平成12年(2000)の少年犯罪





平成12年(2000).1.12〔16歳ら3人がリンチ殺人〕
 熊本県人吉市のパチンコ店駐車場で、土木作業員(16)と会社員(18)、土木作業員(20)の3人が、土木作業員(18)を殺害して翌日捕まった。
 自宅から被害者を車で連れだし、女性関係や日頃の言動をめぐって、植木鉢やこぶしなどで頭や顔を殴ったもの。16歳はたまたま通りがかり、犯行に加わった。通行人を装って119番通報。「倒れている人のことは知らない」と話していたという。


平成12年(2000).1.14〔高3が1千百万円恐喝〕
 岩手県盛岡市の高校3年生(18)は、同級生(18)を脅して昨年6月からの半年間で、20数回にわたり現金約1,100万円を恐喝した。


平成12年(2000).1.〔大学生による警察官に対するけん銃奪取目的強盗未遂事件〕
 大学1年生(19歳)は警察官のけん銃を強取しようと企て、交番勤務中の警察官に対して包丁を突きつけ、「けん銃をよこせ」と脅迫したが、同警察官に逮捕され、その目的を遂げなかった。(1月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).1.〔高校生らによる傷害事件〕
 高校3年生2人(いずれも17歳)、専門学校生(17歳)、無職少年(17歳)は、無職少年(17歳)の交友関係に立腹し、こもごも暴行を加え心的外傷後ストレス障害等の傷害を負わせた。(1月、茨城) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).1.〔中学生によるインターネット利用広域詐欺事件〕
 中学2年生(14歳)は、インターネットの掲示板を利用して商品を販売する旨を掲載して、現金等を騙取することを企て、購入を希望してきた女性(17歳)に対して、真実は商品を発送する意思がないのにあるように装い、虚偽の事実を申し向け、15万円を偏取した。(1月、神奈川) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).1.〔高校生グループによる大麻乱用事件〕
 高校3年生3人(19歳1人、18歳2人)、高校2年生4人(いずれも17歳)の7人は、面白半分から、少年らの自宅にたむろしては大麻を吸引していた。(1月、静岡) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).2.10〔中3ら2人が強盗殺人〕
 東京都江東区夢の島公園で、定時制高校1年生(15)と中学3年生(14)は、無職男性(33)に丸太で殴るなどの暴行を加えて殺害し、現金8千円入りの財布を強奪した。それまでも遊ぶ金欲しさにカツアゲを繰り返していた。


平成12年(2000).2.17〔中1ら兄弟が母親傷害致死〕
 福岡県福岡市の自宅で中学2年生(14)、中学1年生(13)の兄弟は日頃から飲酒して家庭を顧みない実母(49)に対して、殴る蹴るの暴行を加えて死亡させた。食事も作らず、親子ゲンカが絶えないため、児童相談所が母親に酒をやめるよう注意していた。


平成12年(2000).2.19〔16歳松本被告の三女らオウム施設から長男連れ去り〕
 茨城県旭村のオウム真理教(アレフ改称)施設の松本智津夫被告の長女(21)宅から1.21に長男(7)が連れ去られ、2.19に松本被告の次女(19)と三女(16)が住居侵入と傷害で逮捕された。信徒ら数人と侵入したもの。長男は1.23に、神奈川県箱根町のホテルで保護されている。


平成12年(2000).2.25〔16歳が強盗殺人〕
 大分県日田市の自宅で老女(86)が今年1月に殺されて現金3千円が奪われ、2.25に無職少年(16)が強盗殺人で送致された。盗みに入ったところを見られ、何度も蹴って殺害したもの。


平成12年(2000).2.25〔中2が下級生刺殺〕
 福岡県芦屋町の中学校で、中学2年生(14)は、下級生(13)にトイレに呼び出されて殴打されたことに逆上し、ナイフで腹部を突き刺し殺害した。


平成12年(2000).2.〔中学生による強盗致傷事件〕
 中学3年生2人(いずれも15歳)は、パチンコ景品所から景品交換を終えた男性(20歳)に、いきなり殴打するなどの暴行を加えて反抗を抑圧し、現金6万円等を強取し、その際、同人に全治5日間の傷害を負わせた。(2月、岡山) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).2.〔高校生らによる連続放火事件〕
 高校1年生(16歳)は、小学6年生女児(11歳)とともに、遊び気分から街路樹5本に連続して放火した。(2月、神奈川) 警察庁「少年非行等の概要」引用。





平成12年(2000).3.13〔中3らが万引きして覚醒剤使用〕
 福岡県福岡市の中学3年生(15)、無職少年(16)が覚醒剤使用で捕まった。無職(34)が昨年6月頃から1回1万円で注射、スーパーで高級酒を万引きしてスナックに売って代金を作っていた。中学生女子(14)、無職少女(16)など5人もこの無職男を通じて同様に覚醒剤を使用していた疑いで捕まっている。


平成12年(2000).3.〔中学生ら3人組によるタクシー強盗致傷事件〕
 無職少年(16歳)、中学3年生(15歳)、中学2年生(14歳)は、タクシー乗客を装って乗車し、タクシー運転手(55歳)に対してメリケンサックで顔面等を殴打して反抗を抑圧し、セカンドバッグ1個を強取し、その際、同人に治療約10日間を要する傷害を負わせた。(3月、福岡) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).3.〔中学生による対教師傷害事件〕
 中学3年生(15歳)は、校長に級友が自宅謹慎処分にされたことについて説明を求めたところ、その対応に憤怒し、4人の教諭に対して暴行を加え、それぞれ全治10日間等の傷害を負わせた。(3月、千葉) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).3.〔高校生による対教師傷害事件〕
 高校3年生(17歳)は、卒業式当日、担任教諭(43歳)に無視されたことに腹を立て、同人に手拳で顔面等を殴打するなど暴行を加え、1週間の通院加療を要する傷害を負わせた。(3月、愛知) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).3.〔女子中学生による覚せい剤乱用事件〕
 中学2年生好2人(いずれも14歳)は、知り合いの成人男性から覚せい剤を勧められ、ホテル内において、ライターであぶって吸引するなどして覚せい剤を乱用していた。(3月、沖縄) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).3.〔無職少年らによる覚せい剤乱用事件〕
 無職少年(19歳)、中学3年生女子2人(いずれも15歳)の3人は遊び仲間であるが少年の自宅等において、覚せい剤を乱用していた。(3月、静岡) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).3.〔有職少年らによるシンナー乱用事件〕
 有職少年2人(いずれも17歳)は、暴力団組員から誘われ、他の少年らにシンナーを密売していた。(3月、神奈川) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).3.〔中学生による同級生対する強姦事件〕
 中学3年生2人(いずれも15歳)は、同級生(15歳)を強姦しようと企て、同少年の自宅へ同女を呼び出し暴行を加えるなどして順次強姦した。(3月、静岡) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).3.〔中学生による連続ひったくり事件〕
 中学1年生(13歳)、小学6年生2人(いずれも12歳)は、老女(72歳、70歳)2人から、連続して現金在中の手提げバッグをひったくり窃取した。(3月、神奈川) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).4.13〔高3が同級生宅放火〕
 千葉県警木更津市の県立高校3年生(17)が同級生の家に放火して逮捕された。「馬鹿にされて頭に来たから仕返しした」と自供。玄関扉に油をまいて火を付けたが、すぐに消火された。


