昭和63年から平成元年初めにかけて、東京都足立区綾瀬を中心に高校退学者を中心とする非行グループ(暴走族、暴力団)による連続強姦、ひったくり事件が発生した。
特にこのグループ内4人の少年達が中心となって起こした女子高生コンクリート詰め殺人事件は、今回の神戸児童殺人事件と遜色のない残虐さで、当時大きな問題となり、少年法改正論議や少年の実名報道等が活発に論議された。
この事件の原因を追及していくと、
- 少年犯罪に家庭環境が及ぼす影響
- 劇画等を参考にした強姦や死体遺棄の行為
- 家庭内暴力、校内暴力、いじめ
- 暴走族や暴力団による犯罪行為
- シンナー等薬物吸引の問題
- マスコミ等による女性のモノ化
等の問題が浮かび上がり、これらの要素は、最近の少年犯罪の原因と共通するもので、その意味では現代の少年犯罪の代表的なものであると思われる。
コンクリート詰め殺人事件の経過
少年の環境等
異常犯罪
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