平成7年(1995)の少年犯罪
平成7年(1995).1.14〔18歳が母親と姉を殺人未遂〕
奈良県橿原市の自宅で、無職少年(18)がハンマーで母親(51)と姉(20)の頭を何度も殴り、3週間と1週間の傷害を負わせ、殺人未遂で捕まった。ひとり暮らしを反対され激昂したもの。
平成7年(1995).1.〔高校生等12人によるひったくり等の窃盗事件〕
高校1年生(16歳)等3人は、出勤途中の女性から税金75万円在中のバッグをひったくって窃取したほか、12人のグループでひったくり、出店荒し、自動車盗等41件、被害総額4,400万円相当の窃盗を敢行した。(1月、広島) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).1.〔中学生5人による傷害致死事件〕
中学3年生(14〜15歳)5人は、卒業生(15歳)から言葉遣いが悪いと因縁付けられて呼び出され、これに対抗するため金属バットを携行し呼び出し場所であるレストラン駐車場において卒業生の頭部等を殴り付け、外傷性くも膜下出血により死に至らしめた。(1月、福島) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).2.5〔中2がいじめ自殺〕
静岡県浜松市で、中学2年生(14)が飛び降り自殺。いじめを受けていた。
平成7年(1995).2.〔無職少年等によるリンチ傷害致死事件〕
無職少年(17歳)は、貸したオートバイで事故を起こしながらも弁償に応じない遊び仲間の無職少年に立腹し、遊び仲間の高校生(17歳)等2人と共謀して自宅に呼び出し、殴る蹴るの暴行を加え、硬膜下血腫により死に至らしめた。(2月、大分) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).2.〔中学生による連続通り魔傷害事件〕
中学3年生(15歳)は、日頃親から怒られている腹いせに、通行中の女性の背後に自転車で近付き、所携のカッターナイフで背中を切り付けて全治1週間の傷害を負わせたほか、同様の手口で6件の傷害事件を敢行した。(2月、東京) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).2.〔中学2年生の首吊り自殺〕
中学2年生(14歳)は、自宅2階において首を吊り自殺した。同中学生は以前同級生から暴行を受け学校の調査によりー応解決が図られたが、その後、同級生に無視されたり、「チクリマン」と呼ばれるなどの新たないじめを受けており遺書にもいじめを受けていたことが書かれていた。(2月、茨城) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).3.2〔小6がケンカして友人刺す〕
大分県大分市の河原で、小学6年生(11)が同級生(12)の腹を包丁で刺した。借りた自転車を返さないことからサッカーボールをぶつけられてケンカとなり、自宅から包丁を持ってきたもの。
平成7年(1995).3.26〔不良グループによる傷害致死、死体遺棄事件〕
高校1年生(16歳)等3人は、日頃から出入りしていた鉄鋼所工員(47歳)の居宅において、同人に殴る蹴るの暴行を加え、出血多量により死に至らしめた。さらに、不良仲問の中学生4人を被害者宅に呼び出し、死体を緊縛したうえ川に投棄して死体を遺棄した。(3月、三重) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).3.〔大型量販店を対象とした連続放火未遂事件〕
専門学生(17歳)は、就職先が決まらない鬱憤を晴らすため、デパートを焼燬しようと思いデパート2階の呉服売場、及び3階寝具売場の陳列商品にライターで点火したが、商品を焼燬させたのみにとどまり、その目的を遂げなかった。(3月、滋賀) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).4.7〔17歳が肩が触れたと殺人未遂事件〕
千葉県印旛郡の路上で、無職少年(17)は、自転車で通行中に高校3年生(17)と肩が触れたことで口論となり、ナイフで左胸を刺して1か月の傷害を負わせた。
平成7年(1995).4.7〔中2女子がいじめ自殺〕
愛媛県松山市で、中学2年生女子(13)が鉄道自殺。いじめを受けて半年間登校拒否をしていた。
平成7年(1995).4.27〔中2がいじめ自殺〕
奈良県橿原市で、中学2年生(13)が首吊り自殺した。いじめられていた。
平成7年(1995).4.28〔中2女子がいじめ自殺〕
長崎県長崎市の中学校校舎屋上で、2年生女子(13)が飛び降り自殺した。いじめられたと遺書を残し、同級生男子に連日「臭い。汚い。バッチイ」と言われていたことが判明した。
