昭和21年(1946)の少年犯罪
※この年の年齢表記は数え年のため満年齢にすると1〜2歳低くなる※
昭和21年(1946).1.3〔空腹、母が15歳の娘を殺し食べる〕
※参考
群馬県で空腹、母が15歳の娘を殺し食べる。
昭和21年(1946).1.4〔土中の爆弾破裂、少年五人死亡〕
東京都で土中の爆弾破裂、少年五人死亡。
昭和21年(1946).1.13〔18歳がモルヒネ中毒強盗〕
山形県鶴岡市の病院に日本医科大学2年生(18)が強盗に入り、ナイフで脅して現金50円と注射薬を奪って逃走したが15日に逮捕された。モルヒネ中毒で薬を狙ってこれまで6件の病院に強盗に入っていた。
昭和21年(1946).1.15〔旧制中学生が集団で食料窃盗〕
静岡県伊豆下田町の商店倉庫、魚市場倉庫、野菜畑で食料等が盗まれた事件で、旧制中学4年生(17)と3年生(16)が下級生15名と組織した窃盗団を検挙。
昭和21年(1946).1.19〔18歳の5人組が外食券詐欺〕
東京都で複数の食料営団で12890食分の外食券を騙し取り、一枚5円から10円で売って数万円の利益を得ていた工業校生を含む5人組(いずれも18歳)を逮捕。外地からの引揚者を対象とした下船証明書を偽造して使っていた。
昭和21年(1946).1.21〔14歳の女学生含む売春婦一斉検挙〕
東京都の警視庁は一斉捜査で49人の売春婦を検挙。12日からの6回で計257人。今回の蒲田方面は都心からはずれているので、教育レベルが低いものや職業婦が多かった。二十歳以下が17名。14歳と15歳の女学生も。
昭和21年(1946).1.22〔21歳(満19〜20歳)の陸軍予科士官学校卒が偽札使用〕
東京都上野駅前で、陸軍予科士官学校卒業生(21)が絵具で手書きした100円札で10円のみかん購入もその場で逮捕。
昭和21年(1946).1.27〔20歳(満18〜19歳)の元模範工員含む三人が強盗〕
東京都葛飾区の煙草商宅が強盗にあい、現金400円と煙草の被害。逮捕された3人は元日立精機工員。うち一人(20)は模範工員として首相から表彰された。他二人は共に21歳。女遊びの金欲しさのため。
昭和21年(1946).1.28〔20歳(満18〜19歳)の元外務省タイピストほか売春婦一斉検挙〕
東京都麹町区を中心に警視庁は18名の売春婦を一斉検挙。3分の2が中流以下の家庭環境で両親か片親のいないものが多い。うち3分の2が女学校卒。恋愛至上主義、虚栄心、家庭の放任主義などからの転落で、プロの商売女はいない。詩人の深尾須磨子は「日本の娘は自由を履き違えています」。
昭和21年(1946).1.31〔19歳ら銀行の金を奪い芸妓の身受け〕
前年12月1日に電車内で三菱銀行少使が輸送中の50万円奪われる。主犯は元銀行員の21歳の二人。共犯として19歳、24歳、22歳の三人。花街で豪遊、芸妓の身受け、家を買うなどして一ヶ月で使い切る。12月末2件の強窃盗に失敗。1.31に東京駅でのピストル強盗にも失敗して逮捕された。
昭和21年(1946).2.8〔17歳が6千万円の小切手詐欺〕
帝国銀行新宿支店に眼帯とマスクをつけた男が現れ5千万円と1千万円の小切手を出して支払いを求めた。数万円で家が買える時代にあまりの高額なので本店に問い合わせをしているうちに男は姿を消したが、小切手は偽造で杉並区の会社給仕(17)が11日に逮捕された。この年の国家公務員大卒初任給540円。
昭和21年(1946).2.28〔少年ら五人組強盗逮捕〕
東京都で少年ら五人組強盗逮捕。
昭和21年(1946).3.10〔16歳から38歳の売春婦一斉検挙〕
東京都品川駅付近のホテルを中心に300人余りの売春婦一斉検挙。専門学校卒業者ほか、約半数が女学校卒。最も多い動機は好奇心、次いで金や物が欲しいから。
昭和21年(1946).3.12〔ニセ札偽造〕
東京都北多摩郡の旧制中学生(17)がニセ札犯として逮捕された。鉛筆とインクで百円札を偽造、昨年の12月から中央線沿線の店でアメやミカンなど10円の買い物をして釣銭を手に入れるなど、千3百円を使用していた。中流家庭だが、ラジオに凝って金に困ったため。この年の国家公務員大卒初任給540円。
昭和21年(1946).3.14〔15歳が祖母殺人〕
和歌山県那賀郡で、少年(15)が祖母(65)を山刀で殺害、逃走した。昭和26年6月時点でまだ逮捕されていない。
※※犯人が捕まったかどうかご存じの方はご教示をよろしく。
