平成5年(1993).1.13〔中1らがいじめマット殺人〕
山形県新庄市の中学校体育館用具室で、1年生(13)がマットに巻かれた逆立ち状態で窒息死した。日頃からいじめられており、1,2年生(12〜14)7人が傷害致死で逮捕。3人が無罪となり、4人が有罪で少年院などへ送られた。両親は7人と市に対して1億9300万円の損害賠償訴訟を起こし、平成17年9.7、最高裁は7人に5760万円の支払い命令を出して確定。
平成5年(1993).1.25〔中3がいじめ自殺〕
愛媛県松山市で、中学3年生(14)が自殺。いじめられていた。
平成5年(1993).1.〔有職少女による実母殺人・死体遺棄事件〕
有職少女(店員 19歳)は、男友達との交際を母親から反対されたことに激昂し、リボン様の紐で母親の首を締めて殺害したうえ、全裸にしダムに投棄した。(1月、山口) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).1.〔高校生によるタクシー強盗致傷事件〕
定時制高校1年生(16歳)は、遊興費欲しさからタクシー強盗を計画し、自宅から玄能一丁を持ち出し、乗車したタクシーの運転手の頭部を殴打して、金員を強取しようとしたが、同人に抵抗され傷害を負わせたもののその目的を遂げなかった。(1月、青森) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).1.〔無職少年らによる強盗監禁、致傷事件〕
無職少年2名(18歳、17歳)は、軽自動車に乗り、たまたま通りかかった二人乗りのバイクにわざと接触転倒させ、運転手に暴行したうえ、同乗の少女を批致して車両内に監禁し、更に車両内で休んでいた男性2名を襲って傷害を負わせ車ごと拉致した。(1月、佐賀) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).1.〔高校生による連続放火事件〕
高校1年生(15歳)は、窃盗の目的で民家に侵入したが金品を発見できなかったことに立腹し、ティシュペーパーにライターで火をつけ、更に押し入れにあったマットに直接火を放ち、寝室等を焼燬させたのをはじめ、約3ヶ月、の間に窃盗の証拠を隠滅するなどの理由から14件の放火をしていた。(1月、山梨) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).1.〔高校生によるパチンコ店に対する恐喝未遂事件〕
高校生(17歳)は、パチンコ店で負けた腹いせにパチンコ店のガラスを割ったうえ、「100万円を出せ、さもなければ何度でも嫌がらせをする」と脅迫文を投げ込んで脅迫し、現金を喝取しようとしたが、現金受渡し場所において警察官に逮捕され未退に終わった。(1月、大分) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).1.〔無職女子少年らによる逮捕監禁致傷、脅迫事件〕
無職少女(18歳)とスーパー女店員(18歳)は、遊興費欲しさから、非行グループであった被害者を呼び出し、売春を強要したところ、拒否されたため同女を約8時問にわたり監禁し、殴る蹴るの暴行を加えて売春を承諾させ、テレホンクラブ遊客を相手に売春をさせて、その対償2万円を1喝取した。(1月、北海道) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).1.〔中学生2名による傷害致死事件〕
中学3年生2名(いずれも14歳)は、かねてから「いじめ」の対象にしていた被害者に対し、プロレスあるいは柔道と称し、「四の字固め」、「大外刈り」等の技を掛け、さらに足蹴りするなどして暴行を加え、脳挫傷等により死亡させた。(1月、大阪) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).1.〔シンナー乱用による中毒死〕
土木作業員(19歳)は、自室に閉じこもり、約1週間にわたりシンナーを吸引し、中毒死した。(1月、福岡) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).2.16〔19歳2人が先輩を殺人死体遺棄〕
茨城県日立市の会社員(19)2人が、昨年10.30に職場の先輩(21)を自室に誘い込み鉄パイプで殴打したうえ、ロープで首を絞めて殺害し、遺体を海中に投棄したとして逮捕された。女性関係のトラブルから殴られ、復讐をはかったもの。
平成5年(1993).2.〔高校生らによるエアガン窃盗事件〕
高校2年生(16歳)と小学6年生2名(12歳、13歳)は、無人の模型店のシャッターをこじあけて侵人しエアガン約40丁をはじめ手錠、スライド式警棒等約200点(50万円相当)を窃取した。(2月、兵庫) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).2.〔高校生らによる金庫破り事件〕
