昭和40年(1965)の少年犯罪



昭和40年(1965).1.3〔高2らが集団レイプして谷底へ転落〕
 神奈川県愛甲郡で、高校生や工員など7人(16〜17)が前日夜に自動車に分乗して知り合いの女工(16)を中津渓谷に連れ出して代わる代わるにレイプした。翌3日深夜3時に女工は隙を見て逃げ出したが、追ってきた少年2人と揉み合いになり、3人は谷に転落した。20メートル下の木に引っかかっていた県立高校2年生(17)は救助されたが、工員(17)と女工は谷底で死亡しているのが発見された。


昭和40年(1965).1.19〔高3が学校でレイプして絞殺〕
 長野県篠ノ井市の県立高校で、3年生(18)が1年生女子(16)を殺害、1.22に自首した。柔道室に誘い込みレイプしたが、教師に告げると云われて女生徒の制服のネクタイで絞め殺したもの。中農の息子で成績は良かったが、放火や下着泥で2回の補導歴があった。


昭和40年(1965).1.19〔宮城県警、タバコ店に少年にタバコを売るなと要請〕
 宮城県で宮城県警、タバコ店に少年にタバコを売るなと要請。


昭和40年(1965).1.23〔18歳が祖母を強盗殺人〕
 新潟県三島郡で、少年(18)と友人(17)が祖母(65)を殺害、現金1万6千円と銀行通帳を強奪して東京に逃走したがすぐに逮捕された。遊興費欲しさ。


昭和40年(1965).1.27〔40歳のノンちゃん殺し〕※参考
 東京都小金井市で、土木作業員手配師(40)が、小学6年生男子(12)を車で誘拐して三鷹の工場でいたずらしようとして殺害。昭和45年(1970).10.17に東京都台東区で、小学3年生の男の子(8)を車で誘拐、埼玉県戸田市の河原でいたずらしようとしたが抵抗されたため首を絞めて裸にしてからナイフでめった刺しにした。10.30に死体が発見され、その日に逮捕。死刑。妻と3人の子供がいた。


昭和40年(1965).1.27〔中3が模型飛行機欲しさに教師に脅迫状〕
 東京都国分寺市の中学校の女性教師2人に対して、「400万円持って来い。来ないと電灯の引込み線を切るぞ」と書かれた脅迫状が26日に送られ、翌日指定場所で同校の3年生(15)が捕まった。
 「吉展ちゃん事件や新潟の誘拐殺人事件を知って、この種の犯罪に興味を持ち、模型飛行機を買う金に困っていたので計画した。女の先生なら簡単に金を持ってくると思った」と自供。補導歴もなく、普通の家庭の生徒だった。


昭和40年(1965).1.27〔小学校で『お座敷小唄』唄えぬ生徒に体罰〕※参考
 東京都で小学校で『お座敷小唄』唄えぬ生徒に体罰。


昭和40年(1965).1.〔睡眠薬乱用の高校生非行グループ〕
 埼玉県狭山警察署においては、昭和40年1月、女子高校生(16才)が「卓球場で知りあった男子高校生2人に、自宅付近の墓地につれこまれ、乱暴された。」との訴出を受け捜査中、間もなく、飲酒酩酊の状態で徘徊中の某私立高校2年生の1人を発見したので補導したところ、「友達のB少年と共に、ハイミナールを飲んだ上、女子高校生に乱暴した。」旨の供述があった。引続き友人関係を調査したところ、同県下の高校生および同県から東京都内に通学する中学生、高校生からなる睡眠薬遊びのグル一プのあることが判明し、さらに調査を進めた結果、昭和39年夏頃から公園、喫茶店、神社境内、河原等において睡眠薬遊びにふけり、その結果怠学しては婦女暴行、恐喝等の非行を重ねていた15組の非行グループ(152人)を解明補導した。 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).1.〔暴力団による家出娘の人身売買事件〕
 東京都新宿区を根城としている暴力団員11名は、芸妓置屋が芸妓の不足に困っていることに目をつけ、昭和39年4月ごろから昭和40年1月までの間、新宿、池袋の喫茶店、バー等で知りあった家出少女ら16名に対し、甘言をもって近寄り、肉体関係を結んだうえ、池袋、中野の芸妓置屋に1人5万円から20万円ぐらいで売り飛ばし、さらにその後も同女等から働いた金を絞りとっていた。 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).2.2〔小田原市理容師会、非行防止は髪形から運動〕
 神奈川県で小田原市理容師会、非行防止は髪形から運動。


昭和40年(1965).2.5〔3歳が嫉妬して弟殺害〕
 東京都杉並区の自宅で、長男(3)が次男(3ヶ月)の顔の上に座ってテレビを見ているのを母親(28)が発見して病院に運んだが、すでに窒息死していた。母親が赤ちゃんばかり可愛がると云って弟にたびたび覆い被さっており、何度叱ってもやめなかった。


昭和40年(1965).2.5〔高2が叱られた腹いせに連続放火〕
 千葉県内の各市で未明に連続10件余りの放火が発生。車で逃走した高校2年生(17)が捕まった。「学校をサボったため父親が学校に呼ばれ注意された。友達の親は呼ばれず癪に触り、火をつけて社会を騒がせようと思った。途中からは火事のドサクサに金を盗もうと考えた」と自供。ナンバープレート2枚を盗み、盗んだ車に付け替えて犯行を行っていた。


昭和40年(1965).2.8〔私立女子高で「人権を認めて」と生徒授業放棄〕
 東京都で私立女子高で「人権を認めて」と生徒授業放棄。


昭和40年(1965).2.9〔私立女子高で万引防止に「下校中の買物禁止」〕
 兵庫県で私立女子高で万引防止に「下校中の買物禁止」。


昭和40年(1965).2.11〔6歳の保育園児が強盗〕
 北海道苫小牧市の民家に小学2年生(8)と保育園児(6)の兄弟が押し入り、留守番をしていた小学1年生の女の子(7)におもちゃのピストルを見せて「金はどこにある」と脅した。女の子が引き出しから4千円を渡すとピストルを置いて逃走した。


昭和40年(1965).2.13〔中3が鎮痛剤に酔って教師殴る〕
 福岡県辛像町の中学校で、3年生の一部で鎮痛剤を飲む遊びが流行。1月下旬には酩酊状態になった2人が教室で大声を出し、注意した教師を殴る事件が4件発生。1人は、昨年11月にも教師を呼び出して脅し、保護観察中だった。
 睡眠薬の取締が厳しくなり、代用品として鎮痛剤やセキ止め薬を注射する遊びが全国に広まり、高校生などが多数補導されている。


昭和40年(1965).2.15〔中3が鎮痛剤に酔って教師殴る〕
 名古屋市で、映画館フイルム運び(31)が猟銃2丁を所持してお好み焼き屋に押し入り、客のバス車掌(22)をいきなり射殺、女性2人に重軽傷を負わせ、近所の喫茶店と飲食店でも女性に発砲、バイクで逃走したが岐阜市で逮捕された。東京行き急行列車と、宇治山田行き近鉄急行列車にアンカを点火装置とした時限爆弾も仕掛けていた。犯行を否認したが送検され、心神喪失として不起訴処分となった。


昭和40年(1965).2.18〔中3が鎮痛剤に酔って教師殴る〕
 東加茂郡で、家具職人(28)が隣家の木材商宅に押し入り、主人(56)の頭をいきなりかなづちで殴って殺害、石油を掛けて放火して家を全焼させた。すぐに兄宅を襲い、兄と妻子の頭をカナヅチで殴って重軽傷を負わせて自動車で逃走したがトラックに正面衝突して5週間の重傷を負って逮捕された。敏感性関係妄想で周囲の人が自分を馬鹿にすると思い込んだものだが、検察は精神状態は正常だったとして起訴した。