昭和21年(1946).3.22〔21歳(満19〜20歳)が幼女を猥褻殺人〕
神奈川県横浜市で、工場守衛(21)が隣家の女の子(7)を雑木林に誘い込んで性器に針金を刺したが泣き叫んだために所持していたナイフで首を三回刺して殺害、何食わぬ顔で行方不明になった女の子の捜索に加わり、3.29に針金が刺さったままの姿で発見されると死体を運んで交番に届けたりしていたが、3.31に逮捕された。近所でも真面目と評判で、女をまったく知らなかったが、去年この女の子を裸にしたことがあった。
昭和21年(1946).3.26〔戦災孤児、助けられた家の赤ちゃん連れ出す〕
埼玉県で戦災孤児、助けられた家の赤ちゃん連れ出す。
昭和21年(1946).3.27〔中4(満16〜17歳)が上級生に復讐殺人〕
秋田県平鹿郡の空地で、中学4年生(18)が5年生(17)の心臓をナイフで刺して殺害、自宅に逃走してネコイラズを飲んで自殺を図ったが命は取り留めた。5年生の半数は予科練などの軍隊帰りで、下級生に対して軍隊調の制裁を日頃から加えており、この日の卒業式でも棍棒で別れのビンタをしたため恨んだ4年生20人以上が卒業生5人を呼び出して仕返ししようとしたもの。5年生たちは学校外でも暴力事件を繰り返し、煙草も平気で吸っていたが、教師は軍隊帰りということで放置していた。
昭和21年(1946).4.13〔女子商業、争議で入試中止〕
茨城県で女子商業、争議で入試中止。
昭和21年(1946).4.29〔食糧問題討論会、16歳少女も演壇に〕
東京都で食糧問題討論会、16歳少女も演壇に。
昭和21年(1946).5.4〔中3(満16〜17歳)ら7人のピストル強盗団が学校で銃撃戦〕
兵庫県神戸市で、神戸一中3,4年生(18)3人と、神戸出身の日大生(18〜21)4人が強盗で逮捕された。神戸一中に保管されていた旧陸軍物資を2月から8回に渡って大量に盗み出し、闇市で売りさばく際に台湾ギャングと組むようになりピストルを手に入れた。学校での盗みは見つかって警官と銃撃戦になったため断念、それからは電気店などに押し入って、合計で50万円以上を稼いでいた。この年の国家公務員大卒初任給540円。
全員が裕福な家庭で、学校をさぼって外泊を繰り返しても放任されており、金は遊興費ですべて使い果たしていた。3年生は元海軍飛行予科練生で、ラグビー部の先輩に誘われてグループに入っていた。
昭和21年(1946).5.16〔19歳(満17〜18歳)ら10人組が連続強盗殺人〕
東京都淀橋区で、男(19〜29)10人組が覆面をして会社員宅に押し入り、主婦(36)を日本刀でめった切りにして殺害、子供(15,12)2人も負傷させ逃走した。向かいの家に強盗に入ろうとして主婦に目撃されたため。翌5.17に中野区の露天商宅に押し入り、1人をめった切りにして殺害、2人に瀕死の重傷を負わせ逃走したが、6.7に逮捕された。この露天商の子分だったが、仲間割れしたもの。ほかにも強盗10件を自供。
参考文献・三宅修一
『捜査課長メモ』
昭和21年(1946).5.22〔20歳(満18〜19歳)慶大医専生が都と埼玉県相手に100万円詐欺〕
東京都と埼玉県を巧みに騙して得た2万点の軍関係衣料を売って約100万円を得た慶大付属医学専門学校一年生(20)が捜査を逃れようと巡査部長に賄賂を渡そうとして逮捕。新宿に大規模な中華料理店を建築中で予想以上の建設費に困っていた。犯行直前まで都農業会指導部嘱託として農産資材配給会委員をしていて関係官庁に顔が利いた。
昭和21年(1946).5.23〔工業学校生徒、統合に反対テモ〕
東京都で工業学校生徒、統合に反対デモ。
昭和21年(1946).5.27〔継母が野菜盗みを強要〕
東京都亀有で菜園から野菜を盗もうとした国民学校6年生(13)と4年生(11)の兄弟が捕まる。継母(48)から風呂敷や電車賃を渡され盗みを強要させられていた。
昭和21年(1946).6.9〔18歳(満16〜17歳)が米軍基地で盗んで射殺〕
秋田県秋田市の小学校で、工員(18)が進駐していた米軍のパン3袋を盗んで逃走しようとしたが、歩哨に撃たれて死亡した。
昭和21年(1946).6.10〔17歳ら信号操る列車泥棒団〕
山陽本線明石駅付近で貨物列車を止めて荷物を盗んでいた17歳の少年をリーダーとする6人組が逮捕された。信号を赤に切り替えて止まった列車の扉をこじ開けて、これまで何度も盗みを働いていた。