平成12年(2000).4.15〔17歳父親が乳児殺人、死体遺棄〕
 神奈川県川崎市で、無職少年(17)が恋人の高校1年生女子(16)が自宅で出産したばかりの乳児を山林に置き去りにして凍死で殺害した。中絶する費用がなかったため。家族は妊娠に気付いていなかった。


平成12年(2000).4.18〔高2女子が父親刺殺〕
 神奈川県津久井郡の自宅で、父親(44)が高校2年生の長女(16)に殺害された。交際中の高校2年生(16歳)と自宅にいたところを父親に叱責され2人とも殴られた。「このままでは殺される」と思い、父親のサバイバルナイフで左胸を突き刺したもの。


平成12年(2000).4.25〔中3らが5千万円恐喝〕
 愛知県名古屋市の中学3年生(15歳)ら10数人は、同級生(15歳)から、9ヶ月間、約130回にわたり現金約5,000万円を恐喝して捕まった。殴って肋骨を折るなどしており、母親が亡き父親の生命保険金などを出していたもの。


平成12年(2000).4.28〔高2が「人肉を食べたくて」教師を殺人未遂〕
 広島県広島市の県立高校で、定時制2年生(16歳)が、教師(30歳)から授業態度を注意されたことに逆上して、殺害しようと出刃包丁で腕を突き刺し、他の教諭に取り押さえられた。「人の肉を食べたくて、機会をうかがっていた」と自供。精神鑑定にかけられたが責任能力ありとなり、少年院に収容された。
 6.30に大分県中津市の初等少年院のソフトボール大会で、高2生は突然、主審である教官(29)の頭部を金属バットで殴って頭蓋骨骨折の重体とさせた。


平成12年(2000).4.〔中学生によるタクシー強盗致傷事件〕
 家出中の中学2年生2人(いずれも13歳)は、タクシー乗客を装って乗車し、スパナ等でタクシー運転手(67歳)の頭部等を殴打してタクシー代金約600円の支払いを逃れ、財産上不当な利益を得、その際、同人に顔面打撲等の傷害を負わせた。(4月、沖縄) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).4.〔高校2年生の男女によるインターネット利用児童買春周旋業事件〕
 高校2年生の男女(いずれも17歳)は、インターネットの電子メール交換を利用し援助交際の相手を募集する書き込みを行い、連絡してきた会社役員(46歳)に売春料5万円、紹介料3万円の約束で紹介し、東京都内のホテルで性交等させた。(4月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).4.〔高校生による対教師集団傷害事件〕
 高校2年生4人(18歳2人、17歳2人)、高校1年生(16歳)の5人は授業中に麻雀をしていたことに関して停学処分とされたことに対して憤怒し、校長(56歳)ほか3名の教諭に木刀等で数人共同して暴行を加えた。(4月、兵庫) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).4.〔高校生による対教師集団傷害事件〕
 高校3年生6人(いずれも17歳)は、同人らが以前起こした教師に対する暴力事件で、同人らの保護者を学校へ呼んだことに激怒し、同校教諭18名に対して暴行を加え、うち11人に傷害を負わせた。(4月、広島) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).4.〔中学生による対教師集団暴力等事件〕
 中学3年生6人(いずれも14歳)は、授業をしていた教諭(32歳)からかったことで校長(58歳)から「警察に被害届けを出す」旨告げられたことに激昂し、窓ガラス14枚を割ったほか、制止に入った校長他2人の教諭に対して手拳等で暴行を加えるなど、数人共同して暴行及び器物を破損した。(4月、香川) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).4.〔高校生による恐喝事件〕
 高校1年生(15歳)は、中学校時代の先輩、後輩に当たる兄弟(16歳、13歳)から現金合計100万円を恐喝した。(4月、北海道) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).4.〔非行グループによる持凶器連続強盗殺人未遂等事件〕
 無職少年2人(17歳、18歳)、高校2年生2人(いずれも16歳)は、約1時間の問に、会社員(27歳)ほか3人に対して、バタフライナイフなどで襲いかかり反抗を抑圧し、現金合計約3万円を強取し、その際の暴行により、それぞれの被害者に対して傷害を負わせた。(4月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).4.〔無職少年らによる傷害致死事件〕
 無職少年3人(18歳、17歳、15歳)、女子高校1年生(15歳)、中学1年生(13歳)は、中学3年生(15歳)の日頃の態度が気に入らないことなどから制裁を加えることを企て、下線において正座せて暴行を加えるなどして低体温症を発症させ、同傷害に起因する心停止により死亡するに至らしめた。(4月、埼玉) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).4.〔チーマーによる集団傷害事件〕
 チーム構成員5人(18歳2人、17歳1人、16歳2人)は、高校2年生2人(いずれも16歳)をチームに強制加入させるため、手拳、足蹴りでこもごも暴行を加え、それぞれ全治2か月等の傷害を負わせた。(4月、群馬) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).4.〔暴走族構成員による集団傷害事件〕
 暴走族構成員3人(16歳、15歳、14歳)は、バイクに乗っていた高校2年生2人(いずれも16歳)がノーヘルであったことに因緑をつけ、手拳、足蹴り等で暴行を加え、それぞれ3週間の入院加療を要するなどの傷害を負わせた。(4月、群馬) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).4.〔高校生による学校放火事件〕
 高校3年生(17歳)は、登校に苦痛を感じ、学校が燃えてなくなれば通学しなくてもよいと考え、通学する高校へ侵入し、灯油が入ったペットボトル1本及びマッチ箱1箱を同校敷地内に運び込み、放火の予備した。(4月、長野) 警察庁「少年非行等の概要」引用。





平成12年(2000).5.1〔高3が「人を殺す経験したかった」と主婦殺害〕
 愛知県豊川市の自宅で主婦(65)が殺され、次の日に私立高校3年生(17)が自首した。「人を殺してみたい」との思いから、たまたま扉の開いていた家に侵入、主婦の首などを包丁で40回突き刺して殺害した。教師の息子で成績優秀、スポーツも得意で、近所の人にもきちんとあいさつする優等生だった。


平成12年(2000).5.5〔17歳が高速バス乗っ取り、1人殺害〕
 佐賀県佐賀市の無職少年(17)は、走行中の高速バスにおいて乗客に対し牛刀を突きつけ人質にして乗っ取り、女性(68)を殺害、4人に傷害を負わせた。広島県で警官隊が突入して逮捕。ネオむぎ茶という名前で、2ちゃんねるというインターネット上の巨大掲示板に犯行予告をしていた。


平成12年(2000).5.6〔中2ら4人が殺人と死体遺棄〕
 埼玉県入間市の公園で、アルバイト少年(16)、無職少年(16)、高校2年生女子(16)、中学2年生(13)の4人が、高校2年生(16)の頭や腹などを何十回も殴って殺害、狭山市の雑木林に遺体を捨てていたが、13日に捕まった。少年2人と被害者は中学の同級生で、当時からいじめていた。無職少年は高校を中退して家でぶらぶらしていた。