平成7年(1995).4.〔中学生による監禁致傷事件〕
中学3年生(14歳)は、一緒に家出する友達欲しさから、ゲームセンターで出会った中学1年生に因縁を付け、4日間にわたり連れ廻して監禁し、その間、同中学1年生をコインランドリーの乾燥機に入れて回転させたり、口の中にタバコの灰を落とすなどの暴行を加え、全治3週聞の傷害を負わせた。(4月、大阪) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).4.〔中学生による持凶器殺人未遂事件〕
中学3年生(14歳)は、最近高校生(16歳)に金銭を要求されたり、使い走りをさせられるようになったことに加え、殴る蹴るの暴行を受けるようになったことから、殺害しようと決意し就寝中の同高校生の腹部を柳刃包丁で刺したが、全治1か月、の傷害を負わせたにとどまった。(4月、青森) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).5.1〔専修学校生がいじめ自殺〕
大阪府寝屋川市で、専修学校生(15)が首吊り自殺した。膠原病でいじめられていた。
平成7年(1995).5.〔高校生3人による強盗致傷事件〕
高校生(16歳)等3人は、遊びに飽き、憂さ晴らしのため自転車で通行中の大学生(22歳)を呼び止め、角材で殴打するなどの暴行を加えて現金1万2,000円を強取し、その際、硬膜下出血等の重傷を負わせた。(5月、東京都) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).5.〔女子中学生による集団傷害事件〕
卓球部に所属する中学2年生女子(14、13歳、触法少年)7人は、退部を申し出た女子中学生(14歳)と口論となり、同女子中学生を学校近くの寺の境内に連れ込み、寺の柱に手を縛り付けたうえ殴る蹴るの暴行を加え、全治1週間の傷害を負わせた(5月、栃木) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).5.〔非行少年グループによる傷害事件〕
配管工(16歳)等10人は、ガソリンスタンドに給油に来ていた2人から対立する暴走族の構成員と問違われて声をかけられたことに憤慨し、10人で殴る蹴るの暴行を加え、それぞれに全治10日問の傷害を負わせた。(5月、京都) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).5.〔シンナー乱用が原因となった溺死事件〕
無職少年(19歳)は、友人3人と共に崖壁でシンナー乱用中、急に海に飛び込んでそのまま海中に沈み、溺死した。(5月、福岡) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).6.18〔18歳ら暴走族6人が注意されて刺殺〕
大阪府豊中市の駐車場で深夜3時過ぎ、とび職など成人5人(22〜20)と少年(18)の暴走族「流星連合」6人が、指圧師(46)を殺害、7.7に逮捕された。オートバイで爆音を立てて走行中に指圧師と飲食店経営(46)に「うるさい」と怒鳴られた。十数人を呼び集めて2人を取り囲み、鉄パイプなどで殴って、サバイバルナイフで刺殺したもの。
平成7年(1995).6.〔無職少年等4人による強盗事件〕
無職少年(17歳)等4人は、遊興費欲しさから通行中のアルバイト(22歳)他1人に因縁を付けて殴る蹴るの暴行を加えてビル脇の路地に引き込み、さらに暴行を加えて現金1万2,000円を強取した。(6月、宮城) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).7.7〔15歳ら2人が強盗殺人〕
大阪府大阪市淀川区の駐車場で深夜0時、工員(23)と無職少年(15)が会社員(35)の現金3万円入りバッグを強奪して刺殺し、19日に逮捕された。会社員が大声を上げてつかんだため、ナイフで8カ所刺してバイクで逃走したもの。
平成7年(1995).7.17〔高2が友人を殺人未遂〕
広島広島市東区の路上で、高校2年生(17)が友人の高校一年生(16)をナイフで刺し重傷を負わせ殺人未遂で捕まった。ケンカとなって、背中などを刺したもの。
平成7年(1995).7.〔有職少年等3人による強盗致傷事件〕
工員(16歳)等3人は、通行中の会社員(23歳)に対し、手に金属性ナックルをはめこんで脅迫したが、抵抗する態度を示されたため、殴る蹴るの暴行を加え、抵抗を抑圧して現金13,000円在中の財布を強取し、その際、全治1週聞の傷害を負わせた。(7月、東京都) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).7.〔中学生による持凶器強盗致傷事件〕