昭和21年(1946).6.22〔14歳(満12〜13歳)が列車にパチンコで石を打ち込む〕
秋田県北秋田郡で、男子(14)が走行中の列車にパチンコで石を打ち込み窓ガラスを割り、6.24に捕まった。
昭和21年(1946).6.25〔小6(満11〜12歳)がルパン脅迫〕
東京都立川市で、国民学校6年生(13)が近所の家に「今夜お目にかかる、用意しておけ、共産党ルパン団長」という脅迫状を投げ込んだが、事件が大きくなったのに驚いて自分の家にも脅迫状を届けて足がついて捕まった。成績優秀で探偵小説が大好きだった。
昭和21年(1946).6.27〔16歳(満14〜15歳)女子が老婆殺害〕
島根県那賀郡で夜、無職女子(16)が叔父の無職(37)と共謀して近所の家に押し入り、老婆(67)を絞殺、7.2に逮捕された。女子と老婆は日頃から仲が悪かった。
昭和21年(1946).7.2〔14歳女子がルパン誘拐狂言〕
東京都目黒区の教員宅で「娘さんと金とをもらっていくぜ、金は困るだろうからあとで返す、ルパンより」という手紙を残して女学校2年生(14)の姿が見えなくなった。誘拐事件として大捜査網が引かれたが手がかりがなく迷宮入りした3ヶ月後に女学生が自宅近くに現れ狂言だと判明した。
成績が悪いのを親に叱られたため現金やカメラなどを持ち出し家出、金がなくなるとパン売りなどをして暮らしていた。
昭和21年(1946).7.9〔19歳ニートら2人組が山小屋で2人殺害で死刑〕
長野県北安曇郡の山小屋で、神戸市の無職・斉藤和一(満19歳)と広島市の造船工・香川義春(満24歳)が、就寝中の慈恵医大生4人の頭を木の棒で殴って本科3年生(25)と予科3年生(22)を殺害、2人を3ヶ月と3週間の重傷とし、現金、カメラ、腕時計などを強奪して逃走したが、すぐに逮捕された。
ぶらぶらと遊んで暮らしていたが、登山マニアの造船工が誘って装備も食料もなしに山に来て、大学生たちの豪華な食料を奪うために最初から皆殺しにするつもりで襲ったもの。昭和22年に最高裁で2人とも死刑確定。昭和23年7.13、死刑執行。
昭和21年(1946).7.11〔18歳が幼馴染宅で泥棒〕
東京都葛飾区の眼科医宅で主人が泥棒を発見、駆けつけた巡査がナタで抵抗する犯人に発砲。重傷の犯人は病院の長男の幼馴染(18)で家出中だった。4日と9日にも同じ家に泥棒に入っていた。
昭和21年(1946).7.11〔21歳(満19〜20歳)の元警官が詐欺〕
会社員(29)に摘発した隠匿米を払い下げる約束で6600円を騙し取った埼玉県元巣鴨署警官(21)を検挙。
昭和21年(1946).7.14〔19歳が2人殺害〕
三重県南牟妻郡で、少年(19)が女性(60)と他一名を棍棒で殴り殺して逃走した。昭和26年6月時点でまだ逮捕されていない。
※犯人が捕まったかどうかご存じの方はご教示をよろしく。
昭和21年(1946).7.12〔女不良集団「血桜組」〕
東京都上野駅を拠点とする女不良集団「血桜組」の38人を逮捕。組員は20歳前後の女ばかり50名以上で元女工(23)が親分。「売春組」と「たかり組」に分かれて盛り場で活動。
昭和21年(1946).7.17〔21歳(満19〜20歳)の警官が拳銃を盗む〕
東京都杉並署警官(21)は警察保管の拳銃と弾丸を6回に渡り盗んで一挺1000円から5000円で売り遊ぶ金に当てていた。
昭和21年(1946).7.17〔21歳(満19〜20歳)米で籠抜け〕
東京都赤坂の主婦らが米一俵2000円で買ってくると言う顔なじみの男に籠抜けされた。24日捕まった犯人(21)は同じ方法で二ヶ月間に17件、17430円を騙し取っていた。
昭和21年(1946).7.22〔小学校教師(満20〜21歳)が祖父恨んで毒殺〕
※参考
神奈川県足柄上郡の自宅で、小学校教師(22)がすいとんに農薬用の砒酸鉛を入れて食べさせ、祖父(69)を7.28に死亡させ、祖母(69)を軽症、叔父(32)を重態とした。追及され、9.5に自供。川崎市に住んでいたが、去年の4月に両親とともに祖父宅に疎開して同居していた。田畑3千坪などの財産を長男の父親ではなく三男の叔父に譲ろうとしたことで恨んだもの。小学校での評判はよく、同僚は信じられないと云っている。父親も小学校教師。
昭和21年(1946).7.25〔高女卒が多い売春婦〕
東京都有楽町駅近くで売春婦38名を検挙。ほとんどが無職。高女卒の20歳から25歳の女が20名を占めていた。