平成12年(2000).5.12〔高2が電車内で金づち通り魔〕
 神奈川県横浜市の高校2年生(17)は、不特定の人を殺害しようと、JR根岸線の走行中の電車内で、男性乗客(48)の頭部をハンマーで殴り付け全治3週間の傷害を負わせたが、取り押さえられた。「夢で子供が殺せと命令した」と自供。


平成12年(2000).5.13〔16歳ら暴走族が傷害致死〕
 東京都大田区池上のゲームセンター駐車場で、暴走族14人(16歳〜26歳)は、対立する暴走族と間違えて飲食店店員(18)を金属バットで殴り、脳挫傷で死亡させ、会社員(18)に重傷を負わせた。


平成12年(2000).5.15〔17歳女子2人が女性を監禁、耳たぶ切る〕
 茨城県北茨木市で、無職女子(17)2人は、アルバイト仲間だった無職女性(26)が悪口を言ったとして、4.4に男友達(22)家に連れ込みハダカにして監禁、両耳たぶをはさみで切り落とすなどのリンチを加え、全治6ヶ月の重傷を負わせ5.15に逮捕された。


平成12年(2000).5.21〔中3がシンナー吸って転落死〕
 兵庫県神戸市東灘区のマンションの10階屋上で深夜1時、中学生など8人がシンナーを吸っていて、中学3年(15)が突然走り出して転落、死亡した。


平成12年(2000).5.24〔16歳が店長殺害〕
 鹿児島県始良町のスーパーマーケットで、アルバイト少年(16)が、店長(33)から仕事の不手無を注意されたことに逆上し、包丁で胸腹部を突き刺し殺害した。


平成12年(2000).5.24〔高校1年生女子ら5人が中絶装い集団リンチ〕
 福島県いわき市のカラオケボックスで、県立高校1年生女子(16、15)2人、別の県立高校2年生(16)2人、無職(17)の5人が、関係のあった会社員(22)を呼び出して「中絶して子供の出来ない体になった。責任を取れ」と嘘を付き、殴る蹴る、火を付けた煙草を押し付ける、ピンを刺す、噛み付くなどの暴行を3時間も続けて一ヶ月の重傷を負わせ、6.4に逮捕された。「発覚すると退学になるので殺して海に投げ込もうか」と脅迫もしていた。


平成12年(2000).5.〔暴走族構成員らによる傷害致死事件〕
 暴走族構成員ら14人(16歳〜26歳)は、対立する暴走族を襲撃することを企て、駐車場において有職少年(18歳)らが乗車する車両を認めるや、対立暴走族と誤認し、同人に対して金属バット等で暴行を加え、脳挫傷等により死に至らしめた。(5月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).5.〔中学生による小学校教師脅迫事件〕
 中学3年生(15歳)は、小学校の時に女性教師(42歳)に叱責されたことが登校拒否の原因になったものと思い込み、同人等に対する恨みを晴らすことを企て、神戸の、小学生殺人事件を模倣したビラを小学校等に貼付し脅迫した。(5月、滋賀) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).5.〔小学生による連続放火事件〕
 小学4年生(9歳)は、おもしろいという理由から、2日間でホームセンター等4カ所に放火した。(5月、山梨) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).5.〔非行グループによる持凶器強盗致傷等事件〕
 無職少年(19歳)ほか8人は、ゲームセンターを根城とする非行グループであるが、平成11年10月から同年12月までの間、店員(25歳)ほか58名に対し、バタフライナイフ、鉄パイプ、自転車チェーン等を凶器として使用し、現金合計約32万円等強取又は喝取し、その際の暴行により、傷害を負わせた。(5月、大阪) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).5.〔暴走族構成員による重傷傷害事件〕
 暴走族構成員5人(17歳〜26歳)は、乗用車で分乗し走行中、調理師(27歳)の運転する車両が前記暴走中の車両をすり抜けるように走行したことに激昂し、同車両を停止させて同人を車両から引きずり下ろし、こもごも暴行を加え、傷害を負わせた。(5月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).5.〔暴走族等による殺人未遂等事件〕
 暴走族グループ2人(17歳、18歳)は、勢力誇示のため、他勢力の暴走族構成員(18歳)が運転する車両を発見するや、金属バット等で同車両を殴打するなど数人共同して車両を損壊し、同車両の助手席に座っていた同暴走族構成員(16歳)に対し、殺意を持って刃物を背部に突き刺したが、傷害を負わせたにとどまり、その目的を遂げなかった。(5月、東京都) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).5.〔無職少年による殺人未遂事件〕
 無職少年(19歳)は、窃盗目的で老夫婦方(70歳、68歳)に侵入したところ、家人らに発見され、逮捕を免れるため同人らを殺害して逃走しようと企て、金槌で同人らの頭部を殴打したが、頭部に傷害を負わせたにとどまり、その目的を遂げなかった。(5月、滋賀) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).5.〔暴走族構成員による傷害事件〕
 暴走族構成員3人(16歳1人、17歳2人)は、同グループ員(16歳)が暴走族を脱退したい旨申し立てたととに激昂し、こもごも暴行を加え傷害を負わせた。(5月、岩手) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).5.〔中学生による重傷傷害事件〕
 中学3年生2人(いずれも14歳)は、修学旅行中の中学3年生(15歳)に因縁をつけ、手拳又は木刀等で暴行を加え、約1ヶ月の入院加療を要する傷害を負わせた。(5月、京都) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).5.〔暴走族レディース構成員らによる集団リンチ事件〕
 暴走族レディース構成員ら5人(16歳3人、15歳1人、13歳1人)は、女子高校1年生(16歳)に対しカンパと称して現金を調達させようと企て、下校途中の同女を連れ回し、木刀等で殴る蹴る暴行を加え、全治10日間の傷害を負わせた。(5月、神奈川) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).5.〔高校生グループらによる重傷傷害事件〕
 高校2年生(17歳)ら17人は、中学校当時の同級生であるが、仲間が会社員(17歳)及び高校2年生(17歳)から愚弄されたことに激憤し、鉄棒等で殴打するなどの暴行を加え、それぞれ全治6週間等の傷害を負わせた。(5月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).5.〔大学生らによるアベック狩り事件〕
 大学1年生4人(いずれも18歳)、無職少年(19歳)、有職少年(18歳)は、アベック狩りを企て、男女(21歳、19歳)の乗る車両を発見するや因縁をつけ、男性に殴る蹴るの暴行を加え、同人に全治10日間の傷害を負わせた。(5月、奈良) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).5.〔無職少年らによる強姦及び強制わいせつ事件〕
 無職少年(18歳)、有職少年(18歳)、各種学校生(19歳)は、当時の同級生2人(いずれも18歳)が乗用車に乗車しているのを認めるや、強いて強姦しようと企て、同車両に無理矢理乗り込み、両名を強姦又は暴行を加えるなどしてわいせつな行為をした。(5月、滋資) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).5.〔中学生らと成人の共謀による強姦等事件〕
 中学3年生3人(いずれも14歳)、無職少年(18歳)、成人男性(21歳)は、女子中学3年生(15歳)を強姦しようと企て、中学3年生3人が同女を詐言を用いて呼び出して車両に連行し、無職少年、成人男性をして強姦した。(5月、静岡) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).5.〔高校生による不正アクセス禁止法違反事件〕
 高校3年生(18歳)は、プロバイダに設置された特定電子計算磯に対し、同プロバイダの会員が有する識別符号を入力し、同電子計算機を作動させて、アクセス制御機能を利用し得る状態にさせ、不正アクセス行為をした。(5月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).5.〔高校生による女児児童に対する強制わいせつ事件〕
 高校3年生(17歳)は、女児児童(8歳)が13歳未満であることを知りながら、同児童の体を触るなどし、13歳に満たない婦女に対しわいせつな行為をした。(5月、神奈川) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).5.〔無職少年による恐喝事件〕
 無職少年(17歳)は、高校時代の同級生(17歳)から約1年3ケ月の長期にわたり、現金約80万円を恐喝した。(5月、愛媛) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).5.〔中学生による同級生に対する恐喝事件〕
 中学3年生2人(14歳、15歳)は、それぞれ平成11年12月から平成12年5月までの間、同級生(14歳)から数回にわたり現金約80万円を恐喝した。(5月、山形) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).5.〔暴走族グループによる連続ひったくり事件〕
 無職少年3人(いずれも19歳)、有職少年3人(19歳2人、18歳1人)は、約6ヶ月の間に、中高齢の女牲を対象としたひったくり約160件を敢行し、現金約1,000万円を窃取した。(5月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).6.2〔高校生3人が大麻販売〕
 神奈川県藤沢市の男子高校生(17、18)2人と女子高生(17)の3人が大麻を学校で販売して捕まった。女子高生が電話ボックスに大麻入りの財布を置き忘れて発覚。