中学3年生(14歳)は、市営住宅に侵入し、在宅していた主婦(42歳)に背後から近づき、首にカッターナイフを突き付けて脅迫し現金を強取しようとしたが、逆にナイフを取り上げられ、その際、主婦に3日間の傷害を負わせた。(7月、長崎) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).7.〔暴走族の対立抗争による傷害致死事件〕
暴走族仲間である土木作業員(17歳)等5人は、対立する暴走族の構成員3人を呼び出し、殴る蹴るの暴行を加え、そのうちの1人(16歳)を急性硬膜下血腫により死に至らしめた。(7月、奈良) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).7.〔少女ロックグループによる傷害事件〕
ロックグループのメンバーである無職少女(17歳)等8人は、JR駅に母親を迎えに来ていた高校1年生女子(16歳)に因縁を付けて公衆便所に連れ込み、殴る蹴るの、暴行を加え、全治1週間の傷害を負わせた。(7月、茨城) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).7.〔中学生8人によるいじめ傷害事件〕
中学3年生(14歳)8人は、いじめの対象としていた同級生(14歳)に些細なことに因縁を付けて、平成7年7月1日から同月20日までの間、学校内において数回にわたり殴る蹴るの暴行を加え、肋骨骨折等の傷害を負わせた。(7月、愛知) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).7.〔中学生による多額恐喝事件〕
中学1年生(12歳:触法少年)は、同級生の女子生徒が服装の乱れから先輩に狙われているなどと虚偽の事実で畏怖させ、2か月の間、十数回にわたり現金を喝取した。(7月、栃木) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).7.〔暴走少年4人による暴力行為事件〕
建設作業員(19歳)等4人は、交通違反取り締まり中の警察官に言いがかりを付けたうえ、パトカーのボンネットに上がったり、無線用アンテナを折り曲げるなどの暴力行為をした。(7月、山形) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).8.〔無職少年等7人による公衆電話ボックス爆破事件〕
無職少年(17歳)等7人は、花火の火薬を使ってダイナマイトと称する爆発物をつくり、それを道路脇の公衆電話ボックス内で建発させて電語ボックスを損壊し、公共の危険を生じさせた。(8月、新潟) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).8.〔女子中学生等による傷害、恐喝事件〕
中学3年生女子(15歳)等2人は、高校1年生女子(15歳)2人を自宅に呼び出し、因縁を付けて鉄パイプで殴打するなどの暴行を加え傭害を負わせたうえ、現金4万円を喝取した。(8月、山梨) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).8.〔中学生5人による傷害致死事件〕
スケートボード仲間である中学3年生(14歳)等5人は、仲間の一人である高校1年生(15歳)が練習を怠ったことに憤慨し、制裁として30分にわたり殴る蹴るの暴行を加え、急性硬膜下血腫により死に至らしめた。(8月、埼玉) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).8.〔専門学校生等4人によるリンチ殺人事件〕
専門学校生(17歳)等4人は、顔見知りの中学生(15歳)の反抗的態度に激怒し、4人で手拳や角材等で全身を殴打したうえ、公園の植え込みに運んで放置し殺害した。(8月、大阪) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).8.〔高校生による実母殺人事件〕
高校2年生(16歳)は、実母から学業成績を注意されたことに激怒し、殺意をもって実母の背部を刺身包丁で突き刺し殺害した。(8月、千葉) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).9.〔女子高校生による実母の焼死を伴う現住建造物放火事件〕