昭和21年(1946).7.〔17歳が強盗殺人〕
岡山県で、少年(17)が一人暮らしの老人を強盗殺人。無期懲役となったが昭和40年仮出獄。
昭和21年(1946).8.9〔17歳が率いる自転車窃盗団〕
東京都板橋区の少年(17)が率いる自転車専門窃盗団10名が逮捕。被害は50台以上で35000円を稼いでいた。
昭和21年(1946).8.8〔万引き増加で老舖書店閉店〕
東京都銀座の名門書店・三昧堂が万引きにより閉店。戦前は週に2、3名だったのが戦後一日平均7、8名に増加し、低年齡化し、被害額は売上げの1割近くとなった。内務省官史、警察官、学生、女事務員など。生活難のためとして罪悪感はなく、「買えばいいんだろう」と金を出す者もいる。
昭和21年(1946).8.13〔警官の息子含む19歳窃盗団〕
東京都杉並署は警官の息子含むいずれも19歳の窃盗団7名を逮捕。5月ごろから元陸軍工場の機械を取り外しては売り払い3万円余りを稼いでいた。うち郵便局員でもある2人は封鎖小切手を持つものに3割の手数料を貰って新円を払い出し一万円余りを得ていた。この年の国家公務員大卒初任給540円。
昭和21年(1946).8.26〔20歳(満18〜19歳)が両親いじめる兄一家4人を惨殺〕
青森県三戸郡の水車小屋で、農家の弟(20)が兄一家4人を殺害した。他県にいた兄一家は1年前に実家に戻ったが、嫁姑の折り合いが悪く、父(70)母(68)に対して包丁を持って追い掛けたり「死んでしまえ」と怒鳴ったりして一家で虐待した。母親は「このままでは殺されるので先に殺したほうがよい」と同居の弟に言ったため、弟は水車小屋で就寝中の兄(43)をナタでめった打ちにして殺害、妻(42)、長女(16)、長男(8)に兄が事故死したと水車小屋に誘き出してナタで惨殺、水槽に投げ入れた。子供が水槽から這い上がろうとしたので丸太で突き落とした。血痕を追及されて28日に自白、懲役15年となったが、サンフランシスコ講和条約恩赦で11年に減刑。殺人教唆の母親は高齢のため不起訴処分。
昭和21年(1946).9.1〔20歳(満18〜19歳)の美人詐欺師逮捕〕
若い娘から金品を騙し取る品川区の女(20)を逮捕。7月15日新宿駅前で知り合った女性(20)から砂糖一貫目を買ってやると300円受け取り、映画見物の上、腕時計を騙し取った。他にも複数の女性から靴下代として400円、手提鞄代として60円、穴あき靴まで騙し取っていた。朝鮮からの引揚者で生活費に困っての犯行。
昭和21年(1946).9.2〔中学生誘拐、五万円脅迫〕
宮城県で中学生誘拐、五万円脅迫。
昭和21年(1946).9.5〔14歳が率いる貴金属窃盗団〕
警視庁が窃盗団つかまえる。首謀の下谷区の少年(14)、少年の姉(18)、旧制中学生(16)、同(16)、給仕(16)の5人。主犯が以前勤めていた麹町区の貴金属店に合鍵で50数回盗みに入り、盗品を銀座の土産物屋に売って13万円稼いだ。当局は貴金属店の雇主としての少年に対する態度、土産物屋の盗みを助長する態度、保護者の無関心にそれぞれ反省を求めている。
昭和21年(1946).9.7〔18歳(満16〜17歳)が母親傷害致死〕
神奈川県横浜市の自宅で、次男(18)が母親(48)と夕食中にケンカして、壁に押し付けたりしたが死亡した。警察が取調べ。
昭和21年(1946).9.10〔実業学校2年(満14〜15歳)が老婆を強盗殺人〕
東京都立川市で、昭和第一実業学校2年生(16)が隣家の歯科医宅に侵入、歯科医の義母(70)の頭を薪割りで殴って殺害、何食わぬ顔で学校に通っていたが9.29に逮捕された。こずかいを得るために計画を練り、誘い出しとアリバイ作りのために隣家一家を映画に誘い、友だちが来ているからと映画館を抜け出して自宅から凶器を持って隣家を訪れいきなり襲い、凶器の血を洗ってオガクズで指紋を消し、大量の盗品を自宅離れの子供部屋に運んでから映画館に戻ったもの。盗んだライターと煙草入れを知人に売ったために足が付いた。これまでもこの家から11回に渡って1万円を盗んでいたが警察へ届けは出されていなかった。この年の国家公務員大卒初任給540円。
参考文献・三宅修一
『捜査課長メモ』
昭和21年(1946).9.15〔14歳(満12〜13歳)が父親殺害〕
島根県美濃郡の自宅で、県立農林学校1年の三男(14)が父親(48)の頭をナタで殴って殺害、すぐに捕まった。自宅通学するため中学から転校させられたことに腹を立てての犯行。父親は元陸軍少佐で、躾に厳しかった。6月に復員したばかり。