昭和40年(1965).2.17〔小2が同級生をつり下げ〕
 秋田県鹿角郡の小学校の2年生の教室で掃除をしていた女子(8)4人は、1人の女子がさぼっているのに怒ったがその子が「死にたくなった」と言ったので「それじゃ、殺してやる」と縄跳びで腹をグルグル巻きにして2階の窓からつり下げた。階下の生徒が見つけて騒ぎ教師が駆けつけて落下寸前で救助された。


昭和40年(1965).2.17〔中3の2人組が強盗〕
 東京都足立区の団地に中3の2人組(共に15)が押し入り、主婦を脅し両手両足を縛って2700円を奪い逃走したが、すぐに捕まった。金欲しさから強盗を思いつき、変装し、役割分担も決めて犯行に及んだ。共に中流家庭で、家出と窃盗で補導歴があった。


昭和40年(1965).2.24〔高2の3人が国宝を盗んでどぶに捨てる〕
 奈良県の東大寺戒壇院の国宝、持国天像の宝剣が盗まれ、拝観者名簿から東京都北区の都立高校2年の修学旅行生3人(いずれも17)が捕まった。説明を聞いてなかったので国宝と知らずに盗み出したがニュースを聞いて怖くなり、20片に折り、20ヶ所の下水溝に捨てていた。


昭和40年(1965).2.28〔高3が大学入学金ほしさに脅迫〕
 群馬県伊香保町の土産店経営者に「3万円持って来い。サツに知らせると家族を絶対に殺す。俺は死んでもいい身なのだ」という脅迫状が送り付けられた。指定場所に金を取りに現れた高3生(19)は刑事と格闘になり逃走したが、落とした定期券から身元が判明し捕まった。大学に合格したが「就職しろ」と入学金を出してもらえず、その金欲しさに脅迫したと自供。父親はサラリーマンで経済的に恵まれており、成績も普通で学校でも信じられないと驚いている。


昭和40年(1965).2.〔中学生の脅迫状による恐喝事件〕
 中学生がテレビドラマのストーリーを模倣して、昭和40年1月から2月にかけて同級生等の家庭に「子供のいのちが欲しかったらOOに現金3万円を埋めておけ。警察に知らせると子供を殺す。」という内容の脅迫状をつぎつぎと送りつけ、金をおどし取ろうとした。この少年は4人兄弟の末子で、非行歴はないが性格は内攻性であり、学友との交際もなかった。父(職人)は子弟の教育に対してはきわめて関心が乏しく、放任の状態であった。(大阪府) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).2.〔小学生の窃盗集団〕
 小学校5年生と6年生の少年6名が共同して昭和40年1月下句から2月下句までの問に、デパート、商店などから前後25回にわたり、玩具、参考書、トランジスターラジオなど計156点、39,000円相当を盗んでいた。これはリーダー格のY少年が建築技術者の中流家庭の1人っ子で、これまで小遣銭に恵まれ、高価な玩具などを買ってもらっていたために、次第に浪費癖が高じて小遣銭に不足するようになり、友だちを誘って非行を犯すようになったものであるが、その非行が発見されないことに味をしめ非行を重ねていたものである。(新潟県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).2.〔中学生の恐喝事件〕
 養護施設に収容されている中学生3名が小遣銭欲しさから、共謀して昭和40年1月3日、通行中の中学生を呼びとめ、「おい、ちょっと待て、お前たちなんで俺たちの顔をみるんだ。」といんねんをつけて小路に連れ込み、顔を手拳で殴り3,250円を喝取したほか、同様手段で10名の小、中学生から前後6回にわたり、現金5,820円を喝取し遊興費にあてていた。これらの少年はいづれも両親が死亡したため養護施設に収容されているものであるが、平素から無断外出、怠学などと素行が悪く、加えて乱費癖から小遣銭欲しさのため本件非行に及んだものと認められる。(北海道) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。





昭和40年(1965).3.9〔週刊誌の強姦場面を地で行った18才の少年と成人との強姦事件〕
 トラックの助手をする18才の少年Aは、同トラックの運転手である21才のBとともに、会社の事務所に誰もいないのを幸いに、昭和40年3月9日午後1時半ごろ、かねて読んだ週刊誌に出ていた強姦の手口を想起し、それを実行に移そうと相談した。そこで、近くの喫茶店に電話でコーヒー2杯を事務所の2階(6畳の間)に持って来るよう注文した。少年らは、コーヒーの空茶わんを女店員がとりに来たところを襲うつもりで、部屋に布団をしき、おどかすために刃渡り11センチのナイフを畳に突き刺して待っていたが、一向に空茶わんを取りに来ないので、たえられずに、同日午後2時半ごろ再びジュ一ス2杯を注文し、出前に来た女店員(18才)を強引に部屋に引きずり込んで、泣き叫んで抵抗する同女を強いて姦いんしたものである。少年たちは、職場で聞く先輩や同僚のわい談に刺激され、俗悪な週刊誌を読むようになったが、そこに描かれていた一つのストーリーを模倣したと供述していた。
 少年Aの家庭は両親揃っているが、父は数年前に交通事故で頭部を打ちその後遺症がある上、妹3人、弟1人の7人暮しで、生計も苦しかった。(京都府) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).3.13〔中3が銀行爆破を計画〕
 佐賀県佐賀市内で、中学3年生(15)が銀行の金庫室を爆破し家出の資金を盗もうと「銀行襲撃計画書」まで作成していたが、母親の通報で未遂に終わった。3.10に鉄砲店でダイナマイト120本を盗み出し爆破装置を製造、佐賀県警鑑識課の実験で金庫室を吹き飛ばす威力があることが分かった。複雑な家庭環境に嫌気が差したため家出したかったと自供。


昭和40年(1965).3.25〔16歳工員が退学をうらみ教師を襲う〕
 東京都の私立高校で、1年前に成績・素行不良で退学した少年(16)が、改めて退学理由を当時の担任教師に問い質したが、かっとなりナイフで脅して捕まった。退学後、工員となったが、学歴がないと出世もできないと感じ、学校への未練が涌いたためと自供。


昭和40年(1965).3.〔小学生の放火事件〕
 昭和40年3月、小学校1年生の少女が自分の教室に旧校舎が当てられているのを嫌い、これを焼けば新校舎に入ることができるという単純な動機から、これに同情した友だちの2年生の少女と一緒に旧校舎に放火して木造2階建校舎2棟を全焼させた事件があった。この少女らの家庭はいずれも生活扶助を受けている家庭で両親は共稼ぎしており、また父は酒好きであった。(山形県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).4.1〔17歳女子と母親が義理の父親殺害〕
 東京都足立区の自宅で深夜0時、母親(45)と次女(17)が内縁の夫の工員(47)を殺害して自首した。7年前に2人の子供を連れて同棲するようになったが、籍は入っていなかった。酒を飲んで暴れたため帯で絞殺したもの。


昭和40年(1965).4.6〔睡眠薬を乱用のうえ、面識のない少年とアパートで不純な交遊にふけっていた少女〕
 素行不良で勤務先を解雇された売春歴を有する17才の少女が,自暴自棄となって、昭和40年4月6日、徳山市内の薬局から「ハイミナール」12錠を購入し、同市内の喫茶店において8錠を服用して意識もうろうとなり、同店に客として来ていたA少年(19才)にしなだれかかり、場所がらもわすれたわいせつ行為をくりかえしたのち、A少年を誘って知人のアパートに行き、同室内で全裸となり不純な遊びにふけっていた。 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).4.7〔50歳が隣家の男の子を誘拐殺人〕※参考
 兵庫県西宮市で、男(50)が隣家の小学5年生(10)を始業式の帰りに連れ出し武庫川岸で殺害、自宅で睡眠薬自殺を図って重体となった。妻と2人暮らしで、異常に可愛がっていた男の子が大きくなって相手にされなくなったので無理心中をするという遺書を残していた。陸軍少将の息子で、企業の経理部長の妻に劣等感を持って男の子だけが楽しみだった。