平成12年(2000).6.4〔15歳が放火して老夫婦焼死〕
 岩手県盛岡市で、無職少年(15)が民家に放火、老夫婦(87,81)が焼け死に、逮捕された。「むしゃくしゃしてやった」と自供。


平成12年(2000).6.6〔14歳ら暴走族がリンチで傷害致死〕
 岐阜県輪之内町のスーパー駐車場で深夜2時、暴走族グループ19人(14〜20)が暴走族の構成員を騙っていた高校2年生(16)に制裁として殴る蹴るの暴行を加え、硬膜下出血で死亡させた。被害者とは中学時代の同級生だった者が多く、「態度が生意気で、気に入らなかった」と自供。


平成12年(2000).6.6〔高1の3人が強盗傷害〕
 長崎県長崎市の路上で深夜1時過ぎ、高校1年生(15〜16)3人が帰宅中の会社員(50)の顔や腹を殴って1週間の傷害を負わせ、手提げカバンを強奪し、12日に逮捕された。


平成12年(2000).6.8〔15歳ら2人が殺人〕
 沖縄県那覇市の墓地で、無職少年(15)と高校2年生(17)は、無職少年(15)が約束を守らないことに腹を立て、ブロックで殴打するなど暴行を加え、殺害した。昨年9月にこの被害者の指を骨折させ、警察に通報されたため恨んでいた。


平成12年(2000).6.14〔高2ら5人が恐喝、被害者自殺〕
 福岡県太宰府市の私立高校2年生(16〜18)5人が、3人から30万円を恐喝して逮捕された。殴る蹴るの暴行も働いており、被害者の1人の同級生(16)は4.28に自殺している。


平成12年(2000).6.15〔大学生らによるホームレス襲撃殺害事件〕
 東京都墨田区亀沢のJR総武線のガード下で深夜1時、就寝中のホームレスの男性(68)が金属バットで殴られ死亡し、4人が傷害を負った。7.25に大学生(18)、アルバイト店員(19)は、会社員(20)の3人が逮捕。「日々の生活にいらいらしていた。ホームレスを殴ったり蹴ったりすると気分がスカッとする」と自供。


平成12年(2000).6.15〔高2が飲酒して恐喝未遂〕
 山口県山口市の山口大学で深夜2時、県立高校2年生(16)4人が自転車の学生(22)の顔を殴って「金を出せ」と脅した。4人とも酒を飲んでいた。


平成12年(2000).6.19〔中3の31人が「ヘタレ」と言われ他校襲撃〕
 大阪府東大阪市の中学校に、2つの中学の3年男女31人が乱入。半分近い教室の窓ガラスを割り、教師に傷害を負わせた。女子の1人が、この学校の女子生徒から「ヘタレ」と言われたことへの復讐だった。


平成12年(2000).6.19〔16歳が百数十万円恐喝〕
 沖縄県宜野湾市で、無職少年(16)が、後輩の中学生3人呼び出し殴ると脅し、18万4千円を恐喝した。総額は百数十万円になると見られている。


平成12年(2000).6.21〔高3が金属バットで母親殺害〕
 岡山県邑久郡の高校で、3年生(17)が、野球部の後輩にいじめを受けて殴られ、復讐するため殺害しようと、部員4人を金属バットで殴打し、2年生(17)に頭蓋骨骨折の重傷を負わせた。
 殺人を犯したと思い込み、母親(42)に心配をかけないためには殺すしかないと決意、自宅に戻って母親の頭部を金属バットで殴打して殺害した。自転車で逃走したが、7.6に秋田県で逮捕された。


平成12年(2000).6.28〔高2が同級生切る〕
 岡山県笠岡市の県立高校の教室で、2年生(16)が同級生(16)をナイフで切りつけ、鼻を6針縫う傷害を負わせた。ボクシングのまねをしてきた同級生に反撃したもの。


平成12年(2000).6.29〔17歳ら2人が灯油をかけて焼き殺す〕
 兵庫県西脇市の公園で、造園業(18)と無職少年(17)の2人は、女性関係のトラブルから土木作業員(16,17)2人をブランコの支柱に縛ってリンチを加え、16歳に灯油をかけて火をつけ、9日後に全身火傷などで死亡させた。17歳も十日間のケガで、傷害致死で2人は捕まった。