昭和21年(1946).9.16〔19歳ニートが母親と妹殺害して死刑〕
広島県佐伯郡の自宅で、無職の邑神一行(満19歳)が母親(49)と妹(16)を殺害した。自動車会社の金を使い込んでクビとなって2月に実家に帰ったが、田舍の仕事を嫌って働かず、母と妹の内職でかろうじて食べていた家計を圧迫したため冷たくされ、妹に「仕事もせずに遊んでいる者は飯を食べなくてもよい」と云われたことから殺人を計画、深夜1時に就寝中の2人の顔をワラ打槌で殴って死体を井戸に捨てた。翌年1.17、2人が行方不明になったことを不審に思った友人に死体を発見されて逮捕。父親は小4のときに死んでおり、貧しい家庭だった。
1審無期だったが、2審で死刑判決が出て、死刑は残虐で憲法違反と上訴。最高裁は「一人の生命は、全地球よりも重い」としながらも、死刑は必ずしも残虐とは云えないと上告棄却して死刑が確定した。
昭和21年(1946).9.17〔住友令嬢誘拐事件〕
※参考
神奈川県横浜市で住友令嬢の白百合高女付属初等科6年生の女の子(12)が帰宅途中、「警察の者ですが、お宅で重大事件が起きましたから一緒に来てください」と言う男に連れ去られたが、数日経っても脅迫状も届かなかった。
この年の3月に日本帝国工業専務令嬢、日本女子付属初等科5年生(11)が誘拐されて7月に脅迫状が届き警察の尾行がつきながらも1万5千円を奪われ令嬢は半年ぶりに家に戻るという事件があったが、手口と人相が似ていたため同一犯と断定、樋口芳男(22)を指名手配し、22日に岐阜県で逮捕、住友令嬢も無事に戻った。
樋口は鉄道機関助手をしていたが昭和18年から毎月ひとりを誘拐する「悲願千人切り」と題する手帳を付け、19歳だった昭和19年に松平子爵令嬢、女子学習院付属初等科5年生(12)を誘拐して3年の刑を受けて八王子少年刑務所に入っていたが昭和20年7.31に脱走、合計で16人の少女を誘拐していた。
紳士的な態度で少女たちは皆恐がりもせずについていったという。この年の国家公務員大卒初任給540円。
昭和21年(1946).9.17〔20歳(満18〜19歳)ら拳銃殺人強盗と警官殺し〕
東京都渋谷道玄坂上で木工会社重役(45)が射殺され8000円余りが奪われた。犯人は20歳の3人とその他2人の計5人で翌年2月上旬までに逮捕。内一人は大阪市天王寺区で4人の仲間と巡査部長を射殺した犯人でもあった。
昭和21年(1946).9.21〔少女2人が拳銃強盗〕
東京都芝区高浜町の路上で通行人が2人組の少女に拳銃で脅されたが振り切って逃げた。一人は赤黒のワンピースに幅広のベルトと赤い靴の大女。もう一人は白のワンピースに黒のベルトに赤い靴だったという。
昭和21年(1946).9.22〔小3ら46人が刺青入れる〕
埼玉県南埼玉郡の小学校で、生徒46人が入れ墨をしているのが身体検査で発覚した。3年生4人、4年生4人、5年生11人、6年生6人、高等科1年生(現在の中1に相当)10人、高等科2年生12人。村の青年が入れ墨を自慢しているのを見て、針とインクで桃太郎や倶利迦羅紋紋の絵を自分たちで入れたもの。※人数の合計が合わないが讀賣新聞の記事では46名という数字が2回出てくる。
昭和21年(1946).9.28〔小6女子(満11〜12歳)が泥棒の逆恨みで従姉妹毒殺未遂〕
山形県西村山郡で、小学6年生女子(13)が近所の親戚宅に侵入、従姉妹の小学6年生女子(13)の飯盒のご飯にネコイラズをまぜて毒殺を謀ったが未遂に終わった。8.31にこの家で百円を盗んだことがバレて、母親が「今後このような悪いことをすれば俺とお前は死ななければならない」と買ってきたネコイラズを渡した。成績が悪い女子は優等生の従姉妹に嫉妬していたこともあり、泥棒を親に告げ口された怨みを晴らすため、家の手伝いと教師に嘘を言って学校を早引けして犯行に及んだもの。毒を入れたあとに390円と衣服などを盗んで逃走していた。この年の国家公務員大卒初任給540円。
昭和21年(1946).9.28〔20歳(満18〜19歳)が心中〕
長野県更級郡の自宅で、男子(20)が同じ村に住む恋人の女子(19)の喉を猟銃で撃って殺害、自分も死んだ。女子の家庭の事情で結婚できないことを悲観したもの。農家の次男。
昭和21年(1946).10.4〔16歳(満14〜15歳)ら3人がホームレスに火を付けて金を奪う〕