昭和40年(1965).4.9〔25歳ニートが金欲しさに父親殺人〕※参考
 東京都千代田区の自宅で、3男(25)が父親(58)を殺害、逃走したが4.25に自首した。
 父親の倉地武雄は元朝日新聞記者で、言論時代社を設立し政界暴露新聞「マスコミ」で影響力を持ち、ダム汚職の証人として国会喚問されたばかりだった。
 3男は成績優秀な兄弟で1人だけ劣等生で大学受験に失敗してからグレて、父親は自分の後継にしようとしたが働かずに会社の金を持ち出しスポーツカーを乗り回して女と遊び歩いてぶらぶらしていた。金欲しさに父親をアイスピックでメッタ刺しにして現金20万円を強奪、豪遊していた。死刑が求刑されたが、東京地裁はコーヒーの飲み過ぎによる刺激性不安状態にあったとして無期懲役判決。
 映画『金環蝕』はこの事件をモデルとしている。


昭和40年(1965).4.11〔中1女子が強盗で包丁で切りつける〕
 山梨県巨摩郡の農家で、中学1年生女子(12)が盗みに入ったが老婆(78)に見つかったため紐で首を絞め、台所の庖丁で首に切りつけ10日間のケガを負わせた。新しい筆箱を買うための犯行で、以前にも同家から1200円を盗んだことがある。中流の農家の子供だった。


昭和40年(1965).4.11〔公立大学で集団コネ入学抗議授業放棄〕
 群馬県で公立大学で集団コネ入学抗議授業放棄。


昭和40年(1965).4.14〔15歳ら2人組が現金輸送列車を襲う〕
 北海道江別市の野幌駅を出発した列車内で夜、無職の少年(17)と工員(15)の2人組が職員3人にナイフを突き付け縛り上げ、現金1600万円を強奪して逃走したが停車した駅の近くで捕まった。あまりの手際のよさから共犯者がいるのではないかと追求したところ、元国鉄荷物掛だった無職(32)が背後で指示していたことが判明した。


昭和40年(1965).4.15〔中3が父親殺人〕
 鹿児島県谷山市の自宅で、中学3年生(15)が父親(49)を殺害して自首した。無職の父親が酒を飲んで暴れたため薪で殴ったもの。傷害致死で逮捕。


昭和40年(1965).4.15〔16歳がケンカして両親ら13人が大乱闘〕
 熊本県菊池郡の自宅前で、16歳が17歳とケンカ、2人の親族ら5家族13人が加わって大乱闘となった。16歳の母親が腕を骨折するなど4人が重傷を負った。


昭和40年(1965).4.16〔担任生徒の家庭教師禁止通達〕※参考
 和歌山県で担任生徒の家庭教師禁止通達。


昭和40年(1965).4.17〔高3が世の中にあきて銃で自殺〕
 千葉県船橋市の自宅で、高校3年生(17)が猟銃で自殺した。「なんでも自分の思うようになる世の中にあきあきした」という遺書を残していた。


昭和40年(1965).4.17〔33歳が父親殺人〕※参考
 神奈川県横浜市の自宅で、洋品店主(33)が父親(65)を殺害して自首した。店のことで揉めて登山ナイフで胸を刺したもの。


昭和40年(1965).4.24〔26歳ニートが小学校で生徒4人を襲う〕※参考
 埼玉県蕨市の小学校校庭で、無職(26)が昼休み時間に侵入し、1年生(6)、4年生(9)、4年生(9)の3人にナタで襲いかかり頭蓋骨骨折の意識不明の重体とし、4年生女子(9)に10日間のケガを負わせた。浦和高校を卒業してからぶらぶらしており、家族に暴力をふるっていた。「家族に迷惑を掛けているので警察に捕まるために子供を襲った」と自供。


昭和40年(1965).4.26〔23歳が父親殺人〕※参考
 東京都墨田区の自宅で、工員(23)が父親(50)を殺害して自首した。結婚を反対されてカッとしてくり小刀で胸などをメッタ刺しにしたもの。


昭和40年(1965).4.〔中学生グル一プの窃盗事件〕
 賭博、ローラースケート等に熱中した中学生9人のグループが小遣銭に困り、公衆浴場に設けられているヘアードライアー、自動あんま機の使用料金を盗むことを相談し、連日にわたり、深夜、県内および束京都内の公衆浴場に忍び込み、ドライバー等で料金箱をこわし、昭和39年4月から昭和40年4月までの間に232件、34万円余におよぶ現金を盗んでいた。
 これらの少年はおたがいに住居が近く、また6人までが同じクラスで、トランプ賭博などからグループ化したもので、9人のうち8人までが窃盗、賭博の非行歴を有していた。また、少年らの家庭は9人のうち5人が父または母のいない欠損家庭であり、少年らが深夜あるいは早朝に外出し、また身分不相応の買物をしたり、浪費をしているにもかかわらず一般に、放任状態であった。他方232件中届出がされてあったのは38件にすぎず、このような届出の少なさが少年らの非行に対する考えを甘くした一因と考えられる。(神奈川県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).4.〔高校生の傷害致死事件〕
 昭和40年7月3日、都内において高校1年生および2年生の3名が通行中の中学2年生の3人連れを「がんをつけた。」と因縁をつけて、付近の山林内に連れこみ「1対1でけんかをやろう。」と、手拳、足等で顔、胸、腹などを殴る蹴る等の暴行を加え被害者の中学2年生のうちの1名をすい臓破裂、脳内出血で死亡させ、他の2名にも負傷を与えたものである。高校生らの家庭環境をみると、N少年は父親のない久損家庭で傷害、怠学、喫煙により5回の補導歴があり、またS少年は親子3人暮しの豊かな生活であるが、家庭内に複雑な事情があり、銃刀所持その他怠学、喫煙等の補導歴が5回あって、性格的にも問題があった。(東京都) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。





昭和40年(1965).5.7〔36歳が連続通り魔猥褻殺人〕※参考
 愛知県名古屋市の路上で、無職(36)が中学生女子(14)にいきなりキスしようとして抵抗されたのでナイフで背中を刺して1ヶ月の重傷を負わせた。5.8、女の子(3)にいたずらしてから殺そうとナイフで性器を刺して1ヶ月の重傷を負わせ、その日に小学生女子(10)にいたずらしてからナイフで性器を刺して1ヶ月の重傷を負わせた。5.9に路上で女性事務員(18)にいきなりキスしようとして抵抗されたのでナイフで胸などをメッタ刺しにして殺害、6.4に逮捕された。神戸市で生まれ育ち、小学生のときに性交を覚えて、小学生女子に強制猥褻を繰り返し刑務所にも入っていた。


昭和40年(1965).5.12〔高1が父親刺殺〕
 岩手県柴波郡の自宅で、私立高校1年生(15)が父親(41)を刺殺した。学校での非行の犯人扱いされて東京の学校に転校したいと相談したが素っ気ない返事だったのでカッとしてナイフで胸を刺したもの。裕福な農家の3人兄弟の長男で甘やかされて育ち、父親は過干渉で、家出や飲酒喫煙を繰り返していた。


昭和40年(1965).5.13〔大学生ら盗んだ金で海外旅行〕
 東京都で大学生ら盗んだ金で海外旅行。


昭和40年(1965).5.21〔中3が小遣い足らぬと自殺〕
 愛知県津島市の農家の長男中3(15)が、自室で首つり自殺した。以前から修学旅行の小遣いを巡って母親と喧嘩。自殺当日も早朝からしつこくねだっていた。父親は農業の傍ら、教育費のために夜警員を勤めていた。