平成12年(2000).6.〔高校生による女子中学生に対する強制わいせつ事件〕
 高校2年生(17歳)は、通行中の女子中学1年生(12歳)を認めるや劣情を催し、同女を背後から抱きしめて「静かにしないと殴るぞ」等脅かし同女にわいせつな行為をした。(6月、山形) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).6.〔高校生による不正アクセス禁止法違反事件〕
 高校2年生(16歳)は、プロバイダに設置された特定電子計算磯に対し、同プロバイダの会員が有する識別符号を入力し、同電子計算機を作動させて、アクセス制御機能を利用し得る状態にさせ、不正アクセス行為をした。(6月、静岡) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).6.〔無職少年らによる恐喝事件〕
 無職少年(15歳)、有職少年(15歳)、中学3年生(14歳)は、平成11年11月から平成12年5月までの問に、中学当時の同級生(15歳)から現金約66万円を恐喝した。(6月、福島) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).6.〔暴走族構成員による傷害事件〕
 暴走族構成員5入(14歳〜16歳)は、対立暴走族グループ7人(15歳4人、16歳3人)に対して、金属バット、木刀等で暴行を加え、傷害を負わせた。(6月、群馬) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).6.〔非行集団による傷害事件〕
 非行集団2人(いずれも16人)は、後輩(15歳)が自分たちの悪口を言っていると邪推し制裁を加えることを企て、こもごも暴行を加え、傷害を負わせた。(6月、群馬) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).6.〔中学生ら非行グループによる恐喝等4件〕
 女子中学2年生5人(いずれも14歳)、男子中学2年生2人(いずれも14歳)、無職少年(17歳)、触法少年3人(いずれも13歳)は大型スーパーを根城とするグループであるが、平成12年3月から同年5月までの間に、高校3年生(18歳)他30名から、合計9万円を恐喝したほか暴行を加え、傷害を負わせた。(6月、和歌山) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).6.〔有職少年による恐喝事件〕
 有職少年(19歳)は、幼なじみの同級生(19歳)から金を脅し取るため、電話を利用して架空の人物を装って声色を変え脅すなどし、畏怖した同級生から相談を受けるや、自己が代わって金を渡すと解決策を教示し、約2年7ヶ月、約30回にわたり、現金約400万円を恐喝した。(6月、大阪) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).6.〔中学生による対教師集団暴力等事件〕
 中学3年生4人(いずれも14歳)は、教諭(41歳)から授業態度を注意されたことに激昂し、「ぶっ殺すぞ」などと怒鳴りながら、パイプ椅子等で暴行を加え、数人共同して暴行、脅迫した。(6月、福岡) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).6.〔無職少年による放火事件〕
 無職少年(15歳)は、家族のことなどでむしゃくしゃしていたことから、その欝憤を晴らすため、民家の物置に放火した。(6月、岩手) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).6.〔無職少年による自宅放火事件〕
 無職少年(15歳)は、家族を困らせてやろうと考え、自宅に放火した。(6月、岡山) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).6.〔不良少年グループによる連続空き巣狙い等事件〕
 無職少年8人(15歳〜17歳)、高校生7人(いずれも16歳)、中学生2人(14歳、15歳)の不良少年グループは、それぞれ共謀して数ヶ月にわたり、被害総額約1,000万円、約100件の空き巣狙い等を敢行した。(6月、石川) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).6.〔高校生によるインターネットを利用した児童ポルノ販売事件〕
 高校生(15歳)2人は、市販のテレビゲーム機を使ってインターネット上に児童ポルノビデオの販売広告を掲載して申込みを受け、児童ポルノビデオを郵送販売していた。(6月、富山) 警察庁「少年非行等の概要」引用。





平成12年(2000).7.26〔15歳がFMラジオに爆破電話〕
 静岡県静岡市呉服町で、少年(15)が6月に「爆弾を仕掛けた」と脅迫電話を掛け静岡FM放送の生中継が中止となったが、7.26に威力業務妨害で逮捕された。


平成12年(2000).7.28〔18歳が警察官舎で花火〕
 山口県岩国市の警察官舎で深夜4時、無職少年(18)が侵入、ロケット花火13本を束ねて火を付けて破裂させ、住居侵入容疑で逮捕された。


平成12年(2000).7.29〔16歳が金属バットで母親殺害〕
 山口県山口市の自宅で、新聞配達員(16)が母親(50)を殺害した。母親の借金について問いつめたが使い道を答えず、また想いを寄せていた女性に母親が無言電話をかけたことからケンカとなり、金属バットで頭や胸などを数回殴ったもの。自分で警察に通報した。父親は平成7年に病死している。
 平成15年に少年院を出てパチンコ店員をしていたが、平成17年(2005)11.16、22歳になった山地悠紀夫は大阪府大阪市のマンションに侵入し、姉妹(27,19)をナイフで刺殺して現金5千円を強奪して逃走、12.5に逮捕された。「母親を殴殺した時の感覚が忘れられず、人の血が見てみたかった」と自供。大阪地裁で死刑判決、控訴を取り下げて死刑が確定した。