高校3年生2名(いずれも18歳)と無職少年2才、(いずれも18歳)は、建設会社事務所の窓ガラスを破って侵人し、現金7万円をはじめ通帳、印鑑など12点が入った耐火金庫を窃取したほか、市内一円において盗みを重ね、山中において窃取した金庫をアセチレンガス溶断機や大型ハンマーで壊し、現金を窃取していた。(2月、福井) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).2.〔中学生らによる詐欺事件〕
中学2年生4人(いずれも14歳)は、ディスカウントスーパーにおいて、パソコン5台のバーコードの上にラジカセのバーコードを貼付して騙取したのをはじめ同じ方法でパソコン、ビデオデッキ等22台を騙し取り、事務機器販売会社等に売っていた。(2月、兵庫) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).3.2〔中2がいじめ自殺〕
栃木県栃木市の中学校体操部部室で、中学2年生(13)が首吊り自殺。いじめられていた。
平成5年(1993).3.〔有職少年による同僚殺人事件〕
有職少年(16歳)は、同僚と宿舎内においてテレビ観賞中、チャンネルをテレビゲームに切り替えたことから口論となり、台所から果物ナイフを持ち出し、同僚の胸を突き刺し殺害した。(3月、千葉) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).3.〔中学生グループによる連続窃盗事件〕
中学3年生7名(いずれも15歳)は、深夜に家を抜け出し、大学や事務所等の窓ガラスを破って侵入し、現金及びヘッドホンステレオ等総額280万円相当を窃取した。(3月、京都) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).4.17〔24歳ニートが振られて刑務所に入るため警官殺害〕※参考
東京都台東区の上野駅前で、無職(24)が警官(59)の背中を包丁で刺して殺害した。女に振られて思いを断ち切るために刑務所に入ろうと考え、警察官を殺せば長く入れると計画したもの。東京地裁は懲役15年の判決。
平成5年(1993).4.〔シンナー吸引中の事故死〕
有職少年(16歳)は、自宅のマンション6階の手すりに腰掛けシンナーを吸引していたが、誤って階下に落下し死亡した。(4月、山口) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).4.〔右翼団体構成員少年による火炎ビン投てき事件〕
右翼団体構成員(18歳)は、政治腐敗や外交政策を批判した総理大臣宛の抗議文と火炎ビンを所持し、JR山手線線路脇路上から、線路反対側にある総理大臣私邸に向け火炎ビン2本を投げつけたが届かず、線路上で炎上した。(4月、東京都) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).5.1〔シンナー乱用少年よる傷害致死事件〕
無職少年(16歳)は、グループが溜り場としているマンション駐車場でシンナーを吸っていたところ、同マンション住人の被害者(59歳)から注意されたことに激昂し、暴力団員(23歳)とともに、被害者を殴り倒し死亡させた。(5月、兵庫) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).5.6〔高1がいじめ自殺〕
秋田県合川町で、高校1年生(15)が自殺。いじめられていた。
平成5年(1993).5.12〔18歳ら6人が殺害死体遺棄〕
福岡県北九州市で、無職少年(18)ら6人は無職男性(23)を金属バットで殺害し、遺体を車のトランクに入れて路上に放置した。
平成5年(1993).5.27〔中2がいじめ自殺〕
福岡県行橋市で、中学2年生(13)が自殺。いじめられていた。
平成5年(1993).5.31〔17歳がはねた男性を焼殺〕
沖縄県国頭郡で深夜2時、塗装工(17)が無免許で乗用車を運転中、伊江村で男性(58)をはね、近くのキャンプ場から灯油を持ち出し、まだ生きている男性の全身にかけ、ライターで火をつけ殺害、6.2に逮捕。事故を隠すためと自供。
平成5年(1993).5.〔予備校生による実父殺人事件〕
予備校生(18歳)は、別居している実父が口うるさく千渉することから殺害を企て、実父が帰宅するのを階下で待ち伏せし、所携の木刀で腹部等を殴打し、更に果物ナイフで頸部等を刺し殺害した。(5月、東京都) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).5.〔無職女子少年らによる教師恐喝事件〕