大阪府大阪市の大阪駅前広場で、少年(16)ら3人が、酔って寝ていた無職男性の服に火を付けて3週間のヤケドを負わせて現金を奪って逃走したが、すぐに逮捕された。
昭和21年(1946).10.8〔21歳(満19〜20歳)専大生と拓大生が強盗〕
東京都東横線祐天寺駅付近で、拓大生(22)と専大生(21)の2人組みが、大日本ビール出荷主任(55)を匕首と棍棒で脅して5400円入りの鞄を奪った。
昭和21年(1946).10.9〔全国一斉"不良狩り"二万三九五九人検挙〕
全国一斉"不良狩り"二万三九五九人検挙。
昭和21年(1946).10.18〔20歳(満18〜19歳)の娘の売春を恥じて母子心中〕
茨城県多賀河尻海岸で行商の妻(45)、長女(20)、長男(12)、次女(10)の母子4人が投身心中し三人死亡、長男だけ助かる。長女が窃盗と売春で検挙されたため。生活も苦しかった。
昭和21年(1946).10.23〔20歳(満18〜19歳)の女が公爵の孫かたる詐欺、窃盗〕
東京都で島津公爵の孫、島津文代とか二世の山本博子と称して金品数万円を騙し取った京都市の同志社高女中退の女(21)を逮捕。旅館に男を連れ込み隙を見ては金品(1万円相当)を奪ったほか、金をドルに換えてやると約一万円詐取。
昭和21年(1946).10.25〔明大生(満17〜18歳)ら3人組強盗、刑事刺す〕
東京都銀座の路上で、明大予科2年生(20と19)と文化学院1年生(19)の3人組が、私服の警部補を「金を出せ」とピストルで脅し、腕をねじあげられると匕首で太もも刺して1ヶ月の重傷を負わせて逃走、11.4にダンスホールと群馬の温泉で逮捕した。全員が中流以上の家庭で、キャバレーやダンスホールでの遊ぶ金欲しさ。
昭和21年(1946).10.〔16歳(満14〜15歳)ら学生主体の窃盗団〕
東京都世田谷区で、法政大学予科生(19)、同予科生(19)、明大予科生(20)、早大第二高等学院生(20)、神奈川県旧制中学4年生(16)、麻布中学卒業生(18)らの窃盗団13人が、民家を中心に2〜5名の組で33件約18万5000円を盗んで逮捕。父親は会社重役など裕福だが遊び歩いて浪費していた。この年の国家公務員大卒初任給540円。
昭和21年(1946).11.6〔19歳(満17〜18歳)の良家の子息がピストル殺人〕
東京都田園調布の元区議会議長宅で、慶応義塾専門部2年生(20)がピストルで撃たれて殺された。
この慶応2年生はうどん粉をモルヒネと偽って友人に6万8千円で売る計画を立て、知り合いの21歳の男に話を持ちかけた。ところがこの男は友人の旧制高校生(いずれも19)2人に計画をばらしため、旧制高校生2人は反対にこの慶応生を脅して儲けようと岩波文庫を新聞紙に包んで現金に見せかけもう一人の女と3人で慶応生の自宅を訪れた。拳銃で脅したが逆に慶応生が飛び掛かってきたため撃ち殺した。
皆裕福な良家の子息で生活には困っていなかったが、ダンスホールなどで遊び歩いて金につまったため闇商売をしていた。この年の国家公務員大卒初任給540円。
昭和21年(1946).11.11〔上京費欲しさから十二少年の殺人 讀賣新聞引用〕
新潟県の某村では父親を失い母の実家に引取られていた十五歳と十二歳の兄弟が祖父に叱られて家出し山小屋生活を続けリンゴの闇売りをしていたが去年の暮東京へ出るため同村の某家に押入り兄が見張りに立ち弟が薪割で同家の主人をめったうちにして殺害、三百円と貯金通帳を奪い高飛びしようとしたところをつかまった。(讀賣新聞1946.11.11)
昭和21年(1946).11.16〔20歳(満18〜19歳)強盗の末自殺〕
埼玉県川口市で、無職(20)が鍛冶職宅に押し入り、母子5人を鉄棒で滅多打ちにし、現金2万円と38万円入りの通帳を奪い放火して逃走、1千円の懸賞金つきで指名手配されたが、11.20に東京都豊島区の自宅の隣家二階で服毒ののち飛び降り自殺。
昭和21年(1946).11.20〔女子(満15〜16歳)が兄と関係して赤ちゃん生み殺す〕
北海道勇払郡で、女子(17)が9月に赤ちゃんを産んで殺害した。実兄(25)との子供だったため、処置に困ったもの。11.20に逮捕されて、11.29に自白。
昭和21年(1946).11.22〔元警官と学校中退者が強盗〕
東京都芝区の無職(53)方で強盗が主人の首を絞め800円などを奪い逃走。犯人は昨年窃盗で懲戒免職になった元少年警察官(23)と明治学院専門部中退の家出少年(19)。