平成12年(2000).7.〔中学生による対教師集団暴力等事件〕
 中学3年生8人(14歳7人、15歳1人)は、教諭(36歳)に注意されたことに激昂し、約1時間にわたり同教諭を取り囲み鋸を振りかざして威嚇するなどした上、殴る蹴るなどの暴行を加えて傷害を負わせ、さらに仲裁に入った教諭(39歳)に対して中学2年生(14歳)が暴行を加え、傷害を負わせた。(7月、和歌山) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).7.〔有職少年らによる傷害致死事件〕
 有職少年(19歳)、無職少年2人(18歳、17歳)の3人は、無職少年(15歳)が被疑者らの氏名を勝手に使っていることに激昂し、同人に対して鉄パイプ等で殴打するなどの暴行を加え、急性硬膜下血腫等により死亡するに至らしめた。(7月、青森) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).7.〔高校生らによるホームレス襲撃事件〕
 高校1年生(15歳)、高校2年生2人(16歳、17歳)は、成人男性(20歳)とともに歩道上で寝ていた路上生活者2名に対して、殴る蹴るの暴行を加えるなどして、1名を暴行により死亡させ、1名に傷害を負わせた。(7月、大阪) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).7.〔無職少年らによる乳児等殺人事件〕
 無職少年(17歳)は、長女(1歳)が泣きやまないことに激昂し、殺意を持って、同人の顔を枕に抑えて窒息させ殺害し、妻(31歳)とともに地中に埋めて遺棄した。(7月、栃木) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).7.〔無職少年によるインターネット利用詐欺事件〕
 無職少年(18歳)は、インターネット上のオークション等を利用して、パソコン等販売名下に金品を詐取しようと企て、購入を希望してきた会社員ら15人に対し、真実は商品を発送する意思がないのにあるように装い、虚偽の事実を申し向け、現金合計約140万円を騙取した。(7月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).7.〔高校生によるインターネット利用著作権法違反事件〕
 高校3年生(17歳)は、法定の除外事由がなく、かつ著作権者の許諾を受けていないのに、インターネット上のオークションにおいてゲームソフトの複製品であるCD-Rを出品し、購入を求めた会社員ら3名に対しソフト会社が著作権を有するゲームソフトが記録されたCD-R13枚を無断で複製したことの情を知りながら、それぞれ販売して頒布し、著作権を侵害した。(7月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).7.〔高校生によるインターネット利用詐欺事件〕
 高校3年生3人(いずれも17歳)は、インターネット上のオークションを利用して、パソコン販売名下に金品を搾取しようと企て、購入を希望してきた大学生ら9人に対し、真実は商品を発送する意思がないのにもかかわらず、あるように装い、虚偽の事実を申し向け、現金合計約236万円を偏取した。(7月、埼玉) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).7.〔有職少年らによる強盗致傷事件〕
 有職少年2人(17歳、16歳)、無職少年(16歳)、 高校生(16歳)の4人は、オヤジ狩りと称して通行人から金員を強取することを企て、飲酒のうえ帰宅中の会社員(40歳)に対して因縁を付け、殴る蹴るの暴行を加えてその反抗を抑圧し、現金2千円等を強取し、その際の暴行により、傷害を負わせた。(7月、茨城) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).7.〔中学生らによる大学生を対象とした連続強盗致傷事件〕
 中学3年生2人(14歳、15歳)、無職少年4人(15歳3人、16歳)、有職少年(15歳)は、私立大学に通学する学生から金員を強取または喝取することを企て、4月から6月までの間に、私立大学生8人に対し暴行を加えるなどしてその反抗を抑圧しまたは畏怖させ、現金合計約21万円を強取または喝取し、その際の暴行により、それぞれの被害者に傷害を負わせるなどした。(7月、福島) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).7.〔中学生を含む少年グループによる連続強盗致傷事件〕
 中学生を含む少年グループ14人(14歳1人、15歳5人、16歳6人、17歳1人、18歳1人)は、それぞれ共謀して3日間で12名に対し暴行を加えるなどして、その反抗を抑圧しまたは畏怖させ、現金合計約5万円、バイク等を強取または喝取し、その際の暴行により、それぞれの被害者に傷害を負わせるなどした。(7月、兵庫) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).7.〔中高生姉妹らによる覚せい剤乱用事件〕
 高校2年生女子(17歳)及び中学3年生女子(14歳)の姉妹は、知り合いの男性(22歳)から覚せい剤を購入し、友人の中学3年生女子(15歳)に密売したり、自ら乱用していた。(5月〜7月、神奈川) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).7.〔無職少女による覚せい剤乱用事件〕
 無職少女(16歳)は、暴力団準構成員からホテル内で覚せい剤の注射を受け、乱用していた。(7月、高知) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).7.〔有職少年らによるシンナー乱用事件〕
 有職少年2人(いずれも19歳)、無職少年(19歳)及び高校1年生女子2人(いずれも15歳)の5人は、有職少年宅において、シンナーを乱用していた。(7月〜8月、奈良) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).7.〔暴走族構成員による傷害事件〕
 暴走族構成員4人(19歳2人、18歳2人)は、会社員2人(20歳、18歳)から暴走行為を注意されたことに激昂し、金属バット等で殴打し、さらにナイフで腹部を刺す等の暴行を加え、それぞれ全治2週間等を要する傷害を負わせた。(7月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).7.〔高校生による祖父傷害事件〕
 高校1年生(15歳)は、家族に対して日常的に暴力を振るっていたもので、祖父(74歳)から些細なことで注意されるや憤激し、同人の胸を足蹴りし、全治1か月を要する肋骨骨折の傷害を負わせた。(7月、茨城) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).7.〔暴走族構成員による傷害等事件〕
 暴走族構成員5人(いずれも19歳)は、対立関係にある暴走族構成員ら2人(15歳、16歳)に暴行を加え、加療2週間を要する傷害を負わせるなどした。(7月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).8.14〔高1が一家6人襲い3人殺害〕
 大分県野津町都原の農家で、深夜2時に近所の高校1年生(15)が侵入しサバイバルナイフで刺し、祖母(66)、母(41)、中学2年生の長男(13)を殺害、祖父(65)、女子高校2年生の長女(16)、小学5年生の次男(11)傷害を負わせた。屋呂場をのぞき見した疑いをかけられたことを恨み、また被害者宅から現金や下着を盗んだことが両親にばれるのを恐れての犯行。


平成12年(2000).8.〔暴走族構成員による傷害事件〕
 暴走族構成員4人(16歳〜19歳)は、高校2年生(17歳)が暴走族の偽情報を流布したと邪推し、殴る蹴るの暴行を加え、9日間の入院加療を要する傷害を負わせた。(8月、岩手) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).8.〔有職少年による暴行事件〕
 有職少年2人(17歳、19歳)は、河川中州において飲酒して遊んでしたところ、降雨で増水したため中州に取り残されたため、救急隊員等に救助されたが、その様子を取材していた記者(29歳)に対し、暴行を加えた。(8月、静岡) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).8.〔中学生グループによる大学生を対象とした連続強盗致傷事件〕
 中学3年生4人(14歳2人、15歳2人)は、触法少年(13歳)とともに、国立大学に通学する学生から金員を強取又は喝取することを企て、7月から8月の間に国立大学生12人に対し暴行を加えるなどして、その反抗を抑圧しまたは畏怖させ、現金合計約6万円を強取または喝取し、その際の暴行により、それぞれの被害者に傷害を負わせるなどした。(8月、栃木) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).8.〔暴走族グループによる恐喝等事件〕
 暴走族のリーダー2人(18歳、19歳)は、遊興費欲しさのため、自己らの影響力を背景に暴走族の後輩らを「パシリ」として組織化し、自己又は後輩らを使って被害者8人から総額約60万円を恐喝又は窃取した。(8月、京都) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).8.〔無職少年らによるiモードを利用した児童ポルノ販売事件〕
 無職少年、高校2年生(いずれも17歳)2人は、携帯電話のiモードを利用し、インターネットの掲示板に、児童ポルノビデオの販売広告を掲載して申し込みを受け、児童ポルノビデオを宅配販売していた。(8月、京都) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).8.〔高校生による放火事件〕
 高校3年生(17歳)は、以前交際していた同級生(17歳)を困らせようと、同人方等を放火した。(8月、福島) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).8.〔小学生による恐喝事件〕
 小学6年生(11歳)は、道路ですれ違った小学4年生(10歳)に対して、「遊ぼう」などと話しかけて同人の自宅に上がり込み、カッターナイフをちらつかせて畏怖させ、現金8,000円を喝取した。(8月、福島) 警察庁「少年非行等の概要」引用。