昭和40年(1965).5.21〔奥秩父の死のシゴキ、大学ワンゲル部〕
 山梨県で奥秩父の死のシゴキ、大学ワンゲル部。


昭和40年(1965).5.22〔停学中の中学生が母校で乱暴三昧〕
 福岡県京都郡の中学校で、体育の授業中に停学中の中学生(14)が教師を棍棒と出刃包丁で襲い10日間の怪我を負わせた。駆け付けた教師らに取り押さえられるが逃げ出し、その後警官に捕まった。この中学生は38年に同級生全員に殴る蹴るの暴行したことを理由に停学処分。それからは一度も授業に出席していなかったが、肉屋で働きながら連日のように学校に来ては暴れていた。


昭和40年(1965).5.22〔16才の高校生による強姦事件〕
 高校2年生の少年A(16才)は、平素から素行が悪く、昭和40年5月に無期停学処分を受けたものであるが、同年5月22日午後6時ごろ、牧草地の付近で山菜とりからの帰宅途上の少女2名(中学2年生と小学3年生の姉妹)を認めるや劣情を起こし、先ず妹を殴打して転倒させたあと、姉に襲いかかり、顔面を殴打するなどの暴行を加えて、強いて姦いんした。
 少年は、無期停学処分を受けてから、毎日の反省を記録するなど謹慎していたが、婦人雑誌や低俗な週刊誌を読んでいるうちに、性への興味を刺激され、遂に性犯罪を犯すに至ったものである。家庭は両親と弟との4人暮し。父は農協職員で、母は農業に従事する中流の、この付近では、極く普通の家庭であった。(福島県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).5.24〔高1、入学した高校になじめず狂言〕
 東京都で高1、入学した高校になじめず狂言。


昭和40年(1965).5.〔高校生3名による列車内等の恐喝事件〕
 高校2年生の少年3名は、不良高校生として顔見知りとなり交際を続けていたものであるが、勉強が嫌いなところから、通学をやめ、家出をして東京方面で就職しようと考え、それに必要な経費をうるため、昭和40年5月下旬に、通学途上の列車内や校内で同年輩の高校生35名から、約1万円の現金を喝取した。そして、その後登山用ナイフを携帯して、家出しようと駅周辺を歩いているところを、警察官に補導された。少年たちの家庭は、いずれも両親のいる中流の家庭であったが、学業を嫌っているのに、高校に進学させられたため、不良生徒となってついに非行化したものである。(山梨県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).5.〔強盗事件〕
 クリーニング店の住込店員をしている18才の少年が小遣銭欲しさから昭和40年6月19日の深夜、かねてより勝手を知っている女1人だけの家を狙い、手拭で覆面して侵入し、登山ナイフをつきつけて脅迫し、現金3,500円等を強奪した後、さらに隣家に侵入、就寝中の被害者を同様の手段で脅迫し、現金16,000円等を強奪した。少年の家庭は、父が数年前に家出したため母親が家政婦として働いており、兄弟は、みな工員として働いているが生活は苦しく、保護者の少年に対する関心も薄く、また少年自身も孤独、内攻型で、窃盗の非行歴をもっている。(長野県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).5.〔恐喝事件〕
 劇場の映画技師見習の少年(16才)が、切出しナイフを持って高校生10名に対し「金を出さぬと殺すぞ。」と脅迫し、現金や腕時計などをおどし取ったほか同種の6件の恐喝事件を犯していた。少年は通勤しており、その家庭は父母、兄弟姉妹の9人暮らしで、生活は普通であるが、保護者の少年に対する監護については全く関心が無く「子供のことは一切干渉しない。」と放言している状態である。少年は非行歴はないが浪費癖があり、給料約15,000円は保護者に渡さず全部パチンコや飲食費に消費しており、本件非行もパチンコ代欲しさからの犯行であった。(石川県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).6.9〔19歳工員が逆上してバットで撲殺〕
 東京都江戸川区管野球場で、2つのチームがバッティングの練習中、センター同士がぶつかり合ったことから喧嘩となり、相手チームの一員がバットを振り回したところ、製缶工(19)にあたり逆上。当てた相手に対してバットで頭部を殴りつけたところ、頭骨骨折で病院に運ばれるも翌朝死亡。この工員はまじめで補導歴もなかった。


昭和40年(1965).6.12〔中学生の強姦事件〕
 昭和40年6月12日、公立中学校の3年生が登校途中の女子高校生を「さわぐと殺すぞ。」と脅迫して山林に連行し、手拳で顔を数十回殴って抵抗を抑圧し、強いて姦淫した。この少年は、生来内攻的で反抗心が強く、しかも凶暴性のあるところから友人もなく、家出浮浪の癖があり、よく家庭の金品を持出しては三流映画館に入りびたり、あるいはエロ雑誌などを読みふけっていた。また少年の家庭は両親が共稼ぎであり、そのうえ父は酒乱で少年に対しては全く放任状態であった。(神奈川県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).6.13〔大学生パーティー大流行、税務署脱税と怒る〕
 東京都で大学生パーティー大流行、税務署脱税と怒る。


昭和40年(1965).6.16〔25歳が会社で叱られむしゃくしゃして幼女殺害〕※参考
 北海道勇払郡で、造材作業員(25)が小学校4年生の女の子(10)を殺害した。この日、会社をサボって社長に叱られたためむしゃくしゃして路上でたまたま見た女の子を山中に連れてゆき絞殺したもの。すぐに派出所に自首した。


昭和40年(1965).6.19〔高校生徒会、制服おしつけ反対決議〕
 福岡県で高校生徒会、制服おしつけ反対決議。


昭和40年(1965).6.21〔17歳が白昼繁華街で日本刀を振り回す〕
 東京都江東区の亀戸駅前で、無職(17)が日本刀を振り回して労務者3人を追いかけ回し、翌日逮捕。労務者の引き抜きトラブル。


昭和40年(1965).6.21〔放送番組向上委、低俗番組に子供出すなと要望〕
 東京都で放送番組向上委、低俗番組に子供出すなと要望。


昭和40年(1965).6.24〔小3がスーパーマンごっこで友人射殺〕
 岩手県下閉伊郡の自宅で、小学3年生(8)が友人の2年生(7)を猟銃で射殺した。テレビのマネをしてスーパーマンごっこをしており、「手を上げろ」と父親の猟銃を向けたが、2年生が「おれはスーパーマンだ。弾など絶対通らないので撃ってみろ」と云ったので3メートルの距離から胸を撃ち抜いたもの。父親は弾を抜いて子どもの手の届かない高さの梁に置いていたが、数日前に3年生の弟が弾を入れていた。


昭和40年(1965).6.〔強姦事件〕
 東京都内の少年工員(16才〜18才)3名が職場の成人からわい談を聞かされたり、エロ写真を見せられたことから刺激をうけ、エロ雑誌等を読みあさり異常な性的関心を持つようになった結果、通行中の女性をねらって背後から抱きついたり、しつようなわいせつ行為を続けていたが、これに飽き足らず昭和40年6月、工場の休みを利用し、長野県に旅行してキャンプを張った際、たまたまキャンプ付近を通りかかった登校途中の女子高校生を輪姦しようとし、また別に高原で行きあった女子大学生を襲って10日間の傷害を負わせたが、いづれも騒がれて目的を達することができなかった。(東京都) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。





昭和40年(1965).7.29〔18歳少年ライフル魔〕
 神奈川県高座郡で、東京都世田谷区の無職(18)が警官をライフル銃で射殺。奪ったピストルでもう1人の警官に重傷を負わせてから、車を何台もハイジャックして、渋谷の銃砲店で店員3名を人質に130発を乱射し夕方逮捕。山手線もストップ。15人が重軽傷。
 中流家庭で、両親は職をやめてぶらぶらしても何も言わず甘やかしていた。2審で無期から自ら望んだ死刑となり、昭和44年最高裁で確定。
※少年ライフル魔事件の詳細