高校1年生女子(16歳)は、実母(46歳)に不登校や生活態度について注意されたことに憤慨し、実母を困らせてやろうと自宅2階の居室に置かれた衣服に放火して自宅を全焼させ、その際、実母が煙に巻かれて死亡した。(9月、埼玉) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).9.〔中学2年生による中学校校舎への放火事件〕
中学2年生(14歳)は、夏休みの部活動を欠席したことについて顧問教師から叱責されると考え、これを回避する目的で校舎1階の教室に灯油を撒き、マッチで点火して教室の本棚、床などを焼燬させた。(9月、長崎) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).9.〔無職少年等3人による自動販売機荒し未遂事件〕
無職少年(17歳)等3人は、厚生年金休暇センター倉庫脇に設置してある自動販売機をバールでこじあけて金品を窃取しようとしたが、パトロール中の警祭官に発見されて逮捕されたため、その目的を遂げなかった。(9月、大分) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).9.〔有職少年等3人による学校荒し事件〕
有職少年(19歳)等3人は、中学校に侵入し、2階事務室から現金16万9,000円及び預金通帳等16点在中のセカンドバッグを窃取したほか、20件の学校荒しを敢行した。(9月、和歌山) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).9.〔中学2年生2人による病院荒し事件〕
中学2年生(14歳、13歳:触法少年)の2人は、個人病院2か所に侵入し、現金4万円を窃取した。(9月、東京都) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).9.〔少女非行グループによるリンチ傷害事件〕
喫茶店の女子店員(15歳)等5人は、同じ非行グループの仲間である無職少女(16歳)がグループ内で横柄な態度をとることに憤慨し、5人で殴る蹴る、さらにタバコの火を付けるなどの暴行を加え、安静加療3か月の傷害を負わせた。(9月、兵庫) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).9.〔シンナー乱用が原因となった転落死亡事件〕
高校2年生(16歳)は、遊び仲間とシンナーを吸引し、意識もうろうとなった状態で歩き回っているうち、川に転落して溺死した。(9月、福岡) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).10.28〔17歳ら3人が暴走族対立で殺人〕
大阪府吹田市の阪急山田駅前で、暴走族「関西一家」の高校3年生(18)、解体作業員(17)2人の計3人が、暴走族「風狂魔(かざぐるま)」の高校3年生(18)を殺害した。抗争を繰り返しており、40人の大乱闘のあげく金属バットで殴り、刃物で刺殺害したもの。
平成7年(1995).10.〔少女非行グループによるリンチ傷害事件〕
無職少女(17歳)等5人は、同じ非行グループの仲間である中学3年生女子(14歳)に、グループの掟を破ったことに対する制裁として5人で殴る蹴る、さらにタバコの火を付けるなどの暴行を加え、全治2週間の傷害を負わせた。(10月、埼玉) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).10.〔有職少年2人によるホームレスに対する傷害事件〕
防水工事作業員(17歳)等2人は、鴨川右岸の橋下で寝ていた住居不定の男性(52歳)に言いがかりを付け、殴る蹴るの暴行を加え、全治1週間の傷害を負わせた。(10月、京都) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).10.〔中学生2人による放火事件〕
中学3年生(14、15歳)の2人は、空き家に侵入し、同所に置いてあったオートバイを窃取したが、エンジンがかからないことに憤慨し、憂さ晴らしのためガソリンを古布に浸してライターで点火し、空き家一棟を全焼させた。(10月、栃木) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).10.〔無職少年等2人による連続強盗事件〕
無職少年(19歳)等2人は、O市内の路上において、通行中の男女に鉄パイプを示して車の後部座席に乗車させ現金を強取しようとしたが、被害者が要求に応じなかったためその目的を遂げなかった。○その後、駐車場において乗用車内の男性に対し、鉄パイプで喉元を付くなどの暴行を加えて抵抗を抑圧して現金3,000円を強取した。○さらに、別の駐車場において、少年3人に対し鉄パイプで殴打するなどの暴行を加えて現金を強取しようとしたが、少年達が逃走したためその目的を遂げなかった。(10月、和歌山) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).10.〔教護院無断退去少年による強盗致傷事件〕