平成12年(2000).9.〔高校生による教師殺人未遂事件〕
 高校3年生(17歳)は、同級生(18歳)から日常的に恐喝等の傷害を受けていたため、人を殺せば少年院等に入り友人から逃れられると考え、通学する高校の教師(51歳)に対し、切り出しナイフで頸部を突き刺したが、傷害を負わせたに止まり、その目的を遂げなかった。(9月、愛媛) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).9.〔無職少年による殺人未遂事件〕
 無職少年(17歳)は、中学3年生(14歳)から因縁を付けられ口論となったが、同人から顔面を殴打されたことに憤慨し、殺意を持って、同人の腹部をペティナイフで刺したか、傷害を負わせたに止まり、その目的を遂げなかった。(9月、岡山) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).9.〔中学生による殺人未遂事件〕
 中学3年生(14歳)は、誰かを殺害して世間を騒がせれば自己の存在を誇示できるものと思いこみ、いずれかの者を殺害することを企て、通りすがりの中学1年生(12歳)の頭部を金槌で殴打したが、傷害を負わせたに止まり、その目的を遂げなかった。(9月、千葉) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).9.〔中学生による殺人未遂事件〕
 女子高校3年生(17歳)は、男性(25歳)の交際をめぐって女性(23歳)に対して、殺意を持って、同人の背部を文化包丁で突き刺したが、傷害を負わせたに止まり、その目的を遂げなかった。(9月、大阪) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).9.〔少年脱院者による連続強盗致傷事件〕
 無職少年(19歳)は、入院中の少年院を脱院後、果物ナイフを持ってコンビニエンスストアに押し入り金員を強取しようとしたが被害者(52歳)が抵抗したため何も取らずに逃走し、さらに帰宅途中の女性(31歳)に対し果物ナイフで胸部等を切りつけ、その反抗を抑圧し、現金4万円など強取した。(9月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).9.〔高校生による覚せい剤乱用事件〕
 高校1年生(16歳)は、知り合いの有職少年(19歳)から覚せい剤を勧められ、乗用車内において覚せい剤の注射を受け、乱用していた。(8月〜9月、栃木) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).10.〔高校生による実母殺人事件〕
 高校3年生(17歳)は、実母(40歳)から行状等につい叱責されたことで、日頃から実母の冷たい態度等に鬱積していた不満が一気に爆発し、同女を押し倒して顔面等に殴る蹴るの暴行を加え、その後、殺意を持って、同女の頸部を両手で絞めるなどし、殺害した。(10月、鳥取) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).10.〔暴走族構成員による殺人未遂事件〕
 暴走族構成員4人(15歳〜18歳)は、対立関係にある暴走族を襲撃することを企て、歩道上においてバイクを修理中の高校3年生(18歳)に対して、殺意を持って刃物で突き刺し殺害した。(10月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).10.〔高校生らによる強盗事件〕
 高校2年生(16歳)、有職少年(16歳)は、オヤジ狩りと称して通行人から金員を強取することを企て、トイレにおいて公務員(40歳)に対し殴る蹴るの暴行を加えてその反抗を抑圧し、現金約1万円等を強取した。(10月、宮崎) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).10.〔無職少年による強盗致傷事件〕
 無職少年2人(17歳)は、オヤジ狩りと称して通行人から金員を強取することを企て、飲食店経営者(55歳)に対し、殴る蹴るの暴行を加え、その反抗を抑圧し、現金約4万円等を強取し、その際の暴行により、傷害を負わせた。(10月、大分) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).10.〔暴走族構成員らによる強盗致傷事件〕
 暴走族構成員4人(16歳1人、17歳2人、19歳1人)は、成人4人(20歳3人、21歳1人)とともに「走りや狩り」と称して、走行中の車両を襲撃して金員を強取することを企て、2台の車両に分乗していた公務員等3人(20歳2人、21歳1人)に対し、鉄パイプ等で殴る蹴るの暴行を加えて、その反抗を抑圧し、現金約9万円等を強取し、その際の暴行により、それぞれの被害者に傷害を負わせるなどした。(10月、群馬) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).10.〔ギャング構成員による傷害致死事件〕
 ギャング構成員2人(18歳、19歳)は、同ギャングから脱退を図ろうとた有職少年(19歳)に対して傷害を加えることとし、木刀、コンクリー卜片等を用い暴行を加え、くも膜下出血等により死亡するに至らしめた。(10月、神奈川) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).10.〔暴走族構成員による集団リンチ事件〕
 暴走族構成員12人(15歳3人、16歳4人、17歳屯人、18歳1人)は、所属する暴走族の悪口を言ったなどとして、有職少年等5人(15歳3人、16歳2人)に対して、木刀、金属製警棒等で暴行を加え、それぞれに全治2週間ないし1か月の傷害を負わせた。(10月、茨城) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).10.〔高校生による傷害事件〕
 高校3年生3人(17歳2人、18歳1人)、高校2年生5人(16歳3人、17歳2人)は、態度が気に入らないとして、高校2年生(16歳)に村してチェーンロック、スタンガンを用いて暴行を加え、加療1か月を要する傷害を負わせた。(10月、青森) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).10.〔無職少年による威力業務妨害事件〕
 無職少年(18歳)は、ファミリーレストランにおいて、護身用催涙スプレーを噴霧拡散させ、店内で飲食している客に目の痛み、のどの痛み等を訴えさせるなど混乱に陥れ、威力を用いて約50名の客を店外に立ち去らせて同店の営業を一時中止させ、威力を用いて業務を妨害した。(10月、大阪) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).10.〔中学生による威力業務妨害事件〕
 中学1年生(13歳)は、偽物の時限爆弾をデパートに置いたら大騒ぎになるだろうと企て、デパートトイレに自己が制作した手製の物件を置いて爆発物と誤信させ、買い物客等約1,200人を店外に避難させるなどして、店の業務を一時中断させ、威力を用いて業務を妨害した。(10月、神奈川) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).10.〔中学生による対教師集団暴力等事件〕
 中学3年生2人(いずれも14歳)は、教諭2人(22歳、28歳)から喫煙に関して注意され、その事実を保護者に連絡する旨告げられたことに激昂し、所持していた木刀等で暴行を加え、教諭2人に対して傷害を負わせた。(10月、宮崎) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).10.〔高校生による強姦致傷事件〕
 定時制高校2年生(18歳)は、以前交際、していた女子高校2年生(17歳)に対して、復縁を迫ったところ、これを断ったことから、強いて強姦しようと企て、暴行を加えるなどして強姦した。(10月、宮崎) 警察庁「少年非行等の概要」引用。