昭和40年(1965).7.31〔高校生が自衛隊合宿で銃の取扱い訓練を受ける〕
 大分県で高校生が自衛隊合宿で銃の取扱い訓練を受ける。


昭和40年(1965).7.〔高校生を中心とする自動車を利用した窃盗集団〕
 娯楽に恵まれない山間へき地の農村に居住する高校生数名が昭和39年4月ごろから、単独で野荒し、万引などの非行をくり返し、その成功を相互に自慢しあっていたが、これにあきたらず盗みのスリルを求めて、昭和40年7月、夏休みを契機に、地元の有職少年2名、高校生30名、中学生13名をグループに加え、次第に集団化し、単独または数名で自動車、バイクなどを盗み、これを利用して昭和40年9月ごろまでの間に、居住地を中心に4町村におよぶ広範な地域を手当り次第に荒し回り、自動車盗、バイク盗、忍び込み、万引、学校荒し、車上ねらいなど合計167件、159万8,584円相当におよぶ犯行を続けていた。
 少年らの居住しているところは、盛り場も犯罪もない平和な山村地帯で一般的に純朴であるが、この地方では古くから野荒しの慣習があって、少年らも平然とまねていた。たまたま2名の少年が自宅に写真用の暗室をつくり、一般の注文を受けていたが、夏休みを契機として両名宅がたまり場となり、次第に非行グループが形成されたものである。(福島県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).7.〔数府県にまたがり、自動車を利用して盗みまわっていた窃盗架団〕
 少年ら10名(15〜19才)は、単独または数人共謀のうえ、昭和39年11月24日ごろから昭和40年7月24日までの間に、5府県下にわたって自動車を利用して窃盗41件(被害額125万9,000円相当)を行ない、得た金員はいずれも遊興費、飲食費等に費消していた。  少年らは、同一中学校の出身者であり、中学校在学当時から非行性の強かった2少年らが中心となって地域的に結びついたものである。家庭は、2少年を除いてはいずれも中流以上の生活を営み、家庭的に恵まれていたが、保護者の少年に対する関心が薄く、放任的であったことから、外での楽しみを求めるようになった。このグループは、最初、ドライブグループとして形成されたのであるが、次第に集団心理にかきたてられて、怠業、無断外泊、県外観光地へのドライブ等無軌道な遊興を続けるうちに、遊興費ほしさから非行を犯すようにたったものである。(愛知県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).7.〔少年、児童をミストルコとして雇入れ、売春や、いかがわしいサービスをさせていた事件〕
 東京都葛飾区でトルコ風呂を経営している元暴力団幹部が昭和38年4月ごろから昭和40年7月ごろまでの間、家出等をしていた50名の児童、少年(児童18名)をミストルコとして雇入れ、午後2時ごろから午前2時ごろまで営業所に待機させ、外出を制限したり、遅刻者、欠勤者には罰金の名目で金銭を科するなどして、入浴客を相手に売春や、いかがわしいサービサービスをさせていた。 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).8.11〔“つり堀”ブーム、小・中・高校生大量補導〕
 東京都で“つり堀”ブーム、小・中・高校生大量補導。


昭和40年(1965).8.12〔金目当てに女子大生殺す〕
 東京都で金目当てに女子大生殺す。


昭和40年(1965).8.14〔セキ止め注射液打ち遊びでフラフラ、少年逮捕〕
 千葉県でセキ止め注射液打ち遊びでフラフラ、少年逮捕。


昭和40年(1965).8.15〔女子中学生による暴行脅迫事件〕
 少女ら4名(中学3年生14才3名、15才1名)は昭和40年8月15日同窓会の打合せのとき、被害者(同じ中学校の生徒で15才の少女)が「あの人たちは4人いないとけんかしきらん。」といったことを根に持ち、8月21日午前10時ごろ、通行中の被害者を呼びとめて「悪口をいった。」と因縁をつけて、同女の顔面ならびに腹部をなぐるけるの暴行を加え、さらに出刃包丁をつきつけて、「殺すぐらいわけないよ。」と脅迫した。少女らは窃盗グループで26回にわたり万引をしていたことも判明した。
 少女らの家庭はいずれも中流以下で、監護についての関心は薄かった。4各のうち2名は窃盗の非行歴があり、少女らの家が商店街に近いこどから、学校帰りに商店街を遊び歩くうちに万引きをするようになり、しだいに非行グループ化し、学校でも女子生徒間のボス的存在となっていた。(福岡県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).8.20〔高校生11名による輪姦事件〕
 16才6名、17才4名、15才1名からなる高校生11名(ただし、うち1名は落第のため中学3年生)は、バイク乗りの遊びを中心に形成された地域の集団であるが、その中には、度重なる怠学、非行から落第した少年、通学列車の中で女子高校生にいたずらをして無期停学処分(約1ヵ月で解除)を受けた経験のある少年2名などが含まれており、昭和40年8月20日、17才の少女を近くの川の堤防で押し倒して輪姦をしたほか、同じ日に、同女をさらに2回にわたり輪姦した。
 これらの少年たちはいずれも農村少年であるが、男の子を家にとどめて家を継がしたいという親の気持が、子どもに対する甘さとなってあらわれ、免許も持たない子どもにバイクを買い与えるなど、保護者の放任が認められれる。(宮城県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).8.25〔19歳がキセルを咎められ駅員を刺殺〕
 千葉県船橋市の京成電鉄船橋駅で、無職少年(19)がキセルを咎められホームの柵を乗り越えて逃げ、駅員2人が追いかけて取り押さえる際に格闘となり、果物ナイフで駅員1人の腹を刺さて殺害した。


昭和40年(1965).8.25〔アパートを根城にした恐喝非行集団〕
 少年ら7名(15〜18才)はアパ一トの一室を借り受け、不純異性交遊にふけるなど不良行為を続けるうち、家賃、飲食代等に窮したところから集団で金員喝取を企て、昭和40年8月25日午後5時ごろ、I駅でA少年(17才)の帰宅途中をとらえて「金を貸せ。」と申し向けて駅便所裏につれこみ、「金がない。」とことわられると「腕時計をみせろ。」と同人の時計をはずして喝取し、これを入質したほか恐喝等10件を行ない、遊興費にあてていた。
 少年のうち6名は無職、1名は高校生であったが、グループでアパートを借り、集団で居住し、非行をくりかえしていた。高校中退者が3名おり、いずれも怠惰的性格で仕事についても長つづきせず、また恐喝の非行歴のあるものが2名あった。家庭は普通の生活をしているものが大半であったが、監護についての関心は十分でなかった。(茨城県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).8.27〔19歳予備校生が方言を注意した兄の婚約者を殺す〕
 東京都練馬区で、予備校生(19)が方言(栃木弁)を注意した兄の婚約者を電気ガマのコードで絞め殺した。数日前から病気で入院中の兄の指示で、練馬区のアパートに住む兄の婚約者を訪ねていたところだった。これまでも度々注意を受けていて、かっとなり犯行に及んだ。芝浦工大の受験に失敗し、予備校に通っていた。


昭和40年(1965).8.〔17才の少女を雇入れ、ストリップ劇場、温泉旅館などのヌードショウに出演させていた事犯〕
 群馬県下の温泉地のストリップ劇場経営者が17才の少女2名を甘言をもって雇入れ、昭和40年2月から同年8月までの劇場内に住込ませ、午後7時ごろから午後11時30分ごろまで劇場や温泉旅館に派出して全裸のショウをさせていた。 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).8.〔ゲイ、バーで児童をゲイ・ボーイとして雇入れ、飲食客を相手に変態的た行為をさせていた事件〕
 大阪市西成区の或るゲイバー経営者は、昭和39年5月ごろから昭和40年8月までの問、16、7才の家出少年等7名を雇入れて、深夜まで飲食客の接待をさせ、また酒客を相手に営業所や付近の旅館などで変態的ないかがわしい行為をさせて暴利をあげていた。 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。