昭和21年(1946).11.23〔少年五〇人を飯場に売り飛ばした男を逮捕〕
栃木県で少年五〇人を飯場に売り飛ばした男を逮捕。
昭和21年(1946).11.27〔18歳(満16〜17歳)ら脱走犯8人が警官殺害〕
兵庫県姫路市の姫路少年拘置所で、強盗容疑などで収容されていた8人(18〜30)が脱走、その夜に巡査(40)が見つけて職務質問したが、棒で殴って殺害、現金458円、巡査手帳、自転車を強奪して逃走、12.3までに逮捕された。
昭和21年(1946).12.1〔21歳(満19〜20歳)早大生が友人射殺〕
東京都四谷区の学習院初等科構内のどぶで、死後一週間を経過した牛込区の男(38)の死体を発見。友人の早大専門部政経科2年(21)が犯行を自白。先月17日被害者を誘い出し拳銃で頭を打ち1500円と靴、鞄などを奪った。
昭和21年(1946).12.3〔19歳音楽学校女学生が窃盗〕
東京都下谷区に下宿する東京音楽学校師範科女生徒(19)を窃盗で送検。下宿の家から3日にわたって衣服などを盗み2700円稼いで生活費にあてた。兄や姉から仕送りもあったが虚栄心も手伝っての犯行。
昭和21年(1946).12.7〔17歳(満15〜16歳)がケンカして小学生射殺未遂〕
島根県鹿足郡の路上で、農家の雇い人(17)が小学5年生(12)を撃って重体として殺人未遂で逮捕された。日頃から仲が悪く、ケンカして主人の家から猟銃を持ち出したもの。
昭和21年(1946).12.11〔国民学校生徒二〇〇名、校長排斥同盟休校〕
北海道で国民学校生徒二〇〇名、校長排斥同盟休校。
昭和21年(1946).12.21〔18歳(満16〜17歳)ニートが兄に嫉妬して祖母殺害〕
神奈川県川崎市の自宅で、次男(18)が祖母(72)の頭を鈍器で殴ってから絞殺、死体を床下に隠して、長男(22)に祖母は田舍に行ったと騙し、翌朝4時に就寝中の長男を殺そうとバットで殴って重傷を負わせて「おばあさんはこの下にいます」という遺書を残して逃走した。持ち出した母親の服を闇市で1600円で売り、和洋女子専門学校女生徒(16)と逢ったのちに女性(23)をナンパして旅館に泊まり、2人で信州の温泉に逃亡しようとしていたところを12.25に上野松坂屋前で逮捕された。祖母が長男ばかりを可愛がることに嫉妬したもの。
父親は会社員で、中学を卒業したが成績が悪く進学できずにぶらぶらしていた。警察の留置所では毛布をくれないとハンストすると要求している。
昭和21年(1946).12.21〔女教師(満20〜21歳)が赤ちゃん生み殺す〕
※参考
神奈川県川崎市の自宅で、私立女学校の女教師(22)が赤ちゃんを産んで圧殺した。不倫関係の子供だったため、処置に困ったもの。
昭和21年(1946).12.22〔20歳(満18〜19歳)や大学生が遊興費のためにピストル強盗〕
東京都淀橋区の食品配給所を1日に襲い3700円を奪うなどしたピストル強盗4人組、元満州不動産社長の次男で中大法学部3年生(22)、木材薪炭問屋の4男で東京獣医専門学校3年生(21)、元中大生(23)、事務員(20)を逮捕。遊興費欲しさの犯行だった。
昭和21年(1946).12.23〔泥棒団率いる15歳〕
東京都北多摩郡を拠点にしていた18〜19歳の13人の泥棒団のリーダー(15)を逮捕。130件300万円の盗みを働き、熱海で芸者に6万円たたきつけるなど豪遊。この年の国家公務員大卒初任給540円。
昭和21年(1946).12.24〔21歳(満19〜20歳)の女教師が愛人に死産の子贈る〕
東京都目黒区の私立女学校教諭(21)が豊島区の元同僚女性宅に風呂敷につつんだ生まれたての男の赤ん坊の死体を届けにきた。元同僚の甥の明大専門部生(18)との子供で処理に困り届けたとの手紙を添える。女教師はその甥に学資を貢いでいた。死体遺棄罪。
※タイトルと本文が同じ短いデータはすべて「
〔年表〕子どもの事件 1945-1989
」山本健治 柘植書房より引用したもの。※
少年犯罪データベース主宰・管賀江留郎の著作第二弾。
『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』
冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。すべての悲劇の原因は、人間の正しい心だった!