平成12年(2000).11.〔小学生による過失傷害事件〕
 女児小学2年生(8歳)は、実母が護身用に携帯していた催涙スプレーを、好奇心等から誤って噴射散布させ、男性(36歳)に対し傷害を負わせた。(11月、大阪) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).11.〔暴走族構成員による傷害事件〕
 暴走族構成員8人(16歳4人、17歳4人)は、中学3年生(14歳)と喧嘩になったところを、通行中の者に仲裁されたことに激昂し、中学3年生に暴行を加えることを企て、調達したゴルフクラブで暴行を加え、加療2か月を要する頭蓋骨陥没骨折等の傷害を負わせた。(11月、大阪) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).11.〔暴走族構成員による殺人未遂事件〕
 暴走族構成員5人(16歳2人、17歳3人)は、集団暴走中、ダンプカー運転手(49歳)が最後尾のバイクに接触したことなどに憤慨し、同人を殺害することを企て、同人を車両から引きずり出し、金属バット等で暴行を加えたが、全治3ヶ月の傷害を負わせたに止まり、目的を遂げなかった。(11月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).11.〔無職少年による強盗殺人事件〕
 無職少年(16歳)は、金品窃取目的で老女(86歳)方に侵入したところ、同女に発見されたことにより殺害して、金品を強取しようと決意し、同女に暴行を加えて殺害したうえ、現金在中の財布を強取した。(11月、大分) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).11.〔高等專修学校生らによる大学生を対象とした強盗致傷事件〕
 高等專修学校生ら6人(16歳1人、17歳3人、19歳2人)は、成人(20歳)とともに、私立大学に通学する学生から金員を強取または喝取することを企て、9月から10月までの間に私立大学生ら10人に対し、暴行を加えるなどして、その反抗を抑圧しまたは畏怖させ、現金合計約28万円を強取または喝取した。(11月、石川) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).11.〔高校生ら不良グループによる強盗致傷事件〕
 高校1年生2人(いずれも16歳)、高校2年生(16歳)、無職少年3人(17歳2人、18歳1人)、有職少年(17歳)7人は、テレホンクラブ利用者を誘い出して金員を強取することを企て、無職少年(18歳)がテレホンクラブに架電して男性(65歳)を誘い出し、こもごも暴行を加えてその反抗を抑圧し、現金約4万円等を強取し、その際の暴行により、傷害を負わせた。(11月、長野) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).11.〔高校生らによる覚せい剤乱用事件〕
 無職少年(18歳、17歳)、無職少女(17歳)及び高校2年生女子(17歳)の4人は、大学生(20歳)とともに同人の自宅地下室において、覚せい剤をガラス製パイプに入れ加熱し、煙を吸引するなどして乱用していた。(10月〜11月、神奈川) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).11.〔予備校生による不正アクセス禁止法違反事件〕
 予備校生(18歳)は、プロバイダに設置された特定電子計算磯に対し、同プロバイダの会員が有する識別符号を入力し、同電子計算機を作動させて、アクセス制御機能を利用し得る状態にさせ、不正アクセス行為をした。(11月、宮崎) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).12.〔無職少年らによるタクシー運転手強盗殺人事件〕
 無職少年(16歳)、女子高校1年生(16歳)は、タクシー運転手を殺害し金員を強取しようと企て、タクシー営業所に架電し、タクシー運転手49歳)が運転するタクシーを呼び寄せて乗車した上、カッターナイフで同人の頸部を切りつけ殺害し、乗車売上金約1万5千円を強取した。(12月、兵庫) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).12.〔高校生による殺人未遂等事件〕
 高校2年生(17歳)は、実家から祖父の散弾銃1丁及び散弾実包(39発)を所持し、ビデオ店において、同人自らが作成した爆弾に所携のライターで着火し、営業中の店内に投げ込み爆発させた。(12月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).12.〔中学生による殺人事件〕
 中学2年生(14歳)は、同人の実父が日頃から隣人(57歳男性)と口論しているのを聞き、憤慨し殺意を持って、自宅台所から包丁2本を持ち出し被害者の胸部を突き刺し殺害した。(12月、静岡) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).12.〔中学生による多額窃盗事件〕
 中学2年生(14歳)は、同級生の触法少年2人(いずれも13歳)と、貸金事務所から現金約2,000万円を窃取した。(12月、新潟) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).12.〔高校生による金属バット使用の連続傷害事件〕
 高校2年生(17歳)は、自宅において父親との喧嘩で殴られたことに腹を立て、大事件を起こして父親に大恥かかせてやろうと考え、路上等において、主婦(68歳)他7名に対し、金属バットで頭部等を殴打し、それぞれに傷害を負わせた。(12月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。


平成12年(2000).12.〔中学生による強制わいせつ事件〕
 中学3年生(14歳)は、同級生2人(いずれも13歳)とともに、小学6年女児(12歳)に対して、ナイフで脅してわいせつな行為をした。(12月、京都) 警察庁「少年非行等の概要」引用。




『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』少年犯罪データベース主宰・管賀江留郎の著作第二弾。
『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』

冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。すべての悲劇の原因は、人間の正しい心だった!
我が身を捨て、無実の少年を死刑から救おうとした刑事。彼の遺した一冊の書から、人間の本質へ迫る迷宮に迷い込む!
世界のすべてと人の心、さらには昭和史の裏面をも抉るミステリ・ノンフィクション!これぞ、21世紀の道徳感情論!



『戦前の少年犯罪』少年犯罪データベース主宰・管賀江留郎の本が出ました。
『戦前の少年犯罪』

戦前は小学生の人殺しや、少年の親殺し、動機の不可解な異常犯罪が続発していた。
なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?戦前の道徳崩壊の凄まじさが膨大な実証データによって明らかにされる。
学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに妄想の教育論、でたらめな日本論を語っていた!


『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』
アマゾンで購入

少年犯罪データベース主宰・管賀江留郎の著作第二弾。
『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』

冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。
すべての悲劇の原因は、人間の正しい心だった!
我が身を捨て、無実の少年を死刑から救おうとした刑事。
彼の遺した一冊の書から、人間の本質へ迫る迷宮に迷い込む!
執筆八年!『戦前の少年犯罪』著者が挑む、21世紀の道徳感情論!
戦時に起こった史上最悪の少年犯罪<浜松九人連続殺人事件>。
解決した名刑事が戦後に犯す<二俣事件>など冤罪の数々。
事件に挑戦する日本初のプロファイラー。
内務省と司法省の暗躍がいま初めて暴かれる!
世界のすべてと人の心、さらには昭和史の裏面をも抉るミステリ・ノンフィクション!

※宮崎哲弥氏が本書について熱く語っています。こちらでお聴きください。




『戦前の少年犯罪』

アマゾンで購入
少年犯罪データベース主宰・管賀江留郎の本が出ました。

戦前は小学生の人殺しや、少年の親殺し、動機の不可解な異常犯罪が続発していた。
なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?戦前の道徳崩壊の凄まじさが膨大な実証データによって明らかにされる。
学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに妄想の教育論、でたらめな日本論を語っていた!

『戦前の少年犯罪』 目次
1.戦前は小学生が人を殺す時代
2.戦前は脳の壊れた異常犯罪の時代
3.戦前は親殺しの時代
4.戦前は老人殺しの時代
5.戦前は主殺しの時代
6.戦前はいじめの時代
7.戦前は桃色交遊の時代
8.戦前は幼女レイプ殺人事件の時代
 9.戦前は体罰禁止の時代
10.戦前は教師を殴る時代
11.戦前はニートの時代
12.戦前は女学生最強の時代
13.戦前はキレやすい少年の時代
14.戦前は心中ブームの時代
15.戦前は教師が犯罪を重ねる時代
16.戦前は旧制高校生という史上最低の若者たちの時代




少年犯罪データベース

13歳以下の犯罪

異常犯罪

戦前の少年犯罪


少年犯罪統計データ

少年の殺人統計グラフ

少年のレイプ統計グラフ

親殺し統計グラフ


子どもの犯罪被害データーベース



管理人メールアドレス
間違いなどありましたらご教示ください。





主要参考文献

〔年表〕子どもの事件 1945-1989

戦前の少年犯罪

戦後死刑囚列伝

新聞集成昭和史の証言

新聞集成昭和編年史

日本の精神鑑定

日本長期統計総覧

年表 昭和の事件・事故史

昭和史全記録 1926〜1989

値段史年表 明治・大正・昭和

事件・犯罪大事典 明治・大正・昭和

20世紀にっぽん殺人事典

青少年非行・犯罪史資料1-3

教育事件・論争史資料

朝日新聞縮刷版

読売新聞縮刷版

毎日新聞縮刷版

警察白書

犯罪白書





このサイトのリンク経由でアマゾン内の商品をなんでも買うと、当方に数%の手数料が入ります。
データ作成には、国会図書館への交通費やコピー代などの経費が掛かっていますので、その資金に使わせていただきます。








少年犯罪データベースが参考文献として掲載されています。



少年犯罪データベースのデータが引用されています。