昭和40年(1965).9.1〔17歳女子がクビを恨んで刺傷〕
 東京都千代田区の大蔵省食堂で、女子(17)が食堂支配人(31)を出刃包丁で刺して1ヶ月の重傷を負わせて逃走、地下鉄上野駅で女性(19)の化粧品箱をひったくりしようとして逮捕された。千葉県船橋市に住んでおり、1週間前にこの食堂のウェイトレスになったが、同僚の金を盗って8.29にクビになっていた。昼休みのため大蔵省職員で一杯のなかの事件。


昭和40年(1965).9.2〔17歳ら3人組がアベックの女性を連れまわす〕
 長野県伊那郡の路上で深夜、兵庫県尼崎市の無職(23)、長崎県飯田市の大工見習い(19)、同県伊那郡の無職少年(17)の3人組が、乗用車にいたアベックを襲い、女性だけを監禁して連れ回していたが、9.3朝に国鉄上諏訪駅で逮捕された。金が目的で、女性の恋人をゆすって身代金をせしめる計画も立てていた。少年一人は脅し未遂で指名手配をされており、もう一人も強盗容疑で捕まり保護観察処分中だった。


昭和40年(1965).9.6〔中3が酔って校内で教師を殴る〕
 埼玉県北足立郡の中学3年生(15)が学校をサボってビールを飲み、その後酔ったまま登校して教員に乱暴し、警察に捕まった。この中3生は両親が共に働きに出ている“かぎっ子"で、遅刻、早退が多く、女友達と遊び歩いたりして、3度補導されていた。


昭和40年(1965).9.6〔都会にあこがれた女子中学生、甘言で毒牙にねらわる。〕
 ただ何んとなく、花やかな都会にあこがれた女子中学生K子(14才)は、ちょっとでも街のムードにひたりたいと、島根県下の両親のもとを飛び出し、昭和40年9月6日午後9時頃、あてもなく着いた岡山駅構内を徘徊中、見知らぬ無職少年(19才)ら3名の男に、お茶を飲もうと、喫茶店に誘われ、ジュースを飲んだあと、さらに誘われるまま深夜に至るまで街を徘徊したあげく、人通りの少ない物蔭に連れこまれ、3人の男から交互に暴行を受けた。 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).9.9〔児童殺人、死体遺棄事件〕
 大工見習の少年(16才)は、昭和40年9月9日午後1時30分ころ、顔児知りの小学校5年生の児童(10才)から金銭を喝取しようと、甘言を用いて人通りのない神社裏に連れ込み、金銭を持参するよう要求したが、断られたため手拳、棒等で強打して失神状態におとし入れ、3メートル崖下の同神杜奥本殿土台石に突き落して殺害し、さらに神社拝殿床下に引きずりこみ、柱に藁縄、ロープ等でしばって隠匿遺棄した。
 本人は3男として出生後、両観に養育され、中学卒業後父のもとで大工見習として働いていたものであるが、小学校3年生ごろから小学校5年生までの間、左足の疾患のため殆んど通学せず、知能程度も低かった。中学3年当時、友人とともに窃盗を行ない、保護観察中であった。性格的には怠惰で、仕事が嫌になると無断で家を飛び出して窃盗、詐欺を行ない、また野宿して、何日も帰らない等放浪癖を有し、一見無口で小心者のように見えるが、友人と口論等すると「殺してやる」と怒号するなど、激情的な面もあり、罪悪意識も低かった。(石川県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).9.11〔有職少年3名による強姦事件〕
 大分県の田舎で大工見習をしている少年3名(18才2名、17才1名)は昭和40年9月11日午前1時30分ごろ、バーのホステス(23才)の家に至り、同ホステスの父親(盲目)のいる前で、同女を押えつけ姦いんしようとしたが、父親が再三大声でどなるので、約200メートル離れた土建業者の事務所まで同女を無理矢理連れ出し、3名が交互に姦いんし、その際、全治3日問の傷害を与えた。
 少年らのうちAおよびB(ともに18才)の2少年は同年7月上旬ごろにも17才の女性を屋外で強姦していたが、被害者が警察に届出ないのに味をしめて、C少年を誘って、再び同種犯罪を重ねたものである。少年たちの供述によれば、低俗な映画や出版物から強い刺激をうけ、平素からわい談をしたり、強姦のチャンスを狙うなど、性への異常な関心を示していたようであった。なおA、B両少年には両親健在であるがC少年は母子家庭であり、経済的にはいずれも中流であった。ただし、保護者の監護態度は放任的であった。(大分県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).9.16〔17歳が71件の性犯罪〕
 東京都北区で、無職少年(17)が幼女や女子中高生を標的に強姦9件、強姦未遂11件、強制猥褻51件、計71件の犯行を重ねて少年鑑別所に送られた。理髪店の4人兄弟の末っ子で中学を卒業してからぶらぶらしていた。上記の犯行は過去1年間のものだが、中1から5年間も犯行を犯していたので実際はさらに多いと思われる。被害届は9件だけだった。
 少年はまったく罪の意識がなく、「少年院から出たらまたやるさ」と言っている。


昭和40年(1965).9.〔17歳が母親祖母と協力して酒乱の義父殺害〕
 新潟県の農家で、長男(17)が母親(43)や祖母と3人で義父(30)を殺害した。実父は昭和26年に病死、父の弟と再婚したが、酒乱で家族にたびたび暴力を振るい、この日もノミを振り回して暴れたため帯で絞殺したもの。中卒後は農業に従事していた。


昭和40年(1965).10.5〔モデルカー・レーシングに凝り相次ぐ非行〕
 おもちゃのモデルカー・レーシングが原因で非行が相次いでいる。
 東京都大田区の小5生(11)は4回にわたり、近くのアパートに忍び込んで計3万円を
盗んだ。同区の中3生(14)は、スーパーマーケット買物客から1万円を掏り取り、練馬区の中2生6人は、モデルカー30台を盗んで友人に売るなどして捕まった。


昭和40年(1965).10.20〔18歳上京少年3人が居候の殺害図る〕
 東京都台東区のアパートで少年工員3人(いずれも18)が、無断で転がり込んで住み始めていた労務者の居候(18)の頭をバットで殴り、腹を3ヶ所刺して3ヶ月の重傷を負わせ、殺人未遂の現行犯で逮捕された。4人は日光市の中学同窓生で、殺害を図った3人は順調に共同生活を送っていたが、横柄な居候が来てからは生活が乱れてしまったため、殺害を計画。「殺してからどうなるかまでは考えてなかった」と自供。


昭和40年(1965).10.22〔高2が授業中にいじめ復讐刺殺〕
 茨城県行方郡の県立定時制高校で、高校2年生(17)が授業中に高校3年生(18)を刺殺し、逮捕された。2年生の教室に3年生が入り込み口論となり、かっとなって刃渡り20センチの小刀で刺したもの。2年生は日ごろからこの3年生にいじめられていた。


昭和40年(1965).10.24〔中2がレイプしようとして主婦を殺害〕
 大阪府吹田市の自宅で、中学2年生(14)が近所の主婦(40)を殺害、死体を勉強部屋の押入れに隠したが、翌日逮捕された。
「小学1,2年のころは成績も良かったのに上級生になって異性に対する興味から勉強も手につかなくなった。主婦がやって来たのでいたずらしようと勉強部屋に誘い込んだが抵抗されたために首を絞めて殺した。遺体を全裸にしていたずらした」と自供。ポケットから「完全犯罪の計画書」というメモが見つかり、乱暴や殺害の方法、死体をバラバラに切断してコンクリート詰めにして川に捨てることや捕まったあとのことまで30項目に渡り細かく書かれていた。推理小説にヒントを得て、10日前に道徳の授業中にまとめたという。一人っ子で成績は中くらい、明るく評判のいい生徒だった。