我が身を捨て、無実の少年を死刑から救おうとした刑事。彼の遺した一冊の書から、人間の本質へ迫る迷宮に迷い込む!
世界のすべてと人の心、さらには昭和史の裏面をも抉るミステリ・ノンフィクション!これぞ、21世紀の道徳感情論!
少年犯罪データベース主宰・管賀江留郎の本が出ました。
『戦前の少年犯罪』
戦前は小学生の人殺しや、少年の親殺し、動機の不可解な異常犯罪が続発していた。
なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?戦前の道徳崩壊の凄まじさが膨大な実証データによって明らかにされる。
学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに妄想の教育論、でたらめな日本論を語っていた!
少年犯罪データベース主宰・管賀江留郎の著作第二弾。
『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』
冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。
すべての悲劇の原因は、人間の正しい心だった!
我が身を捨て、無実の少年を死刑から救おうとした刑事。
彼の遺した一冊の書から、人間の本質へ迫る迷宮に迷い込む!
執筆八年!『戦前の少年犯罪』著者が挑む、21世紀の道徳感情論!
戦時に起こった史上最悪の少年犯罪<浜松九人連続殺人事件>。
解決した名刑事が戦後に犯す<二俣事件>など冤罪の数々。
事件に挑戦する日本初のプロファイラー。
内務省と司法省の暗躍がいま初めて暴かれる!
世界のすべてと人の心、さらには昭和史の裏面をも抉るミステリ・ノンフィクション!
※宮崎哲弥氏が本書について熱く語っています。こちらでお聴きください。
少年犯罪データベース主宰・管賀江留郎の本が出ました。
戦前は小学生の人殺しや、少年の親殺し、動機の不可解な異常犯罪が続発していた。
なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?戦前の道徳崩壊の凄まじさが膨大な実証データによって明らかにされる。
学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに妄想の教育論、でたらめな日本論を語っていた!
『戦前の少年犯罪』 目次
1.戦前は小学生が人を殺す時代
2.戦前は脳の壊れた異常犯罪の時代
3.戦前は親殺しの時代
4.戦前は老人殺しの時代
5.戦前は主殺しの時代
6.戦前はいじめの時代
7.戦前は桃色交遊の時代
8.戦前は幼女レイプ殺人事件の時代
9.戦前は体罰禁止の時代
10.戦前は教師を殴る時代
11.戦前はニートの時代
12.戦前は女学生最強の時代
13.戦前はキレやすい少年の時代
14.戦前は心中ブームの時代
15.戦前は教師が犯罪を重ねる時代
16.戦前は旧制高校生という史上最低の若者たちの時代
少年犯罪データベース
・
13歳以下の犯罪
・
異常犯罪
・
戦前の少年犯罪
少年犯罪統計データ
・
少年の殺人統計グラフ
・
少年のレイプ統計グラフ
・
親殺し統計グラフ
子どもの犯罪被害データーベース
○
管理人メールアドレス
間違いなどありましたらご教示ください。
主要参考文献
「
〔年表〕子どもの事件 1945-1989
」
「
戦前の少年犯罪
」
「
戦後死刑囚列伝
」
「
新聞集成昭和史の証言
」
「
新聞集成昭和編年史
」
「
日本の精神鑑定
」
「
日本長期統計総覧
」
「
年表 昭和の事件・事故史
」
「
昭和史全記録 1926〜1989
」
「
値段史年表 明治・大正・昭和
」
「
事件・犯罪大事典 明治・大正・昭和
」
「
20世紀にっぽん殺人事典
」
「
青少年非行・犯罪史資料1-3
」
「
教育事件・論争史資料
」
「
朝日新聞縮刷版
」
「
読売新聞縮刷版
」
「
毎日新聞縮刷版
」
「
警察白書
」
「
犯罪白書
」
このサイトのリンク経由でアマゾン内の商品をなんでも買うと、当方に数%の手数料が入ります。
データ作成には、国会図書館への交通費やコピー代などの経費が掛かっていますので、その資金に使わせていただきます。
少年犯罪データベースが参考文献として掲載されています。
少年犯罪データベースのデータが引用されています。
このページのトップへ▲
このページのトップへ▲
|
昭和20年へ
|
少年犯罪データベース
|
昭和22年へ
|