縄) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成7年(1995).3.〔高校生等2人が窃盗現揚へ臨場した警祭官を刺傷した強盗致傷事件〕
 高校生(16歳)等2人は、中学校からパソコンを窃取して逃走しようとしたところ、警備会社からの通報により臨場した警察官に発見され、逮捕を免れるためナイフで警察官の大腿部を刺し、3週間の傷害を負わせた。(3月、大分) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成9年(1997).9.14〔18歳が警察官を強盗殺人〕
 群馬県桐生市境野町の古本、ビデオ販売店に、無職少年(18)が窃盗目的で侵入し、緊急通報により現場に駆けつけた警察官(31)に発見され、胸部を包丁で刺して殺害した。


平成10年(1998).2.〔中学生による警察官に対するけん銃奪取目的殺人未遂事件〕
 中学3年生(15歳)は、警察官を殺害してけん銃を奪取しようと企て、パトロール中の警察官に道を聞く振りをして、やにわに同警察官の右胸をバタフライナイフで刺したが、同警察官に逮捕され、その目的を遂げなかった。(2月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成11年(1999).10.3〔高2ら2人が警察官襲撃〕
 宮崎県都城市牟田町で深夜午前3時過ぎ、土木作業員(16)と私立高校2年生(17)がオートバイに2人乗りして暴走族取締り中の巡査長(25)の顔を木刀で殴って3週間の傷害を負わせて逮捕された。


平成12年(2000).1.〔大学生による警察官に対するけん銃奪取目的強盗未遂事件〕
 大学1年生(19歳)は警察官のけん銃を強取しようと企て、交番勤務中の警察官に対して包丁を突きつけ、「けん銃をよこせ」と脅迫したが、同警察官に逮捕され、その目的を遂げなかった。(1月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).7.28〔18歳が警察官舎で花火〕
 山口県岩国市の無職少年(18)は深夜4時に警察官舎に侵入、ロケット花火13本を束ねて、火を付けて破裂させ、住居侵入容疑で捕まった。


平成13年(2001).1.〔有職少年による公務執行妨害等事件〕
 有職少年(17歳)は、現場臨場中の警察官(48歳)に対して怒号して襲いかかってきたため、同人が警棒を取り出して抑圧しようとしたところ、同人の握持する警棒を奪い取り、同人の腹部を警棒で殴打するなどの暴行を加えた。(1月、東京都) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成13年(2001).4.〔無職少年による公務執行妨害事件〕
 無職少年2人(いずれも16歳)は、交通検問中の警察官に対して、その公務を妨害するためゴルフクラブで同人の顔面を殴打し、公務を妨害すとともに傷害を負わせた。(4月、沖縄) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成13年(2001).10.〔無職少年による火炎瓶投擲等事件〕
 無職少年3人(15歳1人、16歳2人)は、以前、警察官に補導されたため警察に嫌がらせをするために、倉庫からシンナーの入った一斗缶を窃取後、ビール瓶等をしようし火炎瓶を製造して、交番へ投げつけ炎上させた。(10月、鹿児島) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成13年(2001).12.〔中学生等による公務執行妨害事件〕
 中学生5人(14歳1人、15歳4人)、有職少年(16歳)、無職少年2人(16歳女子、17歳男子)、成人男性4人(20歳2人、23歳2人)は、交番から警察官をおびき出してからかうことを企て、虚偽の110番通報をし、出動した同警察官が運転する警ら用無線自動車に対して、被疑少年等が分乗する乗用車等でその走行を妨害し、更に、消火器を投げつけるなどして、公務を妨害した。(12月、千葉) 警察庁「少年非行等の概要」引用。



※タイトルと本文が同じ短いデータはすべて「〔年表〕子どもの事件 1945-1989」山本健治 柘植書房より引用したもの。※



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『戦前の少年犯罪』 目次
1.戦前は小学生が人を殺す時代
2.戦前は脳の壊れた異常犯罪の時代
3.戦前は親殺しの時代
4.戦前は老人殺しの時代
5.戦前は主殺しの時代
6.戦前はいじめの時代
7.戦前は桃色交遊の時代
8.戦前は幼女レイプ殺人事件の時代
 9.戦前は体罰禁止の時代
10.戦前は教師を殴る時代
11.戦前はニートの時代
12.戦前は女学生最強の時代
13.戦前はキレやすい少年の時代
14.戦前は心中ブームの時代
15.戦前は教師が犯罪を重ねる時代
16.戦前は旧制高校生という史上最低の若者たちの時代




少年犯罪データベース

13歳以下の犯罪

異常犯罪

戦前の少年犯罪


少年犯罪統計データ

少年の殺人統計グラフ

少年のレイプ統計グラフ

親殺し統計グラフ


子どもの犯罪被害データーベース



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主要参考文献

〔年表〕子どもの事件 1945-1989

戦前の少年犯罪

戦後死刑囚列伝

新聞集成昭和史の証言

新聞集成昭和編年史

日本の精神鑑定

日本長期統計総覧

年表 昭和の事件・事故史

昭和史全記録 1926〜1989

値段史年表 明治・大正・昭和

事件・犯罪大事典 明治・大正・昭和

20世紀にっぽん殺人事典

青少年非行・犯罪史資料1-3

教育事件・論争史資料

朝日新聞縮刷版

読売新聞縮刷版

毎日新聞縮刷版

戦前紙面データベース昭和元年-9年[CD-ROM

戦前紙面データベース 昭和10年-20年編[CD-ROM

警察白書

犯罪白書






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少年犯罪データベースが参考文献として掲載されています。



少年犯罪データベースのデータが引用されています。



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