昭和40年(1965).10.〔ガイドクラブで16,7才の少女をガイド嬢として住込みで働かせていた事件〕
 愛知県豊橋市内でガイドクラブを経営している暴力団員が16、7才の少女4名を甘言をもって住込みのガイド嬢として雇入れ、昭和40年6月から同年10月までの間、昼夜の別なく客の求めに応じて料理店、旅館等に派出させ、酒席の接待や、いかがわしい行為をさせていた。 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。





昭和40年(1965).11.1〔中3が教師を刺し人質取って逃走〕
 神奈川県平塚市の中学校で3年生(15)が刃渡り50センチの旧陸軍の銃剣を持って登校してきた。担任教師が警察に連絡しているあいだに中3生は校長を刺し、2年生の女生徒を「いま先生を4人刺した。俺と一緒に来い」と4キロ離れた行楽地の湘南平の頂上に連れ出した。そこにハイキングに来ていた会社員の女性(16)2人にも同行するように強要、追ってきた教師も「近づくと女を刺すぞ」と言われたため手出しできなかった。山の麓で主婦3人を脅し、会社重役宅に侵入して「逃走資金をよこせ」と脅して1750円を奪った。会社員の女性1人だけを連れてトラック運転手を脅して逃走したが、踏切で停車中に追ってきたパトカーに捕まった。
 「自分をやっかいものにした先生たちを刺し殺そうと計画的にやった」と自供。銃剣は昨年古物商でアルバイトしたさいに盗んで持ち帰ったもの。少年鑑別所に入れられたが父親の希望で在宅の観察処分となり、翌年1.18箱根の旅館で客の夫婦を脅して4万8千円を強奪する事件を起こしている。


昭和40年(1965).11.11〔大学生スカート切りで逮捕〕
 東京都で大学生スカート切りで逮捕。


昭和40年(1965).11.11〔小学校教師4人が列車内で賭博〕※参考
 岡山県を走行中の準急鷲羽5号車内で、大阪府四條畷市の小学校教師(54,31,24,24)4人がオイチョカブ賭博をして現行犯逮捕された。岡山市で開催される放送教育研究全国大会に出席する予定だった。


昭和40年(1965).11.14〔進学勉強のために借りたアパートをたまり場として強割わいせつ行為をしていた非行集団〕
 少年ら9名は、女の子を誘惑して性行為をしようと企て、昭和40年11月14日午後4時ごろ、A、B両少年がかねてA少年と文通したことのある女子中学生C、D(15才)を甘言をもってアパートに連れこみ、A少年が被害者と他の少年に対し「誕生日のプレゼントするから目をつぶれ」といつわって目をつぶらせて抱きついて押し倒し、キッスをしたり乳房等をもてあそぶなどのわいせつ行為をした後、B少年と交替し、さらにそこにいた全員が同女にとびつき、下半身を裸にさせ、共同して乳房等をもてあそび強制わいせつ行為をした。
 少年らは、グループのひとりが高校進学の勉強のため借りたアパートで、飲酒喫煙したり、成人向映画を見てきてはわい談をしていたが、これにあきたらず実行してみようということになり、本件を敢行したものである。(新潟県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965).11.16〔中高生9人を含む23人の窃盗団〕
 東京都石神井署は、250万円余りの空き巣を働いていた、中高生9人を含む14〜18歳の少年23人の窃盗団を捕まえた。首領格の高3生(18)は、都立高校へ5番という好成績で入学したが、池袋の喫茶店で不良グループと知り合うようになってから学校をサボり、家出。アパートを借り、毎月10万円を使って愛人と一緒に暮らしていた。父親は会社社長。仲間の半数以上は中流家庭の子弟だった。


昭和40年(1965).11.21〔高3がカネとり簿記検定替玉受験10数回〕
 広島県で高3がカネとり簿記検定替玉受験10数回。


昭和40年(1965).11.25〔女高生略取誘拐事件、3ヶ月中年男性と生活〕※参考
 東京都豊島区の路上で、女高生略取誘拐事件、3ヶ月中年男性と生活。


昭和40年(1965).12.6〔高2が試験問題を盗む〕
 大阪府豊中市で午前3時ごろ、警官が無灯火のオートバイに乗った少年二人に職務質問をしたところ、少年のポケットに私立高校の試験問題用紙があり、学校から盗んできたことを自供。二人は同校の2年生(共に17)で、1人は学年一番の秀才。しかし、二学期は身体の不調などから思うように勉強できず、期末試験を控えて思い余って盗んだもの。中小企業の社長の一人息子で、共犯の同級生も恵まれた家庭の末っ子で、成績も上位だった。


昭和40年(1965).12.5〔20歳が小学生殺し埋める〕※参考
 千葉県千葉市の民家で深夜、店員(20)が盗みのために侵入、小学3年生(8)が目を覚ましたため絞殺、何も盗らずに逃走、死体をおぶって2時間歩き回ってから空き地に埋めた。
 12.8に神奈川県小田原市で、下校中の中学1年生(12)に「詩を書いて欲しい」と近づき家を確かめてから深夜に窃盗に入り、中1生が目を覚ましたためコードで首を絞めて1ヶ月の重傷を負わせて逃走、殺したと思い込み様子を見るために12.9に中学校の前でうろうろしているところを逮捕、12.11に先の殺人を自供、謎の行方不明事件として大規模な捜索が行われていた小3生の死体が1週間ぶりに発見された。
 昨年12月に窃盗で少年院に入り、11.30に出たばかりだった。逮捕時には盗んだ中1生の写真を持っていた。


昭和40年(1965).12.12〔42歳が幼女レイプ殺人〕※参考
 大阪府枚方市の塗装業宅で、雇い人(42)が主人の小学2年生の長女(7)にいたずらしようとしたが叫び声を上げたため刺身庖丁で殺害、死体を5百メートル離れた小屋に隠した。翌日逮捕。なついていた女の子が自宅の隣の雇い人部屋へ遊びにきたもの。精神病院に10年間入院しており、半年前に退院していた。