無職女子少年(15歳)は、交際中の男(26歳)と共謀し、中学在籍中に肉体関係を持った教諭から金員を喝取することを企て、同教諭に対して「関係を他人にばらされたくなければ金を出せ」と脅迫して、前後3回にわたり合計226万円を喝取した。(5月、栃木) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).6.〔無職少女による覚せい剤乱用事件〕
無職少女(18歳)は、譲渡された覚せい剤を乱用し、意識もうろうの状態となり、道路上をふらついていたところを110番通報で駆けつけた警察官に保護された。(6月、東京都) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).6.15〔18歳ら3人がリンチ殺人〕
名古屋市港区金城ふ頭で、工員(18)、定時制高校生(18)、家事手伝い(18)の3人が会社員(18)をリンチして殺害した。遊び仲間だったが、Jリーグの切符が盗まれたトラブルから制裁したもの。アベックを角材で殴り、女子高校生を車のトランクに監禁して連れ去った事件も起こしていた。
平成5年(1993).6.〔有職少年による放火事件〕
有職少年(18歳)は、駅前テナントビル内男子トイレにおいて、仕事上の不満を時らすために、トイレットペーパーを床面に敷き、その上に日本手拭をかぶせ、灯油を垂しライターで火をつけ、仕切り板の一部を焼燬させた。(6月、秋田) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).7.8〔中1女子がいじめ自殺〕
北海道苫小牧市で、中学1年生女子(13)が鉄道自殺。いじめられていた。
平成5年(1993).7.24〔18歳ら2人がケンカで刺殺〕
大阪府東大阪市の大阪外環状線で、喫茶店手店員(18)が、会社員(27)を匕首で刺殺した。仲間と2人でケンカとなって3カ所刺したもの。バイクで逃走したが8.7に逮捕。
平成5年(1993).7.31〔27歳が幼女誘拐レイプ殺人〕※参考
岡山県津山市で、無職(27)が遊んでいた小学2年生の女の子(7)を自宅に誘い込み、レイプしようとしたが抵抗されたため胸や腹を踏みつけて釘抜きで頭を殴って出血多量で殺害し、畑に死体を埋め、8.2に逮捕された。岡山地裁は懲役10年の判決。
平成5年(1993).7.〔無職男女少年らによる自動車盗等事件〕
無職少年(18歳)と無職少女(17歳)は、家出中の足とするため次々と自動車を盗み、また、食事代等欲しさから車上狙い等50件(被害総額600万円相当)の盗みを行った。(7月、秋田) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).8.〔無職少年による放火事件〕
無職少年(17歳)は、県立高校内体育クラブ部室に侵入しカメラ等を窃取したが、金員のないことに立腹し、同所合宿所1階6畳間に積み上げてあった布団、シーツにマッチを用いて点火し、同所建物一棟を焼燬させた。(8月、福井) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).8.〔無職少年らによる強盗致傷事件〕
無職少年2名(18歳、17歳)は、飲酒後、金がなくなったことから金を奪うことを計画し、コンビニエンスストアに買物に来た男性客に「ガンをつけた」と因縁をつけ、顔面、頭部等を殴る蹴るの暴行を加え、更に逃げる被害者を追いかけ、「金を出せ」等と脅迫し、現金1万円を強取した。(8月、富山) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).8.〔有職少年による傷害、電車往来危険罪事件〕
有職少年(18歳)は、レール上にこぶし大の敷石100個以上を並べ列車を転覆させようとしたところ、対向線を通過中の電車の運転手に発見され、逮捕されたが、引き渡された駅員を手拳で殴りつけ、顔面挫創の傷害を負わせた。(8月、神奈川) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).9.2〔16歳ら10人が暴力団員射殺し死体遺棄〕
群馬県前橋市で、暴走族(19)1人、(18)4人、(17)2人、(16)2人と無職(20)の10人が、嫌がらせをする暴力団員2名を拉致し、けん銃で射殺し、勢多郡の草木湖畔に死体遺棄して11日までに逮捕された。
平成5年(1993).9.27〔19歳が昔の恨みで女性殺害〕
大分県別府市で、無職少年(19)が温泉管理人女性(56)を殴り殺し、逮捕された。女性は昔、少年の家でお手伝いをしていたが、その時の恨みを晴らすため殺したと自供。
平成5年(1993).9.28〔19歳がケンカで殺人〕