教護院中等部2年生(14歳)は、民家に空き巣に人り、現金2,000円を窃取し、さらに物色中、帰宅した家人に発見され、通報及び逮捕を免れるため同家人の腹部を足蹴りにし、加療2か月を要する傷害を負わせた。(10月、岐阜) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).10.〔無職少女3人による強盗致傷事件〕
無職少女(18歳)3人は、因縁を付けて呼び止めた無職少女(16歳)、有職少女(17歳)のうち、有職少女に暴行を加えた後、無職少女(16歳)の衣服をカッターナイフで切り付け、公衆浴場に連れ込んで殴る蹴るの暴行を加えて現金5,000円を強取し、その際、加療約10日を要する傷害を負わせた。(10月、兵庫) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).10.〔少年3人によるホームレスに対する傷害致死事件〕
無職少年(17歳)等3人は、公園のベンチに寝ていた被害者(69歳)に対し、「向こうに行け。」「無視するとは何事だ。」などと言いがかりを付け、頭部、顔面、腹部等を足蹴りするなどの暴行を加え、膵臓破裂による出血性ショックにより死に至らしめた。(10月、東京都) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).10.〔女子高校生による傷害致死事件〕
高校2年生女子(17歳)は、自宅で中学2年生(14歳)の実弟とファミコンゲームのことから喧嘩となり、果物ナイフで実弟の左胸を刺し、外傷性失血性ショックにより死に至らしめた。(10月、埼玉) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).11.23〔18歳が同棲女性を絞殺〕
静岡県静岡市瀬名のマンション自室で、少年(18)が同棲している女性(23)を紐で絞殺して捕まった。
平成7年(1995).11.27〔高1がナイフで同級生殺人未遂〕
愛知県海部郡蟹江町の神社境内で、高校1年生(16)が、同級生(16)のウォークマンを盗んだかどうかでケンカになり、ナイフでわき腹など5カ所を刺して重傷を負わせ、殺人未遂で捕まった。6人がこの決闘を見守っていた。
平成7年(1995).11.28〔中学生1年生の首吊り自殺〕
中学1年生(13歳)は、自宅駐車暢のバスケットボールのゴールにロープを掛けて首を吊り自殺した。遺書には、無視したりいじめられている等と書かれており、調査の結果、同級生から「無視される。服を脱がされる。」等のいじめをを受けていたことが判明した。(11月、新潟) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).11.〔女子高校生による実母殺人事件〕
高校2年生女子(18歳)は、学校をさぼるなど日頃の生活態度の乱れを実母(38歳)から厳しく叱責されたことに激怒し、実母の頚部を刃物で切り付けて殺害した。(11月、神奈川) 警察庁「少年非行等の概要」引用。
平成7年(1995).12.1〔17歳が中3女子刺殺、母親重傷〕
福岡県中間市の団地で、少年(17)が中学校3年生女子(15)を刺殺し、女子の母親(45)に重傷を負わせた。女子とは知り合いで、シンナーを常用しており、顔や胸をメッタ突きにしている。
平成7年(1995).12.8〔19歳2人が脅されて友人殺害〕
愛知県名古屋市西区のアパートで、専門学校2年生(19)と無職(19)が、専門学校2年生(21)をナイフで数十回刺して殺害した。17日に死体が発見され、18日に殺人で2人が逮捕。「呼び出されて、自殺を手伝わないと殺すと言われた」と自供。
少年犯罪データベース主宰・管賀江留郎の著作第二弾。
『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』
冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。すべての悲劇の原因は、人間の正しい心だった!
我が身を捨て、無実の少年を死刑から救おうとした刑事。彼の遺した一冊の書から、人間の本質へ迫る迷宮に迷い込む!
世界のすべてと人の心、さらには昭和史の裏面をも抉るミステリ・ノンフィクション!これぞ、21世紀の道徳感情論!