昭和40年(1965)..〔思慕する女性の寝姿をみようと侵入して傷害を与えた事案〕
 山間の平和な町で、一見問題性がないと思われるA県立高校生(17才)が平素から思慕する女性(24才)の寝姿を見ようと、深夜女の自宅に侵入したが、家人に発見されたため自制心を失ない、所携の出刃包丁をもって、同女および両親の3人に対して切りつけ、それぞれ頭部、顔、腕、背中などに全治20日から1ヶ月問の刺切創の重傷を与えた。
 少年の家庭は実父母と妹の4人暮しで生活は中流である。性格は明朗で素直であったようであるが、少年が10才のとき幼い妹を子守中に過って落し、それが原因で死亡したこと、また次の妹の手足を熱湯で火傷させるなどの過失事故を起し、母から「お前も一緒に殺してやる。」など厳しく叱られたことがあった。鑑別の結果によると家族との情緒的結びつきの必要性がとりあげられている。知能指数は110であるがものの考え方がかなり独断的で独りよがりなところがあった。中学2年ごろから自慰行為を覚え、学業成績も低下していた。(兵庫県) 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965)〔トルコぶろに捜査の手〕
 売春や青少年犯罪の温床となっているトルコぶろを、警視庁少年二課が児童福祉法と、職安法を立てに捜査に着手したのはこの年の2月。個室で売春が行われても立証が困難との理由でなかば放置されていた。同課を驚かせたのは、今まで知られなかったミス・トルコが業者から強制、搾取される被害の実態だった。ミス・トルコの収入は、利用者の入浴料700円とサービス料300円の計1000円のうち、300円だけ。1日5人の客を扱え1500円の収入がある勘定だが、業者はそうじ代1日100円、客1人のタオル代100円を取り上げる。
 5人の客だと650円が消えてしまう。熱気のなかの12時間労働とあって、健康を維持する食事代が1日2〜300円、帰宅のタクシー代を含めると、1500円の収入は差し引き2、300円。これではアパート代もでないという。悪徳業者は月40人以上の“指名客"をとるノルマを課す。これを果たせないと一方的な解雇となるのだが、やめることができない。というのは、バックにヒモがいてそれを許さないからだ。
 こんどの調査で被害者のミス・トルコの2000余人のうち1500人までが、チンピラのヒモがとりついていた。ミス・トルコの一人、Y子(16)は千葉県の中学を卒業、家事を手伝っていたが、昨年11月に家出。市川市のトルコぶろに勤めるうち同僚を通じて自称N大2年生A(19)と知り合い、この3月Aの指示で都内のトルコに移った。個室で客から乱暴されそうになって逃げ出したところ支配人からおこられ、いや気がさして欠勤するとAがタバコの火を押しつける制裁。恐ろしさのあまり逃げ出すこともできず、過剰サービスに手を染めたという。内幕は女工哀史さながら。
 一方、警察庁は8、9月に全国一斉のトルコぶろ取締りを行ない、その結果646人の少女が働き、565人がいかがわしい行為をしていたことがわかった。二十歳未満の少女たちは、家出や集団就職組が目についた。警察庁の調べでは、全国のトルコぶろ数は544店で、東京の184店をはじめ兵庫、愛知、神奈川などに多い。
(青少年非行・犯罪史資料2巻 刊々堂出版社 401P)


昭和40年(1965).2.23〔礼儀にかける現代っ子―父母の評価〕
 子供の道徳教育について、東京都杉並区内の小学校の父母2187人と、先生862人を対象に済美教育研究所がアンケート調査。
▽学校で特に指導してもらいたいこと、指導が必要なもの
 〔父兄の回答〕「自分のことは自分でする自立心」617人、「健康安全」573人、以下「明朗快活」「付和雷同しない自主性」「礼儀作法」「不撓不屈」「整理整頓」の順、最も少なかったのは「愛校心」。
 〔先生の回答〕「自主性」「勤労」「自由と責任」「不撓不屈」「健康安全」「整理整頓」「公共心公徳心」「規則の尊重」「礼儀作法」「創意工夫」の順。最低は「家族愛」ついで「愛校心」「愛国心」。
▽いまの子供にかけているもの
 〔父母〕「礼儀作法」次いで「不撓不屈」「勤労」「公共心公徳心」「思慮反省」「愛国心」の順。
▽身についていると思うもの
 〔父母〕トップが「合理的精神」次いで「明朗快活」「生物愛護」「自主性」「創意工夫」「規則の尊重」「信頼友情」の順。
(毎日新聞 2月23日)


昭和40年(1965).6.11〔登校拒否児、全国的にふえる傾向〕
 “登校拒否児"とか“学校無口"などと呼ばれる子どもが、ここ5、6年前から全国的にふえている。対人関係障害で、集団から離れていれば情緒的に安定する一種の神経症。家にいると勉強もするし、テレビも見るが、学校に行くことを徹底して嫌う。家庭にいる時でも「どうして学校に行かないの」と学校の話を持ち出すと、発熱やジンマシンをおこす子さえいる。原因はその子の性格的なもの、歪んだ家庭環境などが入りまじった場合が多い。
 文部省の調べでは小学生1047万人のうち5万4千人、中学生696万人のうち6万5千人の長欠児の約半数は学校ぎらいの登校拒否児ではないか、という。
 千葉県市川市にこの4月から、全国ではじめての登校拒否児専門のベッドスクール(病院学校)が誕生、近くの小・中学校の一クラスとして病院内で加療しながら勉強している。
(朝日新聞 6月11日夕刊)


昭和40年(1965)〔「成人向け映画」に高・中学生の入場5%〕
 「成人向け映画」が最近ふえ、しかも18歳未満の青少年を平気で入場させている映画館が多く、警察庁はいかがわしいポスターの自粛とともに映画館に注意を促す。
 警察庁の調べだと、映倫の成人向け指定映画は一昨年62本だったが、昨年は120本と倍増。また青少年保護育成条例のある27都道府県が指定した有害映画は、一昨年延べ765件、昨年は1672件。同庁では未成年者入場の実態を調べるため、わいせつ映画として警視庁が検挙した「黒い雪」を上映している映画館のうち、東京、京都、大阪、兵庫、神奈川、愛知の6都府県の22館を調べたところ、入場者1万500人のうち、明らかに高・中学生と思われるものが545人(5.2%)もまじり、なかには15%もの高・中学生が入場していたところもあった。
(青少年非行・犯罪史資料2巻 刊々堂出版社 400P)


昭和40年(1965)..〔家出少女等6名をストリッパーとして出演させていた事犯〕
 宮城県下で芸能社を経営している社長がストリッパー不足から暴力団と通じ、暴力団から紹介された家出少女ら6名をストリッパーに仕立てて、関東、東北に所在する18か所のストリップ劇場に出演させていた。 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。


昭和40年(1965)〔無免許運転で事故を起した者の比率〕
少年の事故者数無免許者数構成比成人の事故者数無免許者数構成比
昭和37年63,4019,27714.6%380,73317,2784.5%
昭和38年65,93211,40417.3%430,72119,6794.6%
昭和39年70,34813,11918.7%453,19222,1444.9%
 警察庁「昭和40年の犯罪」引用。



※タイトルと本文が同じ短いデータはすべて「〔年表〕子どもの事件 1945-1989」山本健治 柘植書房より引用したもの。※



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戦時に起こった史上最悪の少年犯罪<浜松九人連続殺人事件>。
解決した名刑事が戦後に犯す<二俣事件>など冤罪の数々。
事件に挑戦する日本初のプロファイラー。
内務省と司法省の暗躍がいま初めて暴かれる!
世界のすべてと人の心、さらには昭和史の裏面をも抉るミステリ・ノンフィクション!
※宮崎哲弥氏が本書について熱く語っています。ぜひ、こちらでお聴きください。





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なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?戦前の道徳崩壊の凄まじさが膨大な実証データによって明らかにされる。
学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに妄想の教育論、でたらめな日本論を語っていた!

『戦前の少年犯罪』 目次
1.戦前は小学生が人を殺す時代
2.戦前は脳の壊れた異常犯罪の時代
3.戦前は親殺しの時代
4.戦前は老人殺しの時代
5.戦前は主殺しの時代
6.戦前はいじめの時代
7.戦前は桃色交遊の時代
8.戦前は幼女レイプ殺人事件の時代
 9.戦前は体罰禁止の時代
10.戦前は教師を殴る時代
11.戦前はニートの時代
12.戦前は女学生最強の時代
13.戦前はキレやすい少年の時代
14.戦前は心中ブームの時代
15.戦前は教師が犯罪を重ねる時代
16.戦前は旧制高校生という史上最低の若者たちの時代




少年犯罪データベース

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主要参考文献

〔年表〕子どもの事件 1945-1989

戦前の少年犯罪

戦後死刑囚列伝

新聞集成昭和史の証言

新聞集成昭和編年史

日本の精神鑑定

日本長期統計総覧

年表 昭和の事件・事故史

昭和史全記録 1926〜1989

値段史年表 明治・大正・昭和

事件・犯罪大事典 明治・大正・昭和

20世紀にっぽん殺人事典

青少年非行・犯罪史資料1-3

教育事件・論争史資料

朝日新聞縮刷版

読売新聞縮刷版

毎日新聞縮刷版

警察白書

犯罪白書






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少年犯罪データベースが参考文献として掲載されています。



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