東京都国立市の駐車場で、無職少年(19)が、通行人に「ガンをつけたな」と因縁をつけ暴行していたところ、仲裁に入った消防士(23)と口論となり、殴られたことに憤慨し、ナイフで腹部を突き刺し殺害した。(9月、東京都) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).9.28〔17歳が酒乱の母親殺害〕
大阪府羽曳野市の自宅で、肉屋店員(17)が、酒乱の母親に「真面目になってくれ」と哀願したが聞き入れないことに激昂して、首を両手で絞め殺害した。「もうこんな母親はいらないと思った」と自供。
平成5年(1993).9.〔高校生らによる自動車、オートバイ盗等事件〕
高校1年生2名(16歳、15歳)と無職少年4名(16歳2名、15歳2名)は、駐車場や路上にあった乗用車17台、バイク18台、自転車2台を次々と窃取し、ガソリンが無くなると乗り捨てていた。(9月、佐賀) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).9.〔暴走族少年らによる傷害致死事件〕
暴走族少年5名(17歳3名、16歳2名)は、仲間の悪口を他人に漏らしているグループ員を呼び出し、手拳や竹棒等で殴る蹴るの集団リンチを加え、脳挫傷等により死亡させた。(9月、茨城) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).9.〔高校生らによる公務執行妨害、傷害事件〕
高校2年生(16歳)と無職少年(16歳)は、事務所荒しの被疑少年として職務質問され、一且は犯行を認めたものの、やにわに逃走し、追いついた警察官に所携のカッターナイフで切りつけ、頚動脈切傷の傷害を負わせた。(9月、神奈川) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).9.〔シンナー乱用少年の飛び降り自殺〕
会杜員(19歳)は、小学校の非常階般でシンナーを吸引後、発作的に飛び降り自殺をした。(9月、茨城) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).10.20〔17歳が肩が触れて殺人〕
埼玉県大宮市の大宮駅で、無職少年(17)は通行中の会社員(28)と肩が触れたことから口論となり、会社員は立ち去ったが、少年は後を追い、路上で果物ナイフで男性の首を刺して殺害、すぐに捕まった。
平成5年(1993).10.〔無職少年らと成人らによるテレクラを利用した強盗致傷事件〕
無職少女(18歳)と無職少年2名(いずれも17歳)と成人3名は、テレクラで呼び出した男性から金を奪うことを共謀し、誘い出した男性客を取り囲み、所携のモップ及び手拳等で後頭部、顔面等を殴打するなどの暴行を加えたうえ、「金を出せ」等と脅迫し、現金1万円を強取した。(10月、香川) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).10.〔有職少年によるスーパー強盗事件〕
有職少年(18歳)は、コンビニエンスストア店の店員に「店の裏で段ボールが燃えている」と告げて誘い出し、その際レジを開けようとしたが発見されたため「開けないと刺すぞ」と脅迫し、現金7万8,600円を強取した。(10月、愛知) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).10.〔暴走族少年らによる傷害致死野件〕
暴走族少年2名(いずれも17歳)は、グループからの脱退を決意したグループ員を取り囲み、手拳で殴る蹴るの暴行を加え、脳挫傷等により死亡させた。(10月、千葉) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成5年(1993).11.20〔中2がいじめ自殺〕
滋賀県湖東町で、中学2年生(14)が自殺。いじめられていた。
平成5年(1993).11.23〔中1が母親切る〕
兵庫県西宮市の自宅で、棋士の森安秀光9段(44)が就寝中に刺殺され、長男の中学1年生(12)が「学校休んだことにがちゃがちゃ言うからや」と叫びながら母親(40)を刺身包丁で切り2週間のケガを負わせて家を出て、翌日にゲーム店で保護された。
中1生は見つけた時はすでに死んでいて脈を取ったため服に血が付き、疑われるから死んだことを母親に知らせなかったと話し、父親の死に自分は一切関係がないと12.10までの取り調べに終始一貫主張、刑事責任を問えない14歳未満のためそれ以上は追及されず、母親への傷害事件だけで処理された。
平成5年(1993).11.29〔40歳が幼女誘拐レイプ殺人〕※参考