少年犯罪データベース主宰・管賀江留郎の本が出ました。
『戦前の少年犯罪』
戦前は小学生の人殺しや、少年の親殺し、動機の不可解な異常犯罪が続発していた。
なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?戦前の道徳崩壊の凄まじさが膨大な実証データによって明らかにされる。
学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに妄想の教育論、でたらめな日本論を語っていた!
少年犯罪データベース主宰・管賀江留郎の著作第二弾。
『冤罪と人類 道徳感情はなぜ人を誤らせるのか』
冤罪、殺人、戦争、テロ、大恐慌。
すべての悲劇の原因は、人間の正しい心だった!
我が身を捨て、無実の少年を死刑から救おうとした刑事。
彼の遺した一冊の書から、人間の本質へ迫る迷宮に迷い込む!
執筆八年!『戦前の少年犯罪』著者が挑む、21世紀の道徳感情論!
戦時に起こった史上最悪の少年犯罪<浜松九人連続殺人事件>。
解決した名刑事が戦後に犯す<二俣事件>など冤罪の数々。
事件に挑戦する日本初のプロファイラー。
内務省と司法省の暗躍がいま初めて暴かれる!
世界のすべてと人の心、さらには昭和史の裏面をも抉るミステリ・ノンフィクション!
※宮崎哲弥氏が本書について熱く語っています。こちらでお聴きください。
少年犯罪データベース主宰・管賀江留郎の本が出ました。
戦前は小学生の人殺しや、少年の親殺し、動機の不可解な異常犯罪が続発していた。
なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?戦前の道徳崩壊の凄まじさが膨大な実証データによって明らかにされる。
学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに妄想の教育論、でたらめな日本論を語っていた!
『戦前の少年犯罪』 目次
1.戦前は小学生が人を殺す時代
2.戦前は脳の壊れた異常犯罪の時代
3.戦前は親殺しの時代
4.戦前は老人殺しの時代
5.戦前は主殺しの時代
6.戦前はいじめの時代
7.戦前は桃色交遊の時代
8.戦前は幼女レイプ殺人事件の時代
9.戦前は体罰禁止の時代
10.戦前は教師を殴る時代
11.戦前はニートの時代
12.戦前は女学生最強の時代
13.戦前はキレやすい少年の時代
14.戦前は心中ブームの時代
15.戦前は教師が犯罪を重ねる時代
16.戦前は旧制高校生という史上最低の若者たちの時代
少年犯罪データベース
・
13歳以下の犯罪
・
異常犯罪
・
戦前の少年犯罪
少年犯罪統計データ
・
少年の殺人統計グラフ
・
少年のレイプ統計グラフ
・
親殺し統計グラフ
子どもの犯罪被害データーベース
○
管理人メールアドレス
間違いなどありましたらご教示ください。
主要参考文献
「
〔年表〕子どもの事件 1945-1989
」
「
戦前の少年犯罪
」
「
戦後死刑囚列伝
」
「
新聞集成昭和史の証言
」
「
新聞集成昭和編年史
」
「
日本の精神鑑定
」
「
日本長期統計総覧
」
「
年表 昭和の事件・事故史
」
「
昭和史全記録 1926〜1989
」
「
値段史年表 明治・大正・昭和
」
「
事件・犯罪大事典 明治・大正・昭和
」
「
20世紀にっぽん殺人事典
」
「
青少年非行・犯罪史資料1-3
」
「
教育事件・論争史資料
」
「
朝日新聞縮刷版
」
「
読売新聞縮刷版
」
「
毎日新聞縮刷版
」
「
警察白書
」
「
犯罪白書
」
このサイトのリンク経由でアマゾン内の商品をなんでも買うと、当方に数%の手数料が入ります。
データ作成には、国会図書館への交通費やコピー代などの経費が掛かっていますので、その資金に使わせていただきます。
少年犯罪データベースが参考文献として掲載されています。
少年犯罪データベースのデータが引用されています。
このページのトップへ▲
このページのトップへ▲
|
平成6年へ
|
少年犯罪データベース
|
平成8年へ
|