神奈川県川崎市の路上で、会社員(40)が小学3年生の女の子(9)を「目が見えないから道を教えて欲しい」と自宅に連れ込み、レイプしようとしたが抵抗されたので絞殺、死体をビニール袋に入れて林に捨てた。12.2に死体が発見され、翌年5.20、誘拐殺人死体遺棄で逮捕。
平成5年(1993).11.〔中学生による電車往来危険罪事件〕
中学3年生(14歳)は、学校でいじめられたり、成績が悪くて先生に叱られたことから、電車を転覆させてうっぷんを晴らそうとJR高崎線の線路上にチューブ(重さ20.5キロ、長さ18.6メートル)1巻を放置した。(11月、埼玉) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
「警察白書」よりの平成5年事例引用
「警察白書」の平成5年(1993)事例引用
中学3年生7人は、スリルと遊び感覚を求め、深夜に大学や事務所等計23箇所に忍び込み、現金や車、オートバイ等(約280万円相当)を盗んでいた。3月、2人逮捕、5人補導(京都)。
「警察白書」の平成5年(1993)事例引用
高校3年生25人(男子17人、女子8人)は、5月以降約15回にわたり、東京都内の公園でイラン人から大麻を買った上、夏休み中にキャンプ場や別荘で大麻パーティーを開いたほか、自宅等で大麻を吸引していた。9月、5人逮捕、20人補導(神奈川)。
「警察白書」の平成5年(1993)事例引用
4月、暴力団組長による少年組員(16)に対する児童福祉法違反事件の検挙を契機として、少年組員に対し粘り強く説得を行い、少年組員から暴力団を離脱する旨の誓約書を徴するとともに、暴力団組長から、少年の離脱を承認し、これを妨害しない旨の誓約書を徴した(警視庁)。
「警察白書」の平成5年(1993)事例引用
4月、少年(19)の母親からの相談を契機として、指定暴力団の幹部が少年に対して暴力団への加入を勧誘している事実を把握し、加入勧誘の中止を命令して少年の加入防止を図った(神奈川)。
「警察白書」の平成5年(1993)事例引用
5月、少年組員による暴走族構成員(中学生)に対する暴行傷害事件の検挙を契機として、少年組員(17)を暴力団から離脱させるとともに、暴力団に上納金を納めるなど暴力団の支配下にあった暴走族を解体補導した(愛知)。
「警察白書」の平成5年(1993)事例引用
住吉会系暴力団組長(46)等は、家出中の女子高校生等2人を芸妓置屋に住み込み芸妓として一人当たり200万円で売り渡し、旅館等に派遣して働かせていた。9月、児童福祉法違反等により暴力団組長、幹部等暴力団員7人を含む9人逮捕、10人検挙(岡山)。
「警察白書」の平成5年(1993)事例引用
デートクラブ経営者(38)等4人は、5年4月に営業を始め、女子高校生等をデート嬢として待機させ、男性客の指名に応じてデートさせたほか、客の求めに応じて売春させていた。9月、経営者等4人を児童福祉法違反(淫行させる行為等)で逮捕。会社員(46)等6人を青少年保護育成条例違反で逮捕。女子高校生56人を含む63人を補導(神奈川)。
「警察白書」の平成5年(1993)事例引用
3月、ツーショットダイヤル営業で知り合った女子中学生(13)や無職少女(17)に対する青少年保護育成条例違反(みだらな性行 為)で公務員等6人を検挙したことを契機として、営業者を電気通信事業法違反(郵政大臣への届出義務違反)で逮捕(長崎)。
「警察白書」の平成5年(1993)事例引用
8月、使用済みの下着を売りにきた女子高校生等を出演させて裏ビデオを制作販売していたブルセラショップの店長を、児童福祉法違反(有害業務の募集)及び猥褻(わいせつ)図画販売目的所持で逮捕し、会社及び経営者を古物営業法違反(無許可営業)で検挙(警視庁)。
少年犯罪データベース主宰・管賀江留郎の著作第二弾。
『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』
冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。すべての悲劇の原因は、人間の正しい心だった!
我が身を捨て、無実の少年を死刑から救おうとした刑事。彼の遺した一冊の書から、人間の本質へ迫る迷宮に迷い込む!
世界のすべてと人の心、さらには昭和史の裏面をも抉るミステリ・ノンフィクション!これぞ、21世紀の道徳感情論!
少年犯罪データベース主宰・管賀江留郎の本が出ました。
『戦前の少年犯罪』
戦前は小学生の人殺しや、少年の親殺し、動機の不可解な異常犯罪が続発していた。
なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?戦前の道徳崩壊の凄まじさが膨大な実証データによって明らかにされる。
学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに妄想の教育論、でたらめな日本論を語っていた!